影に対して: 母をめぐる物語 単行本 – 2020/10/29
遠藤 周作 (著)
5つ星のうち4.4 147個の評価
NHK ETV特集「遠藤周作 封印された原稿」で話題!
あなたは砂浜を歩くのか、アスファルトの道を歩くのか?
アスファルトの道は安全だけれど、振り返っても足跡が残っていない。砂浜は歩きにくいけれど足跡が残る。
そんな母の言葉がよみがえる……。
あの時、私は、本当に母を棄てたのだろうか……。
新発見小説は遠藤文学の鍵となる傑作だった! 「人生」を燃焼させようとする烈しい母、「生活」を大事にする父。二人が離婚した時、幼い息子が強いられた選択は、やがて――。2020年に発見された未発表の中篇小説「影に対して」をはじめ、母を描いた名作を集成。
『沈黙』や『深い河』の登場人物が結局キリストを棄てられなかったように、母と別れることは誰にもできはしない――。
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249ページ
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2020/10/29
寸法
白い人・黄色い人海と毒薬留学母なるもの彼の生きかた砂の城
【新潮文庫】遠藤周作 作品 ナチ拷問に焦点をあて、存在の根源に神を求める意志の必然性を探る「白い人」、神をもたない日本人の精神的悲惨を追う「黄色い人」。〈芥川賞〉 何が彼らをこのような残虐行為に駆りたてたのか?終戦時の大学病院の生体解剖事件を小説化し、日本人の罪悪感を追求した問題作。〈毎日出版文化賞・新潮社文学賞〉 時代を異にして留学した三人の学生が、ヨーロッパ文明の壁に挑みながらも精神的風土の絶対的相違によって挫折してゆく姿を描く。 やさしく許す”母なるもの”を宗教の中に求める日本人の精神の志向と、作者自身の母性への憧憬とを重ねあわせてつづった作品集。 吃るため人とうまく接することが出来ず、人間よりも動物を愛し、日本猿の餌づけに一身を捧げる男の純朴でひたむきな生き方を描く。 過激派集団に入った西も、詐欺漢に身を捧げたトシも真実を求めて生きようとしたのだ。ひたむきに生きた若者たちの青春群像を描く。
悲しみの歌沈黙イエスの生涯キリストの誕生死海のほとり王国への道―山田長政―
戦犯の過去を持つ開業医、無類のお人好しの外人……大都会新宿で輪舞のようにからみ合う人々を通し人間の弱さと悲しみを見つめる。 殉教を遂げるキリシタン信徒と棄教を迫られるポルトガル司祭。神の存在、背教の心理、東洋と西洋の思想的断絶等を追求した問題作。〈谷崎潤一郎賞〉 青年大工イエスはなぜ十字架上で殺されなければならなかったのか──。あらゆる「イエス伝」をふまえて、その〈生〉の真実を刻む。〈国際ダグ・ハマーショルド賞〉 十字架上で無力に死んだイエスは死後”救い主”と呼ばれ始める……。残された人々の心の痕跡を探り、人間の魂の深奥のドラマを描く。〈読売文学賞〉 信仰につまずき、キリストを棄てようとした男──彼は真実のイエスを求め、死海のほとりにその足跡を追う。愛と信仰の原点を探る。 シャム(タイ)の古都で暗躍した山田長政と、切支丹の冒険家・ペドロ岐部――二人の生き方を通して、日本人とは何かを探る長編。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
完成しながらも発表されず、手許に残された「影に対して」。「理由が何であれ、母を裏切り見棄てた事実には変りはない」しかし『沈黙』『深い河』などの登場人物が、ついにキリストを棄てられなかったように、真に母を棄て、母と別れられる者などいない―。かつて暮した街を訪ね(「六日間の旅行」「初恋」)、破戒した神父を思い(「影法師」)、かくれキリシタンの里を歩きながら、(「母なるもの」)、失われた“母”と還るべき場所を求め、長い歳月をかけて執筆されて全七篇。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
遠藤/周作
1923‐1996(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
出版社 : 新潮社 (2020/10/29)
発売日 : 2020/10/29
言語 : 日本語
単行本 : 249ページ
ISBN-10 : 4103035242
ISBN-13 : 978-4103035244
寸法 : 13.7 x 2.3 x 19.7 cmAmazon 売れ筋ランキング: - 188,949位本 (本の売れ筋ランキングを見る)- 5,695位日本文学カスタマーレビュー:
5つ星のうち4.4 147個の評価
遠藤 周作
(1923-1996)東京生れ。
幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
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遠藤周作 母親 発表 作者 信仰 発見 離婚
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
アマゾン派
5つ星のうち4.0 久しぶりに読んだ文学作品2022年3月21日に日本でレビュー済み
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面白かったです。遠藤周作作品は青春時代に読んで好きになり、没後発見された作品であるとの評判からも読んでみたくなり購入しました。
書かずにはいられなかったと思われる内容に、しばし心を奪われました。
もっと読みたかったので星4です。
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gaki15
5つ星のうち2.0 「テクスト」として自立している作品か。2022年9月29日に日本でレビュー済み
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「影に対して-母をめぐる物語」と他六編の短編集。著者=遠藤周作の略歴を
みると、戦前に家族で中国、大連に父親の転勤のために移り住むが、父親に親し
い女性ができ、家庭的には緊張した暗い時代を過ごした。おそらくこれが原因で、
両親は離婚、その後遠藤周作は母と共に暮らし、大学入学直前に母との生活が経
済的に厳しいことから、父と同居している。
「影に対して」では、この家族関係をもとに創作されている。遠藤周作の「私
小説」とも言うべきものだろうか。何か人生に崇高な目的を求める母と、あまり
にも常識的過ぎで臆病な父。この二人の人生への向き合い方を対比しながら、母
への恋慕の情を綴っている。
全体を支配するどうにも陰鬱ともいうべき暗いトーン。母への愛情もまっすぐ
ではなく、散りばめられた挿話に示されるように、いささか「歪んで」いる。著
者の作風の根底にある(と私は思っている)、人間の持つ「原罪」的な倫理的罪
を犯した人間の葛藤は逆にやや薄く描写されてしまっている。
「白い人・黄色い人」、「海と毒薬」、「沈黙」にあるようなまことにキリスト教
的な罪、罪を犯した人間の絶望、そしてかすかな救済のメロディ。これらの作品
とどうしても比較してしまう。心がぎゅっと締め付けられるようなこともなく、
ただ作品の持つ雰囲気だけが残った。
「雑種の犬」は「影に対して」の挿話的作品。どこといって特徴がない。
「六日間の旅行」は、他人の家族関係を覗き見している感があり、読んでいて
も落ち着かないほど、(本当か創作か知らないが)母親の私生活を描いている。
これには少し驚いた。
直接に「罪」を題材とする「影法師」。「沈黙」と同じような筋か。
「母なるもの」での、母親へのアンビバレンツな思い。愛しい人であり、ま
た一人でも逞しく生きてゆく母。
「付記」でこの短編集が刊行された経緯が簡単に記されている。
「本書はこのたび発見された『影に対して』を中心に母をめぐって書かれた著
者の作品から編集部がセレクトしたものです」。
「著者が長い期間をかけて、少しずつ変化や深まりを見せながらも、母につい
て書き継いだ作品群」。とある。
読む前から遠藤周作に関心のあった人には興味深い作品集だが、それ以外の方
にはどう読まれるだろう。作品が作品として自立しているとはなかなか思えない。
つまりテクストの読解に、作者の人生なり経歴なりを参考にしなくてはならない。
私には、この「自立していない作品」であることは致命的な弱点。おそらくこの
短編のほとんどは歴史には残らないだろう。一部の遠藤周作ファン(私もそうで
す)にしか読まれないだろう。
その意味で、 興味深い作品集だが、 ☆は☆☆しかありません。
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のびやか
