2020/10/09

** スピリチュアリティ - Wikipedia (+ 한역)



スピリチュアリティ - Wikipedia



スピリチュアリティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ナビゲーションに移動検索に移動

この項目では、現代の宗教学・心理学・医療におけるスピリチュアリティの用法について説明しています。漢語や伝統宗教の用語については「霊性」を、スピリチュアリズムについては「心霊主義」をご覧ください。

スピリチュアリティ
関連記事
宗教
宗教の歴史 宗教の年表
伝統
キリスト教神秘主義 神秘主義
カトリックの霊性英語版
現代
SBNR英語版シンクレティズム
新宗教 仏教モダニズム英語版
実践
神秘体験 秘教 エクスタシー
霊的実践英語版
祈り 秘蹟 瞑想 チャント 献身 慈善
断食 不淫 キリスト教の瞑想英語版
苦行 修道生活英語版
レクティオ・ディヴィナ英語版
バクティ 修行 ヨーガ ヴィパッサナー瞑想
超越瞑想 パッセージ瞑想英語版
西洋
原インド・ヨーロッパ宗教英語版汎心論
ヘルメス主義 新プラトン主義
照明主義英語版神秘主義
秘教的キリスト教英語版
西洋の秘教英語版永遠の哲学
オカルト 啓蒙時代 敬虔主義
エマヌエル・スヴェーデンボリ
フランツ・アントン・メスメル
アンドリュー・ジャクソン・デイヴィス
ロマン主義 心霊主義 自由主義神学
ドイツ観念論 超越主義 普遍主義英語版
アトランティス ニューソート ニューエイジ
オリエンタリスト
オリエンタリズム 比較宗教学
神智学 非二元論英語版)(不二一元論中観派
アジア
原インド・イラン宗教英語版仏教
仏性 サティ (仏教) 密教 道教
開悟英語版悟り 新ヴェーダーンタ英語版
ヴィッパサナー運動英語版
神道 御霊信仰 精霊 浄土教 霊術
心理
人間性心理学 トランスパーソナル心理学
真実の自己と偽りの自己英語版
自己覚知英語版マインドフルネス
セルフヘルプ ポジティブ心理学
クオリティ・オブ・ライフ スピリチュアルケア
精神世界(日本の用語)
精神世界 超自然 超心理学 超能力
オーラ チャネリング 手当て療法
霊能力 霊感 前世 宇宙人
超古代文明 パワースポット 自己啓発
スピリチュアリティ ポータル








スピリチュアリティは、英語:Spiritualityの片仮名表記で、訳語には「霊性[1][注釈 1][2] や「精神性」などがある[3]。ただし、キリスト教などの組織的な伝統宗教からは離れて個々人が霊性に目覚める[4] ような新しい文化運動・宗教現象などについて1990年代以降はカタカナ表記される方が優勢であるが[4][5][6]、「霊性」と「スピリチュアリティ」という訳語を同じものとして扱うこともある[7]。ウィキペディアでは、便宜的・恣意的に「聖性」と「スピリチュアリティ」の記事を分けているが、記事内容に沿った使い分けを推奨している訳ではない。

霊性や精神世界スピリチュアリズム心霊主義)に関わる意味ではスピリチュアル(霊的)ともよばれる[6][注釈 2]

近年は宗教学以外でも心理学や、ターミナルケア(終末医療)などの医療ケアにおいて、人の幸せや生活の質クオリティ・オブ・ライフ)と関連して重要な概念とみなされている[10]。また、ニューエイジ霊術系の新宗教癒やしセラピー、コンサートやワールドカップ応援など強い神秘性や超越的な権威が認められる現象、アニメ、映画、ゲーム、教育などでもスピリチュアリティという言葉が用いられる[11]。スピリチュアリティの意味や、用語として使用する際の理論的および実践的文脈は、分野やテーマによっても相当に異なる[6]


目次
1スピリチュアリティへのアプローチ
2宗教現象とスピリチュアリティ
2.1宗教用語としての変遷:霊性とSpirituality
2.2現代西洋文化起源
2.2.1ニューエイジ運動と精神世界
2.2.2新しいスピリチュアリティ(新霊性運動)
2.2.3人間性回復運動(ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント)
2.2.4セレブリティへのスピリチュアルな崇拝
2.2.5パワースポット巡礼
2.2.6その他
2.3日本での展開
2.3.1日本のスピリチュアル・ブーム
2.3.2「スピリチュアル・ビジネス」
3医療におけるスピリチュアリティ
3.1WHOの健康定義の改正提案
3.1.1クオリティ・オブ・ライフ評価尺度として
3.2スピリチュアリティとQOL
4定義
4.1心理学的定義
4.1.1西平直による4つの位相
4.1.2現象学派心理学による定義
4.2宗教学的定義
4.3その他の定義
5脚注
5.1注釈
5.2出典
6関連項目
7参考文献
8外部リンク


