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2025/12/14

思想史家が読む論語――「学び」の復権 | 子安 宣邦 |本 | 通販 | Amazon

思想史家が読む論語――「学び」の復権 | 子安 宣邦 |本 | 通販 | Amazon






思想史家が読む論語――「学び」の復権 単行本 – 2010
子安 宣邦 (著)
4.4 5つ星のうち4.4 (5)


『論語』は、二千年にわたって読み直されてきた。いま『論語』を読むとは、蓄積された先人たちの読みを読み直すことである。朱子、伊藤仁斎、荻生徂徠や、近現代の評者たちの読みを参照し、テキストの新たな可能性を切り開く。学ぶことをひたすら説き、概念化や一般化をせずに具体的に語った孔子の精神を探る思想史的論語講義。

2025/10/18

下村湖人 - Wikipedia

下村湖人 - Wikipedia



下村湖人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
下村 湖人しもむら こじん
ペンネーム内田 夕闇
誕生内田 虎六郎
1884年10月3日
佐賀県神埼郡崎村
(現・神埼市千代田町崎村)
死没1955年4月20日(70歳没)
東京都新宿区百人町
墓地板橋区松月院
職業小説家社会教育家
国籍日本の旗 日本
最終学歴東京帝国大学英文科卒業
代表作次郎物語
 ウィキポータル 文学
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下村 湖人しもむら こじん1884年明治17年)10月3日 - 1955年昭和30年)4月20日)は、日本の小説家、および社会教育家。本名は下村 虎六郎しもむら ころくろう、旧姓は内田うちだ

佐賀県神埼郡崎村(現神埼市千代田町崎村)出身。東京帝国大学英文科卒。大学卒業後に母校佐賀中学校教師や鹿島中学校校長等を歴任。教職辞任後は、同郷で高校・大学同窓の田澤義鋪に従い、講演や文筆活動で社会教育に尽力。青少年に影響を与えた『次郎物語』の著者として知られる。

経歴

下村湖人の生家(佐賀県神埼市)

学生時代

生まれて間もなく里子に出されるが、4歳の時に実家に戻る。佐賀中学校時代から、雑誌に詩歌を内田 夕闇(うちだ ゆうあん)の筆名で投稿。このころから、高田保馬中島哀浪山口亮一らと親交があった。熊本の第五高等学校では、高田とともに五高校交友誌「龍南」の編集委員を務め、その文才は五高随一と謳われた。東京帝国大学在学中には、「帝国文学」に小説や詩歌を発表し編集委員を務める。

教職員時代

大学卒業後は、学資支援等を受けていた下村辰右衛門の長女菊千代と結婚し養子に入る。このころから下村 虎人(しもむら こじん)の筆名を使い始めた。佐賀中学校教師・唐津中学校教頭・鹿島中学校校長・唐津中学校校長を務め、さらに同郷の田澤義鋪の勧めで台中第一中学校校長・台北高等学校校長を歴任した後、1931年(昭和6年)に教職を辞す。1933年(昭和8年)から4年間にわたって田澤が主宰していた日本青年館別館「浴恩館」に設置された大日本青年団講習所の所長となっている。

文筆・講演活動時代

1932年(昭和7年)より、本格的な作家活動に入った下村は、吉田絃二郎に筆名の「虎人」が「少し固すぎる」といわれたのを機に、これを尊敬するスコットランドの詩人ウォルター・スコットの代表作『湖上の美人』 に拠って「湖人」と替えた。そして1936年(昭和11年)から代表作『次郎物語』の連載を雑誌「青年」で開始する。

1938年(昭和13年)壮年団中央理事。翌年には「煙仲間運動」を提唱、戦後まもない1947年(昭和22年)にはNHKから「郷土建設と小豆島の煙仲間」が放送されている。1942年には小山書店発行の「新風土」誌上で『続次郎物語』連載開始。1948年(昭和23年)には復刊された「新風土」で『次郎物語』第四部の連載を開始。1953年(昭和28年)には全日本青年産業振興会顧問兼監事になっている。

