Taechang Kim
Taechang Kim
イチャンス著《人間は神の暗号:カールラーナーの神学と多元的宗教の世界》
(ブンド出版社、1999年3月
初版、2018年8月4刷)
読み終えて、改めて実感したのは、本書を通じて著者が提起した問題(意識-関心-
体験)の現実的妥当性は出版された時(20世紀末)よりは
現時点(21世紀初)における
必要性と重要性が遥かに大きいということである. 特に, "匿名のキリスト人"
(anonymous Christen)論
と "文化-神学間対話の禅的
構造" 及び附録として提示された "仏教との比較" は大変啓発的である.