スピリチュアリティへのアプローチ[編集]

「スピリチュアリティ」は日本人にはなじみのない概念であり、日本語で明確に説明できないこともあり、日本では一般における認知度はあまり高くない[12][13]。スピリチュアリティを使うのは医師、心理学者、宗教家などの専門家で、一般的にはほとんど使っていないという分析もある[10]

宗教学者・生命倫理学者の安藤泰至によれば、「スピリチュアリティ」という語を用いる人々は大きく三つに分けることができる[6]
医療・福祉・教育・心理療法など広義のヒューマンケアに関わる人々で、スピリチュアリティの実践的重要性を重視する人々
従来の宗教概念では捉えきれない現代社会の現象をスピリチュアリティという理論的分析概念で読み解く宗教学者
従来の宗教に替わるような新しい自己=霊性探究の運動における一種のスローガンとして用いるニューエイジや新霊性運動の主唱者

これら三つのグループが用いる「スピリチュアリティ」概念はそれぞれかなり異なるが、相互に影響を及ぼしてもいる[6]。とりわけ第一の専門家グループでは、実践的な関心が主となるために、スピリチュアリティの多義性や、自分たちと異なる理解にはほとんど関心を示さなかったり、役に立たない思弁として敬遠する傾向が強いと安藤はいう[6]

スピリチュアリティに対してそれぞれが関心に従って機能的な定義を与え、あいまいな部分を切り落とそうと試みるが、各分野における用法は独立したものではなく、相互に影響を与え合っており、それ故に曖昧さが残り続けると述べている[6]。最も根本的なものとして、宗教との関係のあいまいさが挙げられる。両者の関係として、安藤泰至は次の4つをあげている。
「スピリチュアリティ」を「宗教」を含んだ広い概念としてとらえる。
重なる部分はあるが、とりあえず区別できるとする。
「宗教」のひとつの本質的な要素として「スピリチュアリティ」をとらえる。
ふたつは別のものとする。

ある特定の立場からのスピリチュアリティの理解やその概念には、1~4の見方が複数混在している場合がある。「宗教」をある箇所では「人間の宗教性」とし、別の個所では制度的・文化的な意味での「宗教」と捉えるなど、異なった次元において「スピリチュアリティ」と対比されるためである。安藤は、医療においては2の捉え方が多いが、その重なりをどの程度とするかは、日本とキリスト教圏(特に英語圏)では大きな差があり、キリスト教圏においては重なりは大きいと述べている[6]。日本では伝統宗教の影響が小さいため、「スピリチュアリティ」と「宗教」との重なりを小さいものとし、意識的に宗教と距離を置いた形で専門職によってスピリチュアリティ概念が提唱されている。この場合、「生(や死)の意味の目的の追求」といった側面が強調され、「超越的次元の存在、自覚」のような宗教に近い側面は面に出さない傾向が強い[6]。これは、オウム真理教事件以降の宗教のイメージの低下が影響している[6]
宗教現象とスピリチュアリティ[編集]

スピリチュアリティは、個人の内面における奥深く、しばしば宗教的な感情および信念と関連があるという認識が広く持たれている[3]。近年の欧米では、Spiritual but not religious(SBNR、宗教を信じないが、霊性は信じている)という人々も増加している[2]。必ずしも特定の宗教に根ざすものではないが、宗教とスピリチュアリティが深い関係で結ばれていることは否定できない[2][10]

宗教用語としての変遷:霊性とSpirituality[編集]

として降った聖霊[14] を描写したサン・ピエトロ大聖堂ステンドグラス
語源や漢語としての用例史については「霊性」を、キリスト教における霊性史については「霊性 (キリスト教)」を参照

以下、日本における漢語・訳語としての霊性の用例とスピリチュアリティの表記の変遷、および英語圏でのSpiritualityの用語の変遷について概説する。

スピリチュアリティ(英語:spirituality)の語源は、呼吸や息、いのち、意識、霊感、風、香り、を意味するラテン語のスピリトゥス(spiritus)に由来する[15][注釈 3]。現代英語のspiritは、精神霊魂聖霊、生気・活気などと訳される[13]、肉体との二元論的な意味合いを持つ[注釈 4]。これに対して日本語の 「霊」は自然界を含めてあらゆる「霊」が含まれるアニミズム的なものであり、一神教における二元論的なスピリトゥスとは異なる[2][注釈 5]