1954年(昭和29年)には『次郎物語』第五部を上梓し、田澤義鋪の伝記『この人を見よ』を脱稿するが、このころから病床に伏すようになる。1955年4月20日午後11時2分、脳軟化症老衰のため東京都新宿区百人町の自宅書斎で死去した。70歳没。戒名は覚性院文園徳潤居士[1]。下村は『次郎物語』の第五部「あとがき」に「戦争末期の次郎を第六部、終戦後数年たってからの次郎を第七部として描いてみたいと思っている」と書いていて、下村の1955年の死去で、未完に終った作品である。

著作

学生時代の内田虎六郎
内田夕闇
  • 『冬靑葉 歌集』 新政社、1933年
下村虎六郎 / 下村虎人
  • 『人生を語る』 泰文館、1933年
  • 『敎育的反省』 泰文館、1934年
  • 『凡人道』 日本靑年館、1934年
  • 『眞理に生きる』 泰文館、1935年
  • 『魂は歩む』 泰文館、1936年
下村湖人
  • 『人閒生活の意義』 佐藤新興生活館、1937年
  • 『論語物語』 大日本雄辨會講談社、1938年
      のち角川文庫・ポプラ社・旺文社文庫・講談社学術文庫河出文庫、興陽館ほか
  • 『自己表現と奉仕』 泰文館、1940年
  • 『塾風教育と協同生活訓練』 三友社、1940年
  • 『修道夜話』 泰文館、1941年
  • 佐藤信淵』 大日本雄辨會講談社、1942年 のち偉人傳文庫
  • 『靑少年のために』 小山書店、1943年
  • 『心窗記』 開隆堂出版、1943年
  • 『煙仲間』 偕成社、1943年
  • 『若き建設者』 第一書房、1943年
  • 『我等の誓願』 小山書店、1944年
  • 『教育の新理念と農村文化』 日光書院・日本建設新書、1947年
  • 『次郎物語』第一部〜第四部、小山書店、1947–49年
      のち角川文庫・新潮文庫旺文社文庫ポプラ社文庫偕成社文庫岩波文庫
  • 『眼ざめ行く子ら』 海住書店、1951年
  • 『少年のための次郎物語』 学童社(1・2)、1951–52年
  • 『人生随想  心窓去来』 高風館、1951年
  • 『現代訳 論語』 池田書店、1954年
      のち角川文庫、PHP研究所(選書)、興陽館
  • 『青年の思索のために』 新潮文庫、1955年 のち改版
      のちPHP研究所(選書)、まどか出版、ごま書房新社
  • 『隣人』 池田書店「全集 4」、国土社「全集 9」  
  • 下村湖人全集」全18巻、池田書店、1955–57年
  • 下村湖人全集 新版」全10巻、池田書店、1965年
  • 『この人を見よ - 田澤義鋪の生涯』 同顕彰会、1966年
  • 下村湖人全集」全10巻、国土社、1975–76年
  • 『下村湖人全短歌集成』 吉川出善編、池田書店、2004年

脚注

  1. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)172頁

外部リンク・参考資料

公職
先代
三沢糾
日本の旗 台湾総督府台北高等学校長
1929年 - 1931年
次代
谷本清心
先代
渡辺末造
校長事務取扱
台中州立台中第一中学校長
1925年 - 1928年
次代
楠基道
先代
小林武三
佐賀県立唐津中学校
1922年 - 1925年
次代
牛原虎生
先代
前波仲尾
佐賀県立鹿島中学校
1920年 - 1922年
次代
田沢次郎

論語物語 | 著者下村湖人

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論語物語

出版社 まどか出版

ナレーター茶川亜郎

再生時間 07:59:23

添付資料 なし

出版日 2008/11/26

販売開始日 2009/8/8

トラック数 31


作品紹介
論語の教えがわかりやすい物語になって登場!思わず唸る孔子の合理的な発想や理論は、現代のビジネスパーソンの参考になるでしょう。


『論語』と言えば、「孔子や弟子達の言葉を記録した書物」というより
「とっつきにくい・難しそう」というイメージの方が先行しがちです。

しかし、そんなイメージを払拭し、論語の真髄である
人生の指針としての孔子や弟子達の心のありよう・貴い教えが、
二千年の時を超え、物語風に蘇りました。

例えば遅刻をした門人の言い訳と孔子の叱責や、
コンプレックスを持つ門人が仲間と心を通わすやりとりなど、
まるで私たちのまわりで起こった出来事のように、身近に感じる事が出来ます。
そしてその時々に発せられる孔子の言葉は、
私たちに多くの反省や感動をもたらしてくれます。