5つ星のうち4.0 遠藤の信仰は母の影響が大。これぞ母の影。2021年12月18日に日本でレビュー済み
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予期せぬ入院、手術。コロナ禍の中、ひとりぼっちの個室。直前に購入したこの本を持ってきてよかった。一気に読破した。没後25年に発売されたこの本。生前には出せなかった重さがわかる。
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tante M
5つ星のうち3.0 遠藤周作の最も大切な秘密2022年4月23日に日本でレビュー済み
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母上との関係と彼女への思いは周作氏の深い秘密だと思っていましたが、最後に書き残されたのは、やはり母君への愛を書かずにご自分も逝くことができなかったからではないでしょうか。
この著作を残してくださってありがとうございました。
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タマ
5つ星のうち5.0 母恋し2022年2月4日に日本でレビュー済み
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周作ファン必見。特に”隠れ”興味ふかい。
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くろちゃん
5つ星のうち5.0 親と子の姿、「愛」の他になにがあるのか2022年1月11日に日本でレビュー済み
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一気に読み終えられなかった。実際とは違う想定の物語だが、両親の離婚を見つめる10歳の男の子。何故未発表だったのだろう。25年ぐらい昔、長崎の遠藤周作文学館に行った。大好きな作者だったからだ。個人的にキリスト教や、父との9歳での別れ(病死だが)など心に深く感じることが多かった。一緒に収められている母をめぐる物語も何度も取り上げたくなった作者の気持ちが痛い。
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佐藤健司
5つ星のうち5.0 ありがとうございます2021年11月13日に日本でレビュー済み
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母親がずっと読みたがってましたが、数が少ないのか、予約が出来ず、アマゾンで注文しました。母親はとても喜んでいました。
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佐俣 峰人
5つ星のうち5.0 親子の葛藤2021年11月4日に日本でレビュー済み
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心の癒し
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閑古鳥
5つ星のうち5.0 丁寧で約束通り
2021年10月29日に日本でレビュー済み
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丁寧で連絡の時日通りに落掌。本も綺麗で感謝しています。
役に立った
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毛利 友明
5つ星のうち5.0 とてもきれいです。
2021年6月30日に日本でレビュー済み
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有り難うございます。大切にして読んでいます。
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ririco
5.0 out of 5 stars 夢のよう!
Reviewed in Japan on May 8, 2021
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作者が亡くなってからずいぶんと時が経過した今になって、未発表の新作が読めるなんて夢にも思いませんでした。作品にある主人公は遠藤周作そのものでした!
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MRNA
5.0 out of 5 stars これぞ遠藤周作の世界
Reviewed in Japan on February 21, 2021
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今回発見された未発表作品である中編「影に対して」と、以下の短編を含む。
「雑種の犬」「六日間の旅行」「影法師」「母なるもの」「初恋」「還りなん」
どの作品も、著者自身とその母親がモデルとなる登場人物が出てくる自伝的小説である。ただし、あくまで小説なので、全てが実話というわけではない。
離婚後にキリスト教を深く信仰していく母親への、著者の複雑な想いが詰まった作品集である。
著者が亡くなって25年も経ってから、このような未発表作品が読めるなんて、感動的だ。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 思慕とタナトス
Reviewed in Japan on January 8, 2021
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母に対する愛とともに秘密を抱えて生きる姿を、信仰と裏切りと答えのない沈黙を込めた筆の赴くままに美しい作品となり、埋もれていた原稿が蘇りました。
長崎放送の特集でたまたま本作を知り電子版で読みました。
コロナの時代の巣籠もり正月の楽しみとなりました。
遠藤作品を読み返したり、学生時代に夢中になった哲学書も引っ張り出したくなりました。
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藤井 薫
5.0 out of 5 stars なし。
Reviewed in Japan on December 25, 2020
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なし。
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麻冷
VINEメンバー
4.0 out of 5 stars 小説の真髄を読む思い
Reviewed in Japan on October 24, 2021
生について、死について、愛すること、赦すこと、奥底に潜む感情との葛藤。
小説という表現で人間の真理を書き表す遠藤周作の一片の無駄もない崇高な世界に引き込まれる。
今ここでその未発表原稿が活字となって私たちの前に現れるのは読者にとって、誠に幸せなことと、本になったことへの感謝の思いの読了である。
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Momo
1.0 out of 5 stars 高すぎる
Reviewed in Japan on October 10, 2021
読んでみたいけどプレミアム価格で高すぎる。読んでないのでレビューではないですが、あまりに高いのでつい書きたくなりました。
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papic0
5.0 out of 5 stars レア
Reviewed in Japan on October 20, 2021
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なぜか高騰している
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그림자에 대하여: 어머니를 둘러싼 이야기
엔도 주작
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등록 수327 등록페이지 수249 화
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스포일러
유리의 문진(文鎮城)
유리의 문진(文鎮城)
표제작을 포함한 7편의 짧은 편집. 표제작이 발견된 것에 의해 어머니에 관한 기발표 작품도 포함해 2020년 출판.