漢語としての「霊性」は、非常にすぐれた性質や超人的な力能をもつ不思議な性質、天賦の聡明さなどを意味する[16]。日本でも平安時代末期から神道家卜部兼友や道元以来の用例がある[17][18]

エマヌエル・スヴェーデンボリ

鈴木大拙

1880年(明治13年)に完訳したスコットランド聖書協会による「新約全書(明治元訳聖書)」で英語 the spirit of holiness が「聖善の霊性」として翻訳された[19]。1914年(大正3年)には鈴木大拙スヴェーデンボリの翻訳において spirituality の訳語として「霊性」の語を用いた[20][21][18]

鈴木大拙は1944年の著書『日本的霊性』で、日本的霊性としては鎌倉時代に勃興した浄土系思想(ことに真宗信仰)を、最も純粋な形のものとして挙げている[22]神道は日本民族の原始的習俗の固定したもので、日本的なるものは余りあるほどあるが、霊性の光はまだそこから出ていないとしている[22]。鈴木は、霊性は民族がある程度の文化段階に進まないと覚醒されないとし、宗教意識は霊性の経験であり、霊性に目覚めることによって初めて宗教がわかると述べている[22]。鈴木は精神と霊性を区別しており、精神には倫理性があるが、霊性はそれを超越しており、精神は分別意識を基礎としているが、霊性は無分別智であるという[22]。精神が物質と対立して、その桎梏に悩むとき、自らの霊性に触れる時節があると、精神と物質の対立相克の悶えは自然に融消し去るとし、これが本当の意味での宗教であると述べている[22]。鈴木大拙は、霊性の問題はある点では議論を許さぬところがあるので、いわゆる水掛け論に終わることがあるが、『碧巌録』の言葉「相い罵ることは你(なんじ)に饒(ゆる)すに觜(くちばし)を接(つ)げ、相い唾(つばき)することは你に饒す水を撥(そそ)げ」で、これより外に仕方あるまいと述べている[22]鎌田東二は鈴木大拙の日本的霊性論は「大変偏っている議論だ」とし、神道、道元日蓮南方熊楠宮沢賢治について論じている[17]
現代西洋文化起源[編集]
ニューエイジ運動と精神世界[編集]

近代神智学の開祖ブラヴァツキー

ヨーガ

ニューエイジの旗手ジョン・デンバー

ニューエイジの旗手シャーリー・マクレーン
ニューエイジ」および「精神世界」を参照

元々spiritualityは、religiousness(信心深さによる敬虔な行為)などと同じ意味で使われていた[6]。霊性、霊的といった、宗教性と重なり合いつつも異なる意味での使用は、ヘレナ・P・ブラヴァツキーらの神智学協会を源流として、1960年代に米国で始まった対抗文化の流れを汲むニューエイジ運動に起源があるとされる[10][23]

大阪大学教授川村邦光は、1960年代終わり頃から若者を中心にスピリチュアリティへの覚醒が大きな潮流となり、瞑想密教ヨガ神秘主義、アメリカ経由の東洋宗教、超能力の開発、占星術血液型占いなどの占い心霊写真超常現象などのオカルティズム精神世界、1910年代からの霊学(霊術)ブームを継承したスピリチュアリズムなどが流行し、こうしたスピリチュアリズムについて「霊性、心霊世界、異次元の世界を志向する超近代スピリチュアリズム」とも述べている[24]。ポール・ヒーラス[25] は、ニューエイジに典型的に見られる文化的諸実践は、社会や文化に抑圧された本来の自己の聖性を取り戻す探求行為と捉え、「自己のスピリチュアリティ(self spirituality)」と名づけた[26]バーモント大学教授のエイドリアン・イバクヒブ(Adrian Ivakhiv)はニューエイジ・スピリチュアリティとも呼び、この運動の支持者には、ネオペイガニズム神智学の信奉者、地球外生物(ET)との交信者、オカルティスト自由主義キリスト教などが入り交じっており、オルタナティブ・スピリチュアリティ(代替霊性)のハイブリッド化や交雑育種がみられるとしている[27]。この他、LSDなどの幻覚剤の使用を中心としたサイケデリック・スピリチュアリティという見方もある[28]

また、新しいスピリチュアリティが興隆していった1970年代には、医療過誤医薬品問題が注目され、近代医療の限界を批判する声が民間で高まり、近代医療で迷信として否定されてきたユナニ医学アーユルヴェーダ中国医学などの伝統医療法代替医療鍼灸ヨーガ指圧などの東洋的身体技法などが脚光を浴びていった[29]。1970年代に米国で1980年代には日本でも、体・心・気・霊性の有機的統合や、自然治癒力による癒しを重視したホリスティック(全的)な健康観を提唱するホリスティック医学[注釈 6]の協会が設立された[29]