ピンと背筋が伸びるような孔子の教えを、
とてもわかりやすくイメージ豊かに学ぶことのできる一冊です。
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Ends in 13 days
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【復刻版】下村湖人の「論語物語」 (響林社文庫) Kindle Edition


下村湖人の「論語物語」の復刻版です。
孔子の「論語」の教えを、物語風に分かりやすく構成したもので、長く読み継がれてきている名作です。「現代語訳 論語」とともにお読みください(近刊予定)。

【復刻版の原本】
 この電子書籍は、以下の書籍の版面を複写し、シミ、ヤケ、活字のかすれ等をできるかぎり修正し、読みやすくした復刻版です。
 下村湖人「論語物語」(池田書店 下村湖人全集第8巻 昭和30年10月20日発行)

※ 一ページに、二段組みになっています。 なお、高田保馬氏による解説は収録しておりません。ご諒承ください。
※ 端末によって見え方が異なる場合があるほか、復刻版の版面イメージの確認のためにも、無料サンプルをダウンロードし、確認の上でご購入下さい。なるべく大画面のタブレット、パソコン等でご覧になることをお勧めします。
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About the Author
1884年佐賀県生。東京帝大卒業後、教育界で活躍。
台湾の台北高校校長となった後、大日本青年団講習所所長として社会教育に尽力する。
『次郎物語』のほか、多数の随筆・教育論書がある。1955年逝去。
Product Details
ASIN ‏ : ‎ B00UE60LHC
Publisher ‏ : ‎ 響林社 (March 7, 2015)
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From Japan

今この瞬間を一生懸命に生きる
5.0 out of 5 stars 論語入門書
Reviewed in Japan on August 10, 2022
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論語の入門書として最適。
あくまでも小説です。
面白く読めます。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 理解が深まった
Reviewed in Japan on November 7, 2022
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わかりやすい。
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hf
5.0 out of 5 stars 読みやすい
Reviewed in Japan on October 14, 2020
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論語が平易な小説風に描かれているので読みやすく、すっと頭に入ります。
言葉がやわらかで美しいのも魅力です。
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Mobi
5.0 out of 5 stars 座右の書
Reviewed in Japan on May 16, 2021
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論語をベースに、作者が物語を創作したものです。

論語と聞くととっつきにくく感じるかもしれないけれど、人生のヒントになる話がたくさん出てきます。
短い話が多いので、まずは1つだけでも読んでみると、その魅力がわかると思います。

各話の構成は、まず論語の原典があり、その次に物語が語られ、最後に注釈となっていますが、まずは最初と最後を飛ばして、物語部分だけを読むのがおすすめです。
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ゆんゆん2
3.0 out of 5 stars 素晴らしい本
Reviewed in Japan on November 7, 2021
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書店でピンと来て、手に取ってみたが、素晴らしい本だった。
論語をもとに下村湖人さんが、紡いだ小説。
次郎物語は知っていたが、論語物語は、その存在さえ知らなかった。
孔子は聖人で、私たちの理解など遥かに超えた存在だと思う。
今のようにスマホや、インターネットが存在する現代には生まれることのない人間だ。
私は、統合失調症で、病苦を重ねてきただけの人間だ。
病気故か、私の非才故か、不遇をかこっている。
けれど、私にも道を志すことは出来、成功は出来ずとも、成長は出来る。
迷い多き人生ではあるが、孔子の、「天を信じ、己を信じて、正しい道を歩いて入れば、道は必ず開ける」、という言葉を拠り所に、これからの人生を歩んでいきたいと思う。
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ocean岩橋
5.0 out of 5 stars ご馳走さなんま、最高ですね。
Reviewed in Japan on May 8, 2019
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すごい本です。今までは遠い存在だった孔子が友人のように思えて、読後には彼の気持ちが子貢かそれ以上くらいわかった気になってくるから不思議です。
今まではなんのこっちゃと思っていた論語がこんなにも身近に思えるのは、下村湖人先生の織りなすストーリー(物語)が究極までに、力を発揮しているからでしょう。
例えば、プレゼンテーションもストーリーのないものはどんなに正論でも退屈であり、逆にストーリーがあるものは訥々としても人を惹きつけ、人を動かすと聞きます。
もし、それが真実だとすると、このロンゴストーリーには、論語よりも論語らしく、孔子が望むより人を動かす力があるということ。
令和の最初から、今年一番の本に出会いました。ご馳走さまでした。
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rabbit
1.0 out of 5 stars 何がそんなにすごいのか分かりませんでした
Reviewed in Japan on September 24, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
齋藤孝があまりに推すので購入した。