어머니는 오카야마현 카사오카초의 의사의 집에 태어나 전전의 도쿄 예대의 바이올린과를 졸업. 아버지는 도쿄 제대 졸업 후 만철에 들어가 작자들은 대련에서 보낸다. 처음 알았지만 높은 학력의 부모를 작자는 가지고 있었다. 그런데 어머니는 지극히 예술가 기질. 한편 아버지는 무사 이것 명마라고 하는 사람. 기질이 맞지 않는 두 사람은 별거라고 하는 형태로 어머니와 형, 작자로 일본으로 돌아간다. 어머니의 너무 구도적인 예술에 대한 태도는 음악 교사로서도 성공을 방해한다. 반동처럼 카톨릭에 빠진다. →
나이스★60
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2023/03/20
유리의 문진(文鎮城)
유리의 문진(文鎮城)
아침 5시 전에 일어나 매일 아침 미사에 다니는 어머니와 저자. 저자가 10세 때. 아니지만 동행하고 있던 것은 작자에게도 가톨릭 교회에 어떤 매력을 느꼈기 때문이다. 무지한 채 세례를 받은 작자가 신앙을 자신의 것으로 만들어 가는 과정에서 많은 작품이 썼다고 '여우호안 선생님'에서 말했다.
작자의 친척자는 의사나 좋은 학교에 갔던 자가 게이오의 문학부에 받았다고 해도 의학부가 아닐까 하고 바보가 되었다고 말하는 것은 이런 친족이 있었기 때문인지 지금 더욱 납득했다. 그래도 어머니의 예술에 대한 열정은 놀라운 것이다. →
나이스★34
03/20 21:57
유리의 문진(文鎮城)
유리의 문진(文鎮城)
타인의 이야기이므로 태연하게 읽을 수 있지만 자신의 아내라면 가질 수 있었을 가능성이 높다. 아버지에게 동정하지도 않는다. 어머니의 예술 지상주의는 자칭인 버섯의 작가의 깊은 곳에 머물며 소설가라고 하는 어려운 길을 택한 것은 틀림없다. 이 어머니에 의해 이 아이가 있다고 생각했다.
나이스★33
03/20 22:03
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부추 gen
부추 gen
2년 전에 발견된 미발표의 중편 소설 『그림자에 대해서』를 시작해 어머니를 그린 7작품을 편집부가 셀렉트하여 수록. 보답으로, 엔도 주작 문학관 소장의 「그림자에 대해서」의 자필 초고. 표제작의 주인공의 이름인 「카츠로」에 주목하고 싶다. 본서에도 소수된 「잡종의 개」나, 화제작 「스캔들」에서도 주인공으로 등장. 전자에서는 젊게 팔리지 않는 소설가, 후자에서는 공성명한 기독교 작가로 그려져 있다. 모두 기독교인이자 소설가이기 때문에 엔도의 분신이라고 할 수 있을까. 그리고 중요한 것은 대표작 '바다와 독약'에서도 '카츠로' 의사로 등장하는 것. ⇒
나이스★61
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2023/02/21
카오린고
카오린고
이 책, 걱정됩니다. 소개해 주셔서 감사합니다. 찾아보세요.
나이스★1
02/23 19:57
부추 gen
부추 gen
카오린고 씨, 코멘트 감사합니다. 『어머니 되는 것』 『그림자법사』 등 옛날 읽었던 적이 있어, 엔도씨의 어머니(그리고 아버지)에 대한 생각은 어느 정도 알고 있었습니다만, 이렇게 정리해 읽어 보면, 감개 깊은 것이 있었습니다. 꼭.
나이스★2
02/23 20:23
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하스
하스
읽고 진행하는 동안 "아까 읽은 장과 모순되지 말아라,"라고 생각하면 별로 계속되는 것이 아니었다. 표지, 왜 하마스호이?
나이스★2
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2023/02/06
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미야비와 라일라이
미야비와 라일라이
「테크닉만의 일이라면 연습으로 누구로 잘 될 수 있습니다만, 음악에는 보다 높고, 좀 더 높은 뭔가가 있다고 엄마는 언제나 생각하고 있습니다」. 원하는 소리를 찾아 몇 시간 동안 바이올린을 연주하는 어머니. 아이를 사랑하면서도 제대로 마주하지 않고 남편과의 홈도 깊어진다. 이윽고 부모는 이혼, 어머니는 젊어서 타계한다. 외로운 소년 시절을 보낸 주인공이지만, 성장함에 따라 어머니의 삶에 친근함과 경외를 느끼게 된다. 사는 것은 무엇인가, 진리란 무엇인가를 소설가로서 평생 추구한 엔도 주작의 원점에, 진짜 소리를 계속 찾아낸 음악가의 어머니의 존재가 있었다고 느꼈다.