ダイアナ妃とインドの霊能者でオーロビンド・ゴーシュの弟子のシュリ・チンモイ。占星術師や霊能者と交流したダイアナ妃は死後、スピリチュアルな崇拝の対象ともなった[33]

内面探求への欲求の広がりを受け、欧米ではおおむね1980年代以降に意識的・意図的にスピリチュアリティの用語は用いられるようになった[6]。外来語として入ってきた日本では1990年代に「精神世界」への関心がブームとなり、スピリチュアリティという言葉も使われるようになった[6][10]精神世界とは、1970年代以降ブームとなったアメリカの対抗文化「ニューエイジ」における思想の多くの部分を含む日本のジャンルである[8]。1980年の『別冊宝島16 精神世界マップ』ではエニアグラムの九分類に基づき、「精神療法」「悟りの心理学」「魂とからだの訓練療法」「幻視宇宙学」「環境のデザイン学」「神秘学ーアメリカ・ヨーロッパ編」「ニューエイジ・アカデミズム」「 伝統をつぐ賢者たち」「神秘学一アジア編」と章立てがなされ、現代日本のスピリチュアリテイにおいてもそのまま通用する内容であった[34]。マンガやアニメでは北斗の拳AKIRA風の谷のナウシカなども若者のスピリチュアリティの覚醒に影響した[24]

こうして台頭してきた新しい宗教現象は、既存の組織的な宗教とは異なって非組織的であり、1990年代以降に既存の宗教と対置させる意味で、「スピリチュアリティ」という語を用いて研究する試みが多くなった[注釈 7]
新しいスピリチュアリティ(新霊性運動)[編集]

UFO(未確認飛行物体)といわれる写真

イルカ

イギリスの宗教社会学者ジェームズ・アーサー・ベックフォード(James A. Beckford)は、宗教組織にとどまらず医療や教育などの分野にも浸透し発展しているこの「ホリスティックな世界観を持つ文化現象」を「新しいスピリチュアリティ」として考察した[36]。ランカスター大学宗教学教授C.パートリッジは、西洋で伸張した新たなスピリチュアリティの多くは、オカルトニューエイジ、またUFOイルカ、東洋の伝統への指向を示すと説明している[37]。またポストモダン・スピリチュアリティは、ニューエイジだけでなくクラブカルチャー、音楽、映画にも等しく見出すことが可能とする[38]

日本の宗教学でも、1970年代後半から90年代前半になされた新宗教研究、90年代の半ばになされた精神世界ニューエイジの研究に続き、現代宗教研究の第三波として「スピリチュアリティ」が位置しており、東京大学名誉教授島薗進などがその分析にあたっている[36]。島薗進は、従来の伝統的なキリスト教における霊性と、現在興隆しているスピリチュアリティはかなり形を変えており、欧米でニューエイジ、エソテリスム、日本で精神世界などと呼ばれることが多かったこの「新しいスピリチュアリティ」は「新霊性運動」[39] または「ニューエイジ系宗教」[4] と呼称できるといっている。また島薗進は、日本でスピリチュアリティという語が盛んに用いられるようになったのは1990年代以降、アメリカでは1980年代以降で、それ以前も霊性追求はあったが、内からの自己解放という潮流の急速は普及が目に見える運動となって若者を中心に深い影響を及ぼすようになったのはこの頃であるとしている[39]。この潮流には、ニューサイエンス、癒やしホスピス、緩和ケア、またビジネスとしても、ヨーガ気功、気づきのセミナー、意識変容セラピー、エコロジーアルコール中毒患者のアルコホリクス・アノニマスのようなセルフヘルプ(メンタルヘルスにおける自助グループ)運動などが含まれるとしている[39]

島薗進らによれば、新しいスピリチュアリティストは既存宗教に対して悪印象を持っており、その理由として、集団への帰属と集団内の権威に服するよう要求したり、自己の宗教のみが正しく他の宗教は無価値とする独善的で排他的な姿勢や、信仰しない者は罰せられることなどを好ましくない性格とみなしているとしている[34][40]

大天使ミカエルイコン

上山弓子の説明によれば、新しいスピリチュアリティストはキリストブッダばかりか、マリア、マイトレーヤ、ソロモン王、大天使ミカエルなどあらゆる最高存在が「指導霊」や「守護霊」になりうると考えられ、いずれの至高存在もけっして絶対的ではなく、聖なるパワーの発信者とみなされて、心より帰依すべき義務は生じない[34]。また上山は、既存の宗教に代替する存在としてのスピリチュアリティ全般にみられる特徴として、
現実的な「今このとき」を主眼に置き、今生での気づきを重視する。
目的は「救い」ではなく、 癒し幸福である。
重要なのは気づき(アウェアネス)という「知」であり、信仰に至る必要はない。

