2026/09/28

おひとりさまvs.ひとりの哲学, 上野千鶴子, 山折哲雄, 2018

Amazon.co.jp: おひとりさまvs.ひとりの哲学 (朝日新書) eBook : 上野 千鶴子, 山折 哲雄: Kindle Store




おひとりさまvs.ひとりの哲学 (朝日新書)
by 上野 千鶴子 (Author), 山折 哲雄 (Author) Format: Kindle Edition

3.8 3.8 out of 5 stars (31)

「おひとりさま」シリーズの社会学者・上野千鶴子さんと『「ひとり」の哲学』(新潮選書)が評判の宗教学者・山折哲雄さんが、老いの果ての死をじっくり語り合う。さまざまな最期の迎え方の中から何を、どう選ぶのか。男の哲学的理想と女の社会学的現実がぶつかりあう。
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From Japan

お気に召すまま
5.0 out of 5 stars 「自己の死」の捉え方は男女で異なる
Reviewed in Japan on January 14, 2018
Format: Paperback ShinshoVerified Purchase
あまりにも面白いので一気に読了。本書の真のテーマは、「人は来世の信仰など宗教の支えなしに死んでいけるか」という問題である。国際日本文化研究センターで上野と旧知の仏教哲学者、山折哲雄との対談だが、議論は終始上野がリードし、山折はボコボコにされている。私も哲学者なので、仏教哲学者がこの程度しか言えないようじゃダメじゃん、というのが正直な感想だ。「性格の悪い」上野に対して、山折は本当に性格のよい優しい人である。本書の読者は、山折先生を好きになり、上野千鶴子を嫌いになるかもしれない。だが、ことは死生観をめぐる哲学的な対決である。無神論唯物論の上野にかくもあっさり土俵を割ってよいのだろうか。「野垂れ死に」に漠然と憧れるオジサンたちの能天気さへの上野の批判は鋭い。沖縄のある島には、本土の「ひっそりと死にたい」高齢男性たち(女性はいない)が移住し、現地に迷惑を掛けているそうだ。「野垂れ死に」に憧れる男性も心中は「妻子が看取ってくれるだろう」とたかをくくっている。妻は夫に先立たれることが多いので、女性の方が「自分が死ぬときはひとり」の覚悟がきっぱりとできている。山折が憧れる「夫婦は二世」(=夫婦はあの世でも一緒)は、社会学的調査では妻の拒否が大きい(夫と一緒の墓を拒否する妻はたくさんいる)。死にもジェンダーは深い影を落としているのだ。本書では、「野垂れ死に」をめぐる尾崎放哉と種田山頭火の比較によるナルシシズムの問題、踊り念仏の一遍の「教団」の是非、世襲制を恥じない大乗仏教系教団の堕落、カトリック神父の独身性の積極的評価など、死生観の重要な論点がたくさん提示されている。上野もとても正直で、優れた近代合理主義の知性である加藤周一、中井久夫、そして上野の師でもあった吉田民人などが、死を前にしたり施設の病床で、カトリックに入信したり仏教に傾倒したことにショックを受ける。結局、自分の死をどう受け入れるかは、自分がどのように生きたのかということの裏返しなのだ。人生を充実して「よく生きる」人は、自分の死に際して、神も来世も必要としない。死の恐怖を乗り越えるのは、「よく生きる」ということしかない。上野のこうした死生観はとてもすがすがしい。
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ウシン・ソージスト
3.0 out of 5 stars 期待外れです
Reviewed in Japan on January 27, 2018
Format: Paperback ShinshoVerified Purchase
文字が大きいので、高齢者を読者に想定していることが判り
ます。

「おひとりさま」対「ひとりの哲学」と言うよりも、上野氏
による、『「ひとり」の哲学』のおっさん読者攻撃といった
感じです。

その心は、おっさんのロマンでしかない「ひとり」思想など、
リアルな「おひとりさま」実践から見れば、「いい気なもん
だね」ということになります。

生涯ソリストとして、孤独死を当然の覚悟として生きている
身としては、上野氏の苛立ちに共感する訳ですが、対談とし
ては、横滑りのまま終わることが多く、不完全燃焼の感があ
りました。
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ふじさん
3.0 out of 5 stars 上野千鶴子さんのおひとりさまシリーズは好きだが
Reviewed in Japan on August 14, 2018
Format: Paperback ShinshoVerified Purchase
上野千鶴子さんの3部作、小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?
が良かったので、また、朝日新聞の紙面広告にも出たので買ったのですが、
思想論で、思った程面白くなかったです(人それぞれの感じ方はあるが)
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mogumogu
5.0 out of 5 stars 深い
Reviewed in Japan on June 6, 2018
Format: Paperback ShinshoVerified Purchase
中々内容がこく、お二人の立場の違いからのコメントが興味深かったです。
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うめじそ
3.0 out of 5 stars タイミングが悪いのかちょっと一方的対談
Reviewed in Japan on February 4, 2018
Format: Paperback Shinsho
山折哲雄氏が大手術から二ヶ月後の80代、終始上野氏リードでなんとも読み応えがなかった。
子供がいる妻帯者である山折氏はFakeひとり扱いにされるのと確信的リアルお一人(なんとなく
結婚の機会を逃し、なし崩しひとりではなく)上野氏の舌鋒鋭く、打ち合いになる
対談では全くなく、対談としては全く盛り上がらなかった。
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