나이스★17
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2023/02/04
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야도카리
야도카리
2020년에 발견된 ‘그림자에 대해서’를 겨우 읽을 수 있었다. 어머니에 관한 작품이 7편. 계속 어머니에 대해 죄책감을 갖고 용서를 구걸하고 살아온 것이라고 다시 생각한다. 숨어 그리스도인과 자신을 거듭, 구르기라고 불린 사람들이 마리아상에 용서를 거지하는 모습과 자신을 거듭하고 있다. 분명히 이미 용서받고 있다. 언제나 어머니의 존재를 느끼고 있었던 것 같고, 아들을 지켜보고 있던 것이 아닐까. 엔도 주작의 작품은 거의 읽고 있다고 생각했지만, 「돌아가는 건」은 읽지 않았다. 익숙한 그의 문장을 다시 만나면 그리운 곳으로 돌아온 것처럼 느낀다. 매우 편안합니다.
나이스★24
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2023/02/04
앤
앤
리뷰 모두에 동감, 특히 마지막 세 줄은 공감. 긴 교제, 야도카리와는 엔도 연결이라고 마음대로 생각하고 있습니다. 읽어 보자!
나이스★2
02/05 06:01
야도카리
야도카리
신작을 만날 수 있다니 기적이지. 꼭 읽어 봐 ✨ 나도 ann 모씨와 엔도 주작의 이야기 시작하면 멈추지 않을지도 생각합니다 (=´∀`) 사람(´∀`=)
나이스★1
02/05 08:38
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몽
몽
첫 이야기, 아버지와의 관계가 결코 좋지 않은데, 경제적으로 아버지에게 의지해야 한다는 갈등이 읽고 괴로웠다. 자신도 비슷한 느낌으로.
나이스★4
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2023/01/13
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m_book
m_book
2020년에 발견된 [그림자에 대해서] 외, 어머니에 관한 작품으로 정리된 것. 아스팔트의 길은 안전하지만, 되돌아 보면 발자국은 남아 있지 않다. 걷기 어려운 모래사장은 돌아보면 발자국이 남아 있다. 어느 길을 선택합니까?
나이스★4
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2022/09/25
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아이짱
아이짱
도서관 책. 엔도 주작이 생전에 어머니에 관하여 쓴 유고를 편집자가 짠 것. 주작이 아직 소년 무렵 아버지와 어머니는 이혼했다. 그 때문에 주작은 다소 어두운 소년 시절을 보낸 것 같다. 각 단편에서 그 일이 전해진다. 축복받은 가정에서 행복하게 살았다고 생각했기 때문에 약간 충격이었다.
나이스★42
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2022/07/22
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후쿠
후쿠
2년전에 「침묵」을 다시 읽고 나서 오랜만의 엔도 선생. 문장은 읽기 쉽고 깊다. 인물은 선명하고 가슴의 마음에 이쪽이 생각나게 된다. 대단해. 그림자에 대해, 그리고 그림자 법사, 어느 그림자도 깊이 생각해 버립니다.
나이스★6
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2022/07/16
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도산코
도산코
엔도 주작의 소설은 언제나 조용한 정경을 느끼게 하는 생각이 든다. 그것은 아무리 힘든 기성의 어머니라도 어머니로부터의 애정과 어머니에 대한 애정이 문장의 곳곳에 느껴지기 때문이 아닐까라고 생각했다.
나이스★7
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2022/07/05
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다테
다테
엔도 주작도 죽어 20년이나 지났다. 침묵의 감동은 잊을 수 없다. 무거운 테마를 쓴 엔도에게 신앙과 어머니라는 것도 중요한 테마였던 것이 새로 발굴된 단편을 중심으로 편집된 본서로 나뉘었다. 그런 것보다 읽으면서 자신의 어머니가 반복적으로 머리에 떠올랐다. 어라? 독서란 이런 의미도 있다.
나이스★11
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2022/06/13
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오니 얀마
오니 얀마
2년 전에 발견된 미발표 원고 '그림자에 대해서'를 중심으로 엔도가 어머니를 그린 작품 수편이 담겨 있다. 표제작 '그림자에 대해'의 '그림자'는 작자의 사춘기에 사망한 어머니의 모습에도 문학에 이해가 없는 범용한 속물의 아버지의 심리적 위협의 그림자처럼 보인다. 『어머니 되는 것』은 30년만의 재독이 되었지만, 역시 담긴 작품 중, 완성도가 머리 빠진 중편. 내보내기 문장의 능숙함, 결말의 카타르시스. 엔도 만년의 걸작 '깊은 강'의 원풍경으로 보인다.
나이스★14
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2022/06/01
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이
이
어렸을 때 저자의 작품을 많이 읽었지만, 다시 읽고 싶다며 오늘에 이르렀다. 하지만 이 가운데 미발표 작품을 읽고, 시작의 한 줄부터 조용히 쭉 이야기 속으로 끌어들여지는 감각이 정말 기분 좋고, 「그랬구나」라고 떠올렸다. 우선은 「침묵」으로부터 재독해 보려고 한다. 이 책의 어떤 작품에서도 기독교인만의 테마를 읽을 수 있고, 읽은 후에도 그들이 천천히 마음 속에서 말을 걸어오는 것을 느끼고 있다.
나이스★9
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2022/05/26
코토리
코토리
엔도 주작에 하마스호이의 장화, 일순간 의외로 대접해… "아버지" "왕비 마리 앙투아네트"를 읽었습니다. 익숙한 무렵에 미우라 아야코의 「시오카리 고개」도 읽은 탓에, 종교적인 측면도 있어, 이 둘은 내 안에서 세트로 엿볼 수 있습니다.