の三つを挙げている[34]

教育においても、1995年の阪神・淡路大震災オウム真理教による地下鉄サリン事件を背景にして日本の文教行政においてもスピリチユアルな側面が強調されるようになり、「生きる力」の涵養が主張されるようになった[34]。2002年の中央教育審議会中間報告案では「科学・物質万能の風潮の中で、日に見えないものを大切にするという観点から、あらゆる宗教に共通する普遍的な宗教心を教える必要がある」と書かれた[34]。しかし、各界からの反発を受けて、「国公立学校における特定の宗教のための宗教教育や宗教活動の禁止が適当」とした上で宗教情操は道徳教育の中で取り組みが進められていると結論づけた[34]。この2002年度には「ゆとり教育」が本格始動し、文科省より「心のノート」が全国の小中学校に配布された[34]
人間性回復運動(ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント)[編集]
詳細は「人間性回復運動」を参照

1960年代心理学や宗教組織の主流への抵抗運動に始まり、近代社会における非常に重要で影響力のある勢力となった価値体系である。1940~50年代に、精神分析学や行動主義の限界を超えるものとして作られたアブラハム・マズローの人間性心理学から発展した。ほとんどの自助団体は人間性回復運動から派生しており、多くのニューエイジや代替スピリチュアリティが生まれ、宗教的・非宗教的な様々な運動に影響を与えた。[41]
セレブリティへのスピリチュアルな崇拝[編集]

マリリン・モンロー

スピリチュアルな崇敬の対象としてのキューバの革命家チェ・ゲバラ[33]

セレブリティ(有名人)へのスピリチュアルな崇拝(Celebrity - centric Spirituality)も関連現象としてある[33]。近代におけるセレブへのスピリチュアルな崇拝は19世紀のヴィクトリア女王夫のアルバート公に始まる[33]ダイアナ妃は生前占星術師や霊能者と交流するなどスピリチュアリティに興味を持っていたが、死後は『ダイアナ―愛のスピリチュアルガイダンス・14章 天界のダイアナ妃より[42]』などの本でスピリチュアルな崇拝の対象とされた[33]

20世紀ではマリリン・モンローケネディ大統領ジョン・レノンチェ・ゲバラエルヴィス・プレスリーなどへのスピリチュアルな崇拝が例としてある[33]。日本では、芸能人のタモリが安産祈願で人気を集めている[43]

人気歌手のコンサートワールドカップなどのスポーツ応援においても、人々の意識や行動の様式、集団の性格などに強い神秘性や超越的な権威が認められる現象があり、「宗教」とはよばれないが、何らかの超越的ない見や力との交流があり、こうした擬似宗教的現象を指すキーワードとしてスピリチュアリティという言葉が用いられることもある[11]
パワースポット巡礼[編集]

パワースポットとして有名なセドナ(米国アリゾナ州)。セドナはスピリチュアルな観光地として州観光局が紹介し、日本からも「世界No.1パワースポット」として紹介されてツアーが組まれている[44]

近年日本でパワースポットとされる高千穂

1960年代よりニューメキシコ州サンタフェタオスアリゾナ州セドナイギリスグラストンベリーなどはニューエイジの中心地として成長し、こうしたパワープレイス(パワースポット)を巡礼する文化現象が広まっていった[27]。また、ヘルマン・ヘッセやアラン・ワッツ[注釈 8]カルロス・カスタネダの著書が評判を得るなか、1960年代後半から西欧の工業都市よりもスピリチュアルで聖なる場所と見なされたインドバリ中南米(ラテンアメリカ)などへヒッピーが旅行するようになった[27]

マヤ暦研究のホゼ・アグエイアス

1987年8月には太陽系惑星直列に際してマヤ文明カレンダーに基づく瞑想イベント大会のハーモニック・コンバージェンス(Harmonic Convergence、調和集会)が開催され、ニューエイジの旗手で女優のシャーリー・マクレーンや歌手のジョン・デンバー、LSD研究で元ハーバード大学心理学教授ティモシー・リアリーらが参加し、ホゼ・アグエイアスは平和とハーモニーの新しい時代(ニューエイジ)に移るために14万4千人の瞑想と祈りを訴え、米国のパワースポットをはじめ世界各地でセドナシャスタ山チャコ・キャニオンブラックヒルズ、ニューヨーク市のセントラル・パーク、グラストンベリーやストーンヘンジマチュ・ピチュエジプトピラミッドギリシアオリンポス山などに瞑想する人達が集結した[27]。これはニューエイジにおける千年王国主義傾向の発端となった[27]