半分くらいまで読んで、いつか続きを読もうとしていたけど、もういいや。

何にも面白くないです。
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こめ
5.0 out of 5 stars 弟子達の話
Reviewed in Japan on May 26, 2025
Format: Paperback Bunko
学生の頃に、父親から勧められて読みました。
当時は弟子達の悩みを読んで、紀元前から現代まで、どんなに進歩しても人間の葛藤や感情は変わらないことに衝撃を受けたことを覚えています。
大人になってから再読しましたが、やはり同じ感想を持ちました。

個人的に孔子の教えはあまり合わないのですが、創作とはいえ当時弟子達もこんな風に悩んでいたんだろうな…と思うととても面白いのでおすすめです。
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xAkGRyfdpauEwb
3.0 out of 5 stars アレクサに読んでもらいました。
Reviewed in Japan on September 21, 2023
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文字が読めないので、アレクサに朗読してもらいました。「論語」そのものは好きなのですが、「論語物語」の良さが私にはいま一歩分かりませんでした。ただ時々感慨深い表現があったのは確かです。もう少し色々読んで、近い将来もう一度挑戦してみようと思います。
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Amazon カスタマー
3.0 out of 5 stars 孫娘が使ってます。いいんじゃないでしょうか。
Reviewed in Japan on August 7, 2022
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
使用感はなかった。あまりに小さかった。

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From Japan

SLB
5.0 out of 5 stars 言葉がありません。
Reviewed in Japan on June 27, 2021
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こんな素晴らしい本に出会えるなんてこれ以上幸せなことはありません。この本を生み出して下さった全ての人に心からの感謝を捧げます。
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ryohei2
5.0 out of 5 stars 隠れた佳作
Reviewed in Japan on January 9, 2017
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漢文の授業で触れたことはあったものの
志学とかなんとか、あの一節しか知らず。。。