나이스★2
05/26 19:08
이
이
코토리씨, 그렇습니다, 하마스호이의 표지에 넉넉합니다(*^.^*) 미우라 아야코도 기독교도이므로, 좀처럼 생각시키는 테마를 제시해 주지요. 「시오카리 고개」는 매우 인상에 남아 있는 작품입니다.
나이스★1
05/27 00:35
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레인 트리
레인 트리
스포일러 엔도 주작의 저서는 처음 만졌다. 나 소설이라고 할까, 자신이 경험한 것이 베이스의 이야기. 이것이라고 결정하면 아무것도 척하고 몰두하는 삶의 방식을 하는 어머니에 대해서는 안 된다고 생각하면서도 이렇게 살 수 있다고 생각하는 저자. 안정을 무엇보다 존중하는 아버지를 경멸하면서도 자신과 비슷하다고 생각하는 것은 그 반동인가. 시대도 있을지, 부모에게 패배나 죄책감을 강하게 안고 살아온 사람이라고 느껴졌다. 무거운 이야기이며 소재로 읽는 것도 시간과 근기가 갔지만, 읽는 것이 좋았다.
나이스★5
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2022/05/10
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기록용
기록용
아스하르트의 길은 안전하기 때문에 누구라도 걸어갑니다. 위험이 없기 때문에 누구라도 걸어갑니다. 에서 다시 되돌아 보면, 그 안전한 길에는 자신의 발 뒤에 뭔가 하나도 남아 치유하지 않는다. 바다의 모래사장은 걷기 어렵다. 걷기 힘들지만 좀 더 되돌아보면 자신의 발 뒤가 하나하나 남아 있다.
나이스★3
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2022/04/29
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바나
바나
어머니를 둘러싼 7개의 짧은 편집. '그림자에 있어서'는 읽을수록 답답함을 기억하고 마음이 아프다. 추운 가정환경이 소년 시절 어두운 그림자를 떨어뜨리고 있다. 사후 공개를 본인은 원했던 것인가. 자신의 가슴 안에만 머물고 싶었을지도 모른다. 어머니는 바이올린의 길을 포기하지 못하고 멀리 떨어진 아들. '어머니를 버렸다'는 회한의 마음이 평생 켜져 돌아가는 데 당시에는 아무도 눈치채지 못한다. 비록 소메의 신앙이든, 그것은 어머니와의 유대를 연결하는 유일한 간증이었던 것이 아닐까. 드디어 진짜 부모와 자식이 될 수 있었고 천국에서 화해하고 있는 모습을 바란다.
나이스★36
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2022/04/18
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멜로디_넬슨
멜로디_넬슨
미발표의 작품도 포함해, 어머니에 대한 자전적 소설을 이렇게 쓰고 있었다고는. 세월을 거쳐 죽은 어머니에 대한 애정과 회개, 의문 등이 섞여 자신의 마음을 정리하기 위해서도 쓰고 싶었는가. 엄청난 어머니였던 것 같지만, 어린 시절의 대련에서의 이별이나, 청년시대의 영원한 이별의 묘사는 모두 안타깝다. 그런 다음 아버지와의 혼란도 복잡합니다. 씨의 대표작 ‘침묵’ 등의 ‘신앙과 배신’이라는 테마의 작품은 이렇게 태어났는지 등이라고 생각했다.
나이스★8
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2022/04/10
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료코
료코
스포일러 제목대로, 어머니와의 추억, 어머니에 대한 생각이 적힌 짧은 편집. 자전적 소설. ‘그림자에 대해서’가 미발표 작품과 알고 꼭 읽어보고 싶었지만 ‘첫사랑’ ‘돌아가는 것’ 이외는 내용이 잘 닮았다. 등록 인물은 어머니, 아버지, 신부. 어느 작품도 그 3명과의 인상에 남는 사건, 그리고 안고 있는 복잡한 감정 등 같은 것이 반복적으로 쓰여져 있고 나에게는 같은 단편을 반복해 읽혀지고 있는 것 같은 느낌이었다. 질려왔을 무렵에 '첫사랑'이 나오고 소년시절 저자의 순식간에 떨어진 연화가 묘하게 마음에 빠졌다. '돌아가는 것'도 죽음에 다가갔다고 느끼는 저자의 문장이 인상에 남았다.
나이스★1
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2022/04/03
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알파벳
알파벳
그림자에 대하여. 엔도 주작은 부모에게 소화할 수 없는 생각이 있었을 것이다. 여러 번 그것을 소설에 그렸다. 소설에 쓰고, 어떻게든 이 마음에서 해방되고 싶고, 용서되고 싶다고 생각하고 있었던 건가. 어머니의 생각도 전해져, 지금의 여성에 겹치는 곳도 있어, 감정 이입해 버렸다. 그림자에 대해서는, 사실은 일기와 같이, 자신 안에서 버려 두고 싶었을지도 모른다고 생각했다.
나이스★4
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2022/03/31
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히이로
히이로
★★
나이스★12
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2022/03/03
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미키
미키
미발표 작품을 포함한 7개의 어머니를 둘러싼 이야기. 지금까지 내가 그에게 가지고 있던 이미지와는 달리, 전편을 통해 어머니에 대한 사모가 통절할 때까지 넘쳐났습니다. 과연, 그에게 있어서의 신앙이란 엄마 그 자체였던 것이다… 라고. 청초한 필치가 가슴을 친다. 하지만 어쩌면, 표제작은 엔도 주작으로서는 발표하고 싶지 않았던 것이 아닐까, 라는 생각도 듭니다… 엄마와 둘만의 이야기로 남겨두고 싶었던 것일까, 모두… 어쩔 수 없지만.