1991年、写真家コートニー・ミルン(Courtney Milne)の写真集『The Sacred Earth』ではグラストンベリーオーストラリアエアーズロック(ウルル)、ハワイのハレアカラボリビア太陽の島メキシコパレンケエジプトギザのピラミッドエルサレムオリーブ山ニュージーランドトンガリロ山カリフォルニア州シャスタ山チベットカイラス山、日本の富士山南アフリカテーブル山バリアグン山バトゥール山など四つの聖山が撮影され、これらのパワースポットは1990年代に多くの本やウェブサイトでも紹介されるようになった[27]。ニューエイジの地球巡礼者(ニューエイジ・アース・ピルグリム)にとって地球は神聖な存在者であり、パワースポットはガイア神現祭(Theophany)として巡礼者にパワーとスピリチュアルな神秘をもたらすとされる[27]

A・イバクヒブは、こうしたガイアとパワースポット、アースエネルギー(地球の力)によるヒーリング癒し)、擬人化された聖地精霊が重要視される自然崇拝的な宗教現象を「ニューエイジ自然宗教 (New Age nature religion)」と呼んだ[27]

アース・ピルグリム運動やニューエイジの観光客が増えていくことによって、ヒーリング・センター、スピリチュアルな隠れ家やコミュニティ、ニューエイジ内での交易のネットワークなど、国際的なニューエイジのインフラが興隆していくことになった[27]

デビルスタワー。映画未知との遭遇で宇宙船が降りた場所。

特にアリゾナ州セドナに集結したニューエイジでメタフィジカルな(形而上学的)コミュニティは1950年代からどんどん増加したが、1970年代後半に霊能者のディック・サトフェン(Dick Sutphen)やページ・ブライアン(Page Bryant)らによってセドナはパワースポットまたはボルテックスであると鑑定されてからはドラマティックに増加し、1987年の大イベントであるハーモニック・コンバージェンス集会を結果として生じた[27]。このニューエイジ・コミュニティには、様々な霊能者、スピリチュアル・カウンセラー、セラピスト、代替医療プラクティショナー、ローカルな小売業者、サービス業者が含まれる[27]スティーヴン・スピルバーグの1977年のSF映画未知との遭遇』でも、ワイオミング州の巨岩デビルスタワーに宇宙船が降り立って、信号を受信したスピリチュアルな人間が、内からの抑えがたい欲望に従って、自然のランドスケープに惹かれていくのを確認できるし、実際イバクヒブの調査でも多くのニューエイジ信奉者がセドナに対してこの映画と類似した体験を感じたことが報告されている[27]。こうしたニューエイジ宗教において、コズミック・セルフ(宇宙的自己)は、アース・スピリチュアリティ(地球の霊性)に触れることで深層自我のルーツを地球に見出し、ライトボディー(光の身体)に覚醒することが目指される[27]

鎮守の森

日本でも2000年代のスピリチュアルブームの流行のなかでメディアで霊能者が「力がある土地」として紹介した場所「パワースポット」に、開運などの目的で人が押し寄せており、一部で町おこしにも利用されている[45]。また「鎮守の森」巡りなどでは、森林保護エコロジーと自然崇拝に基づくスピリチュアリティが結びついているともいわれる[34]。パワースポットして境内の一部を紹介された神社では、本殿に礼拝せず「パワースポット」のみ訪れる人も多いなど、既存の宗教や現地との軋轢も起こっている[45]
その他[編集]

他に現代西洋文化起源の関連の現象として、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェイムズに始まり個体的なものを超える(あるいは通り抜ける)心理学であるトランスパーソナル心理学幻覚剤を中心にしたサイケデリック・スピリチュアリティ、宇宙人の実在を信じそのメッセージを重視するユーフォロジー(Ufology)、女性たちの経験に根ざし、女性たちに向けられ、女性たちの同志愛でもあるスピリチュアルな探求・創造力の運動フェミニスト・スピリチュアリティ、より環境に焦点を当てたエコ・フェミニスト・スピリチュアリティ、自己啓発に関する心理学の体系である神経言語プログラミング、普通の生活を送りながら宗教的でもあるという現象・暗黙裡の宗教(Implicit Religion、インプリシット)、オーストラリアで盛んな野外ダンスパーティーのレイブ(ドゥーフ、ブッシュ・パーティー)などがある。[46]
日本での展開[編集]
日本のスピリチュアル・ブーム[編集]

霊的なエネルギーオーラのイメージ図。

アメリカのニューエイジ運動は主に「精神世界」の名で日本に広まったが、その後日本で「スピリチュアル」と呼ばれるものにほぼ受けつがれた[8]。ただし、中村晋介によれば、日本のスピリチュアルブームは欧米のニューエイジ運動に由来するものだが、先祖崇拝や死者の魂の実在を重視する日本のスピリチュアルは、欧米のニューエイジ運動と似て非なるものではないかとしている[47]