一方で下村湖人氏と言えば次郎物語で
これは何べんも愛読してきたものの
言い方は良くないですが「一発屋」のように思っていました。

論語物語は、論語の原文でもなく、読み下し文でもなく
論語の一節一節を、孔子と孔子を取り巻く弟子、為政者たちが登場する
「ドラマ」として描いています。

紀元前、400年という時代の中国の暮らしや
その節の背景が、生き生きと描かれており
読み物としてとても楽しめます。

どうしてこういう作品が
これまであまり紹介されてこなかったのか
疑問に思いました。

ぜひおすすめです。
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HappyAngels
5.0 out of 5 stars 寶 たから
Reviewed in Japan on April 5, 2020
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古今東西の過去から将来において人類の唯一無二の三聖人だと確信しました。
なお、読書に際しては、先ずはamazonプライムビデオの『孔子』を視聴してからの読書を強く強くお勧めします。好祐
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ぐっジョ~
5.0 out of 5 stars 論語と孔子の一生の理解に最適
Reviewed in Japan on May 11, 2017
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 名著だと思います。論語を時系列的に再整理し、各篇の出だしで弟子
たちの悩みを書き、それに対する孔子の教えが会話文でコンパクトにま
とめられています。さらに関連する他の言葉も載っているので、論語の
理解はもとより、孔子の一生や弟子たちの性格も俯瞰できます。孔子の
言葉が悉く「なのじゃ」で終わっているのは、老人ことばの慣例的表現
とはいえ、岡山弁を聞いているようで気になりますが、やむを得ないで
しょうね。
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CEOアマゾネス
5.0 out of 5 stars 本家の論語を理解して読む為に必読
Reviewed in Japan on June 10, 2017
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下村湖人先生の儒教に対する深い理解が伝わり、現代でも普通に読める読みやすい文章が好きです。
著者は明治生まれの人物ではありますが、彼の論語生講義を聴きたかった、と思わせてくれます。
本家の論語は、孔子やお弟子さん(門人)が体験して思ったことを語ったエピソードを集めた短編集です。原文は無駄なく漢字の羅列でズバリと真理を言い当てる。漢文の読み方は学生時代から離れているので細かい部分は忘れているが、単語を眺めていると何となく言いたい方向性は掴める。
読み下し文はビシっと引き締まった印象で、意味が分からずとも声に出して読み上げたら何となく雰囲気がわかる。江戸時代の寺子屋の子供になった気分が楽しめる。最後に現代語訳で、ああ本当はそういう意味だったのか、と解釈する。これを繰り返して古典マスターを目指すわけですが、それぞれの話が出てくる背景を知らないと難しい。本文自体は長年かけて無駄を削ぎ落としまくっているため、いきなり結論を書いている。文章として美しくはありますが、正直ピンとこない、という難解な章もいくつかあります。
そこでこの論語物語。湖人先生本人曰く創作ではありますが、原典で孔子が言いたかったことを理解し、史実を研究された湖人先生が、割と忠実に話を構成してくれています。多分当時こんな状況だったんだろう、だから孔子はこの場面ではこう考え、こう発言したのだろう、という現場感覚が伝わります。まさに論語の実践です。脳内で2500年前にタイムスリップして、孔子からお説教してもらってるような、そんな楽しい時間が得られます。あ、中国語はわからないので脳内孔子のセリフは日本語ですよw
論語の原文にあたる前に、まず論語物語で楽しい雰囲気をつかんでみると、原典はつまらない、無味乾燥、といった思い込みや挫折を回避できると思います。何より私がそうでしたので。論語他、四書五経は古来より日本人が教養として読んできた道徳書。論語の日本導入は古事記に記載されるほど古いです。ところが現代人のモラルの低さは、戦後のGHQ教育改革のせいで、この素晴らしい知識を軍国主義の温床だと全否定したことに原因があると思います。先代の日本人が培ってきた心の書物をバッサリ否定して、結果精神レベルがより下がってんじゃ本末転倒だと思いませんか?従って、本来の日本人が持っていた思いやりの精神は論語にあり。日本人の心の基礎として四書五経と古事記、日本書紀の読み込みは重要だと思います。とりあえず論語に興味あるが何か難しそう、と二の足な方はまず導入に本書をお勧めします。
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ka41
5.0 out of 5 stars 読みやすい名著です。
Reviewed in Japan on June 6, 2018
Verified Purchase
論語を知る入門編として、最適な名著です。
読みやすく、親しみやすく、わかりやすい。
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たかはしこうじ
5.0 out of 5 stars 本家よりも沁みる
Reviewed in Japan on July 15, 2016
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論語を題材として、孔子と弟子たちの交流をショートストーリー集に仕立てています。
本家「論語」は、できごとをそのまま綴っただけですが、論語物語はその名の通り、できごとを物語にして、そのとき弟子たちや孔子が何を考えていたのか、どのようにこうどうしたのかを(もちろん想像力をもって)補っています。
そのため、古典と違って登場人物たちが生き生きと動き出し、かえって心を打つシーンもたくさんあります。
弟子たちの個性も際立っており、ひとりひとりのイメージが掴みやすいです。
論語を読み通すのはある意味タルいですが、これは楽しみながら、感動しながら学ぶことができます。
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シモリタ カズヨ
5.0 out of 5 stars 論語の行間から滲み出る物語。
Reviewed in Japan on May 14, 2015
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論語の行間から滲み出る物語。伯牛疾ありの話は何回読んでも泣ける。とても不思議な本です。
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