나이스★14
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2022/02/28
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하나하나
하나하나
★4
나이스★1
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2022/02/24
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토치치
토치치
불량도 될 수 없는 약충과의 자각… 생활을 바보로 하면서도 생활도 남지 않고… 작품마다, 어머니의 본연과 주인공과의 관계성이 흔들리고 있는 것은, 작자의 번뇌일까…
나이스★4
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2022/02/23
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기예
기예
퀴즈 프로그램이나 CM에서는 알고 있어도 저작을 읽는 것은 처음일지도 모른다. 마틴 스코세시의 '침묵'을 본 뒤 죽은 후 발견된 원고를 NHK로 특집하고 있던 것을 보았다. 어머니와의 관계성이라고 하는 것은, 나에게 있어서도 귀찮다. 사이악이라는 것은 아니지만‥. 세월이 지나면서 어머니에 대한 저자의 기분이 풀려오는 모습이 전해져 조금 안심할 수 있었다.
나이스★9
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2022/02/19
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내 작품
내 작품
'침묵'과 같은 시기에 집필됐다는 이 작품은 사소설의 색조가 짙고 몰후 10년간 지나서 양의 눈을 본다. 지금도 승화할 일이 없는, 접을 수 없었던 아버지와 어머니에게 생각해, 이별의 기억이, 예민하고 섬세한 감성을 가지고 철자되고 있다. 기독교의 교리이기도 한 '용서하는 것'과 겹치면서 자신도 신자인 저자의 갈등이 전해져 온다. 인생을 안전하고 걷기 쉬운 아스팔트의 길과, 다리를 잡고 걷기 어렵지만 되돌아 보면 제대로 자신의 발자국을 확인할 수 있는 모래사장의 길에 비유하고, 「생활」이 있어도 「인생」이 없는 평생 사로움이 말해져 깊게 공감한다.
나이스★8
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2022/02/09
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결핵
결핵
스포일러 N 도서관 책. 11월부터 엔도 주작 10권째. 빌려서 적독 상태가 길었지만, 「그림자에 대해」의 원고 발견과 아버지와의 상극에 시점을 둔 ETV 특집을 이 전견해, 그것이 부스터가 되었을까. '아스하르트의 길과 모래 해변의 길'에도 초점이 맞춰져 있었다. 그림자는 어머니의 죽음의 그림자인가? 본서는 「그림자에 대해서」를 중심으로, 어머니를 둘러싼 단편을 편집부가 셀렉트한 작품집. 「어머니인 것」은 읽은 적이 있고, 엔도씨의 어머니에 대한 생각은 알고 있었지만, 아버지에 대한 어려움이 여기까지는. 기독교는 용서의 종교입니다. 제발. 그것도 포함해 엔도 주작인가.
나이스★4
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2022/02/06
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고메
고메
안전한 아스팔트의 길을 가는 듯한 삶을 걷는 것보다 걷기 힘들어도 발자국이 남아 있는 모래사장을 나아가는 듯한 삶을 걷고 싶다는 어머니의 말은 주인공을 괴롭히는 저주와 같다. 계속 반발하고 있던 아버지처럼, 돈을 벌고, 가족을 기르는 견실한 삶의 방법에도 의미가 있어, 그것도 또 소중하다는 것, 모래사장을 걷는 듯한 삶의 방법은 하려고 하는 것이 아니라, 어쨌든 하는 일이라는 것을, 나는 딸들에게 전하고 싶다.
나이스★14
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2022/02/05
고메
고메
엔도 주작이라고 하면 기독교와 끊어도 분리할 수 없는 작가라고 생각하지만, 그의 기독교에 대한 경도는 신앙심에서 보다는 그를 그리스도교에 끌어들인 죽은 어머니에 대한 생각이 근저에 있다고 한다 것이 이 책을 읽고 잘 알았다.
나이스★6
02/05 18:23
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레인
레인
몰후 25년에 발견된 미발표 원고. 어머니에 대한 생각이 넘치는 작품. 아스하르트의 길은 안전하기 때문에 누구나 걷는다. 하지만 뒤를 돌아보더라도 발자국은 남지 않는다. 모래 사장의 길은 걷기 어렵다. 하지만 자신의 발자국은 남아 있다… 그런 인생을 고르고 외로움으로 죽은 어머니 말했다. 매우 가슴에 뿌려졌습니다.
나이스★6
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2022/02/05
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설월꽃
설월꽃
2020년 6월에 발견된 미발표의 표제작과 1960-70년대에 발표된 어머니와 관련된 단편 6편이 담겨 있다. 어떤 단편에도 저자의 어머니에 대한 편애나 죄책감이 반복해서 쓰여져 읽고 있어 괴로워지지만, 동시에 어머니의 저박이라는 것을 다소나도 경험하고 있는 나 자신에게는 엔도씨의 기분을 이해할 수 있도록 느낌이 들었다. 어느 작품도 마음을 치는 부분이 있지만, 일본에 선교를 위해 온 성직자의 몸이면서 일본인 여성과 결혼해 직을 쫓겨난 신부에게의 서한이라는 형태로 쓰여진 『그림자 법사'가 제일 인상에 남았다. 엔도씨의 종교관의 원점을 아는 1권.
나이스★62
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2022/01/23
바나
바나
유키츠키 씨, 안녕하세요. 드디어 읽었습니다 📖. 함께 읽을 수있어서 기쁩니다. 『어머니인 것』을 읽고, 엔도 씨는, 어머니에 대한 복잡한 감정을 갖고 계속 고통을 계속해 온 분이구나 앞으로 굉장히 생각했습니다. 하지만 편애라고 부르기에는 안타까웠습니다( ;∀;). 엔도씨의 종교의 원점을 알 수 있었습니다. 다른 작품도 읽고 싶습니다. 비망록 참고가 되었습니다. 소개해 주셔서 감사합니다.