ヒーリングや「癒やし」は1995年頃から徐々に知られるようになり、その後急速にブームとなって、それを引き継ぐようにスピリチュアル・スピリチュアリティという言葉が2000年頃から広まっていった[31]2004年には占い師細木数子が出演するテレビ番組「ズバリ言うわよ!」(TBS系)がヒットした[34]。しかし、従来型の先祖祭祀や古典的な夫婦関係の復活、地域の寺社への参拝などを強弁した細木に対して多くの女性視聴者は拒絶反応を示した[47]。翌2005年には自らスピリチュアル・カウンセラーを名乗る[31]江原啓之美輪明宏らが出演した『オーラの泉』(テレビ朝日系)が放送開始され大ヒットした[34]。細木と違って江原は死者への敬意や追慕の念を抱くことの重要性を説きつつも既成宗教の枠組みにとらわれることには批判的であり、「大きな物語」への接近と忌避を矛盾なく並列させることで、自己が多元化した若者に受容されたという[47]真言宗智積院研究員鈴木晋怜は、江原啓之の人気について「従来の霊能者は、低い霊現象を扱い、風変わりな行動をとり、何らかの宗教的背景をもち、現世利益を提供するというものが多かった。それに比べて、現在の霊能者は、スピリチュアル・カウンセラーと称して、高次のスピリットのメッセージを伝達し、成熟した人格を養うことを重視し、宗教的外観をとらず、クライエントに「人生の地図」を提供するという非常に洗練されたものとなっている」と指摘している[31]

江原啓之の人気を典型とする「スピリチュアルなものへのあこがれ」を「スピリチュアルブーム」という[31][47]。スピリチュアルブームの中核には心霊と交流する特殊能力者が出演するテレビ番組のほか、癒しとスピリチュアルに特化したイベント型見本市[48] のスピリチュアルマーケット(スピマ)には2009年に年間11万人が利用している[47]。スピリチュアルブームの要因には、個人化した社会の中で傷ついた自己があり、そのような自己が努力や自己責任という言葉でなく、「悪いのはあなたではない」「そのままでいい」という「許しの言葉」によって肯定されることがあるという[47]

心霊写真とされる写真。

テレビでのスピリチュアル番組が台頭する背景の一つとしては、1970年代に映画「エクソシスト」が大ヒットし、日本のテレビ番組でも超能力や霊能力、心霊写真などのオカルト番組が多数出現したこともある[47]國學院大學教授石井研士は、テレビ局は霊感商法霊視商法カルト教団を批判する一方で、1970年代から霊能力者や超能力者、占い師などを継続的にテレビ番組に登場させてきており、これは視聴者に直接的影響を与えるとしている[47][49]

また、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの有元裕美子によれば、現代日本の「スピリチュアル」には、ニューエイジのエコロジー、自然志向、平和主義など社会性の高い領域よりも、個人におけるご利益など現世利益的側面が強いという特徴があり、現代日本スピリチュアルは狭義では癒しセラピー、補完・代替医療食事療法を除く)、占星術東洋思想古代文明、超自然現象などがあり、広義では哲学心理学宗教学民俗学人類学、また宗教、日本的霊性(先祖崇拝巫女イタコノロユタ陰陽道など)も含まれる一方、かつての「精神世界」に含まれる潜在能力開発(自己啓発)、ニューサイエンス疑似科学オカルト宇宙人UFOなどは狭義のスピリチュアルには含まれないとしている[8]。有元は、限られた人の中で愛好されていた「ストイックできまじめな"精神世界"」が、おしゃれで「やさしく明るい"スピリチュアル"」に作り替えられた結果、社会的需要の高まりとあいまって、昨今のブームにつながったのではないかと述べている。忙しい現代では様々な苦難や悲しみから素早く回復することが求められており、「ゆっくりと根本的な回復」ではなく「たとえ表面的にでも通常の生活がおくれる程度まで、『効率的に癒されたい』」という需要が発生する[8]。自ら試行錯誤し答えを得るのではなく、専門家による効率的なプログラムやプロによる高度なサービスにより、短時間で人生の正解を手に入れることが求められるのである[8]

上田弓子は現代の多様なスピリチュアリティを愛好する日本人の感性には、神道的な感性や、自然崇拝などのアニミズムが大きく関与していると論じている[34]
「スピリチュアル・ビジネス」[編集]