나이스★1
04/18 20:44
설월꽃
설월꽃
그 키시카 씨, 안녕하세요! 코멘트 감사합니다(^o^) 이 작품도 공독할 수 있어서 기쁩니다. 그렇네요, 저도 리뷰에서 편애라는 말을 사용하면서 그런 한마디로 표현할 수 없는 것을 느꼈습니다. 생전 계속 강렬하고 따라갈 수 없는 부분도 있던 어머니의 회에 솔직하게 뛰어들어가지 못했던 소년 시절의 복잡한 기분이나, 어머니의 임종시에 놀고 있던 자신에게의 회한의 생각 등, 지금까지 알게 없었던 엔도씨의 일면이나 신앙의 원점을 알 수 있었던 작품이었습니다. 저도 더 엔도씨의 작품을 읽어보려고 합니다.
나이스★1
04/19 14:01
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mika_i
mika_i
엔도 주작의 어머니에 대한 추억, 기분도 담긴 자전적 소설. 미발표로 사후 25년이 지나 발견됐다. 이 가운데 예술가 기질의 어머니는 아버지와 잘 가지 않고 고민해 자살 미수까지 한 것이 쓰여져 있다. 사실인지 모르겠지만 그것을 발표하고 싶지 않기 때문에 미발표였던 것일까. 어머니의 고뇌를 알면서 지지해 주지 못했던 죄책감이나 컴플렉스가 소설을 쓰는 원동력이 되었을까. 저자의 작품의 주인공은 언제나 마음이 약하고 컴플렉스를 안고 자신을 보고 있는 것 같게 끌려 마음이 구원받는다. 잡종의 개는 바로 나다. 여러 번 읽고 싶습니다.
나이스★9
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2022/01/20
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유지
유지
『그림자에 대해서』 80페이지 정도의 엔도 주작의 단편. “아스하르트의 길은 안전하기 때문에 누구라도 걸어갑니다.(중략)에서 다시 돌아보면, 그 안전한 길에는 자신의 발 뒤에 뭔가 하나도 남아 치유하지 않는다. 바다의 모래사장은 걷기 어렵다. 걷기 어렵지만 좀 더 되돌아 보면, 자신의 발 뒤가 하나하나 남아있다 " # 그림자에 대해 # 엔도 주작
나이스★26
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2022/01/06
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잠자는 아이
잠자는 아이
네타바레아스 하르트의 길과 모래사장의 길, 생활과 인생, 캬레의 성모상이 우유 마시는 아이를 안은 농부였을 때 “언젠가 익히지 않는 모든 것을 버려라. 가장 일본 종교의 본질적인 있다, 어머니에 대한 사모로 바뀌어 버린 것이다」라고 있다. 저자의 종교도 어머니가 아니었는가. 마리아 믿음에 대해 “그들은 자신들의 약점이 성모의 몫 없이 용서받을 수 있기를 기도한 것이다. 아버지에게 소중함을 부탁하듯, 카레들은 산타 마리아에게 소중함을 기도한 것이다.”
나이스★5
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2022/01/05
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바람에 불어
바람에 불어
2020년 6월에 발견된 미발표 작품에 어머니를 둘러싼 작품을 더한 작품집. 어머니에 의한 가톨릭 수세자인 저자. 저자의 신앙은 어머니에 대한 애착과 경외로 이어지는 것이었다. 그래서 현을 누르는 손가락에서 피를 흘리고 바이올린을 연주하는 어머니를 본서에 담긴 것 같은 몇몇 작품에 썼을 것이다. 음악을 넘은 소리를 찾아 바이올린을 연주하고 있던 어머니. 음악 저편에 무엇을 보려고 했는가. 희구하는 모습을야말로 '주짱'으로 보고 싶었을지도 모른다. 어머니의 마음은 작가로서 쓴 여러 작품이 실현되었다고 생각된다.
나이스★22
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2022/01/03
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yszk
yszk
스포일러 TV 프로그램에서 존재를 알고. 1960~70년대의 집필이라고 생각되는 7편 수록. 부모의 불친에 의해 어두운 것이 된 어린 시절, 그 후의 소년·청년 시절에 있어서의 어머니와의 관계가 여러가지 어프로치(허실들이 섞인 느낌)로 그려져 있다. 결혼 전 바이올린을 배우는 음악학교생이었던 어머니는, 금욕적이고 가정향이라고는 할 수 없는 여성이었다. 이윽고 아버지는 밖에 여성을 만들고, 부부는 별거→이혼하게 된다. 엔도는 어머니와 살지만 기독교에 구원을 구하고 매일 아침 떨어진 교회까지 미사에 다니는 어머니와의 생활은 답답하다.
나이스★61
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2021년 12월 30일
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욕구
욕구
다양한 관점에서 어머니와의 관계가 (사실과 상상 속에서) 철자된 것이 본서. 인상으로는 엔도 주작 작품의 재해석이라는 계기 만들기에도 좋은 책일지도 모른다는 것이다. 즉, 엔도 주작 작품을 상당히 읽고 있는 사람이라면, 문맥도 알고 즐길 수 있다. 그러나, 엔도 주작을 처음 읽는 사람으로, 모자 관계에 흥미가 없는 사람에게는, 비슷한 사건(어머니와 아이)이 계속되고, 엔도 주작에 관한 배경 지식이 없으면 이해하기 어려운 내용도 있다고 생각된다 . 그래서 추천할 수 있을지는 모른다. 그러한 사람에게는 개인적으로는, 예를 들면 '여우 호반한담' 등을 먼저 읽는 것이 좋다고 전하고 싶다.
나이스★10
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2021년 12월 14일
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민트
민트
저자의 어린 시절의 태생과 거기에 숨어있는 외로움, 어머니라는 사람을 통해 만난 기독교, 사별 등에 대해 사색에 빠지도록 철자된다. 이 책을 읽고, 계속 느끼고 있던 저자의 종교관의 근원을 이해할 수 있었던 생각이 들었다. 그의 표현하는 기독교는 모성적이고 어머니 그리스도라는 인상이 있었다. 어머니를 깊이 파악한 하나님이라는 것에 대한 탐구는 어떤 의미 필연적이고, 또 그 인간다움이야말로 그의 체현하고 싶은 기독교에도 통할 것이라고 생각했다.
나이스★5
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2021년 12월 1일
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가코
가코
☆☆☆
나이스★2
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2021년 11월 21일
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miyabe
miyabe
엔도 슈작씨가 어머니로부터 받은 영향이 강하게 신앙이나 문학에 살리고 있었다고 생각한 작품이었습니다. 분명 주위에서 헤아릴 수 없는 괴로운 입장과 복잡한 감정에 부딪히게 되는 날들을 보냈다. 숨겨진 그리스도인과 개에 대한 부드러운 관점에 인품을 느낄 수있었습니다.
나이스★24
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2021/11/08
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코마
코마
스포일러 본서에 관한 TV 방송을 봐. 해당되는 것은 처음의 「그림자에 대해」. 그 뒤에 수록되어 있는 것은, “어머니에 대해 써 받은 작품”. “어머니”와 어린 시절을 말할 때 “형”의 존재가 희박한 것은 왜일까. 아스하르트의 길과 바다 모래 해변.
나이스★9
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2021년 11월 7일
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카오루
카오루
엔도씨의 자전적 작품인 「그림자에 대해서」. 바이올린에 박히는 열정적인 어머니와 범용을 좋아하는 아버지 사이에서 번뇌하는 소년. 강한 신앙과 함께 살았던 어머니와 헤어져 아버지와 살면서 '어머니를 배신했다'는 죄책감을 품고 계속한다. 높은 이상을 찾아 죽은 어머니가 엔도 씨의 인생을 결정했다. 그의 문학의 심각함과 장난스러운 언동과의 격차를 이해할 수 없어 대표작도 그리 읽지 못했지만, 새로운 관점에서 그들과 마주할 수 있을 것 같다. 어머니에게 결정적인 영향을 준 사제의 그 후의 인생을 말하는 『그림자 법사』, 어머니의 비밀을 접한 『6일간의 여행』, 은폐절단 →
나이스★87
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2021년 10월 19일
미모
미모
kaoru씨, 안녕하세요. 새롭게 발견된 신작이군요. 새롭게 발견되는 작품은 대개 미완의 것입니다만, 본작은 완성형으로 발견된 것이군요. 자전적 작품이라고 하는 일도 있어, 나도 읽고 싶다고 생각하고 있습니다.
나이스★7
10/19 22:06
카오루
카오루
미모씨, 안녕하세요. 이 작품은 나가사키시 엔도 주작 문학관의 기탁 자료 속에서 발견되었다고 하는 것입니다. 아마 쓰기는 1963년 3월 이후. 부모님의 불친으로 고통받은 엔도씨의 인격형성을 아는데 중요한 작품이라고 생각합니다. 기회가 있으면 꼭 읽어주세요.
나이스★10
10/19 22:25
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sankei 서평
『그림자에 대해 어머니를 둘러싼 이야기』 엔도 주작 저 왜 미발표였는지
2020/12/13
『그림자에 대해 어머니를 둘러싼 이야기』 엔도 주작 저
올해 엔도 주작씨의 미발표 소설 '그림자에 대해'이 발견됐다. 어머니에 대한 사랑이 가득한 이 소설은 왜 발표되지 않았을 것이다.
곧 이 소설이 아름다운 책이 되었다. 그 밖에 6편의 소설이 수록되었다. 「그림자에 대해」와 같이, 어느 작중에도 어머니가 등장한다. 쇼와 41년부터 54년에 걸쳐 문예지에 발표된 것이었다. 그것을 읽으면, 엔도씨의 모든 만남은 어머니에게서 온 것을 알 수 있다. 하나님도 사람도, 그런 것이었다.
그렇다고 해도, 소년은 왜 이렇게 깊게 어머니를 사랑하는 것일까. 소녀의 경우 동성의 어머니를 달고 가볍게 보는 곳이 있다. 나의 어머니는 만년 좋았고, "소년은 친절하다. 만약 당신이 소년이라면 아무리 나에게 친절했을 것"이라고 슬퍼했다. 이 책을 읽고 정말 그렇다고 생각했다. 어머니에 대한 깊은 경모의 생각은 매우 눈부신 것으로 느껴졌다.
「그림자에 대해」의 주인공은, 혼자로 설정되어 있다. 어머니와의 관계는 더욱 농밀해진다. 교사의 아버지는 "평범이 제일 좋고, 가장 행복하다"고 생각하는 사람이었다. 아이의 돌보는 것보다 반복, 반복적으로 격렬하게 바이올린을 연주하는 예술가의 어머니와는 결혼 생활이 계속될 리가 없었다. 이혼한 어머니에 대해서 가지 않았던 것을, 어른이 되고 나서도 그는 계속 괴로워한다.
"어머니는 나에게 반드시 부드러운 여자는 아니었다"고 엔도 씨는 쓴다. 아이가 배를 헹구고 있어도 어머니는 바이올린 연습을 그만두려고하지 않았다. 연습 중에 말을 걸어 눈 속에 서도록 말한 것이 '그림자에 대해' 속에 나온다. 그래도 결코 어머니를 원망하지 않는다. 그는 자신 이외의 사람이 어머니를 비판하는 것을 용서할 수 없었다. 5개의 손가락이 가혹한 연습의 너무 찌그러져 딱딱한 가죽처럼 변색하고 있던 것이 잊지 못했다. 「자신 밖에 할 수 없다고 생각하는 것을 찾겠다」. 어머니의 그 한마디가 곧 주인공을 소설가의 길로 걷게 만든다.
엔도 씨에게는 어린 시절부터 언제나 어머니와 살짝 둘이서 싶다는 욕망이 있었던 것 같다. 그 뜨거운 생각이, 이 어머니의 소설을 수락에 놓게 되었을지도 모른다. (신시오샤·1600엔+세)
평·오타 치코(작가)