パワーストーン

アロマテラピー

スピリチュアルを商材とするビジネスは、「スピリチュアル・ビジネス」と呼ばれ、日本でも市場規模は正確に不明であるが、1兆円ほどといわれ(2011年時点)、拡大傾向にある[8]。有元によれば、スピリチュアル・ビジネスは健康産業、娯楽産業、コーチングまたはコンサルティングなどの多角的な側面を持つ産業分野であり、目に見えない力を扱うため、常識を超えた解決方法が見つかるかもしれないという期待感を抱かせるという点に最大の魅力と強みがあると指摘した上で、商品に期待される主な価値として、次の3点をあげている[8]
努力することなく、それまでの人生をガラッとリセットして全く違う本来のすばらしい自分になれるという変身願望。
透視能力を備えた専門家の肯定的な言葉や静寂、香り等によってもたらされる深い安心感とリラックス、神秘体験
超越的な非日常の中で遭遇する特別な自分や特別な人生が与えてくれる、人生や自分の存在の意味付け、優越感。

スピリチュアル・ビジネスは、自身の霊的成長や心身の鍛錬など自己啓発的な用途は少なく、ヒーリングや瞑想古武術などの教室、オーラソーマなどヘビーユーザーが比較的多いもので若干みられる程度である。マーケットの主な関心は、開運や心身の不調の改善など現世利益と実益に関わる用途である。(有元は健康オタクとスピリチュアル・コンシューマーの特性は重複するところが多いと述べている。)スピリチュアルやスピリチュアル・ビジネスでは、パワーストーンオーラソーマフラワーレメディホメオパシーアロマ商品といったヒーリンググッズ、サイトから配信されるエネルギーを与えるという映像や音楽、瞑想の誘導支援を行うWebヒーリング・オーディオヒーリングなどの関連商品の占める位置が大きい[8]。ニューエイジは物質主義を敬遠して精神性を重視する文化として日本に導入されたが、それを受けついだ日本のスピリチュアルでは、物質的な豊かさの実現や人間関係改善の手段としてスピリチュアリティを用いるという現象が起きていると有元は論じている[8]

被害も発生しており、2017年には占い師が信奉者の女性を風俗店で働かせたとして、9800万円の賠償金を払うよう命じられた[50]
医療におけるスピリチュアリティ[編集]
スピリチュアルケア」も参照
WHOの健康定義の改正提案[編集]

スピリチュアリティという用語の主流文化における広がりは、1998年に世界保健機関(WHO)が新しく提案した健康定義にspiritualが含まれていたことに始まる[10]。以下が提案された健康定義である。


Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well being and not merely the absence of disease or infirmity.

「健康とは、完全な身体的、心理的、スピリチュアル及び社会的福祉の動的な状態(静的に固定されていない状態)であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」

提案された定義では、dynamicとspiritualという部分が新たに追加されている(この提案は現在まで保留されている)[10]。spiritual(スピリチュアル、霊的、宗教的[注釈 9])の追加は、人間の尊厳の確保や生活の質(QQL)を考えるために、必要かつ本質的なものだという観点から提案されたと言われており[51]、スピリチュアリティを、人間として生きることに関連した経験的一側面であり、身体感覚な現象を超越して得た体験を表す言葉として捉えられた[12]。定義改正に積極的だったのは宗教活動が生活に根付いているイスラム圏やアフリカ諸国の代表だった[10]。定義改正への反対意見としては、スピリチュアリティと宗教との混同や、代替医療の横行の恐れなどが指摘された[10]

最終的には健康定義の改正には至らなかったがWHOでの定義改正提案を契機にして、スピリチュアリティは、宗教学にとどまらない学際的な概念としてアカデミズムの世界でも注目されるようになった[10]
クオリティ・オブ・ライフ評価尺度として[編集]

心理学者ヴィクトール・フランクル

は、人間の本質を物質的次元を超えた精神とし、人間はつねに生きがい、人生の意義を求めているとした[52]
クオリティ・オブ・ライフ」も参照

世界保健機関では健康定義の改正に備え、スピリチュアリティの領域を測定するための尺度SRPB(Spiritual, Religion, and Personal Beliefs スピリチュアル、信仰、個人的信念)を作成した。この尺度は世界保健機関が開発したクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の尺度であるWHOQOL-100に準拠して構成され、SRPB領域として8つの側面を新たに設定した[10]
絶対的存在との連帯感(Connectedness to a spiritual being or force)
人生の意味(Meaning of life)
畏怖の念(Awe)
統合性と一体感(Wholeness & integration)
内的な強さ(Spiritual strength)
心の平穏/安寧/和(Inner peace/ serenity/harmony)
希望と楽観主義(Hope & optimism)
信仰(Faith)

ただし、スピリチュアリティとクオリティ・オブ・ライフの関係はきわめて複雑であり、両者の関係についてのコンセンサスは未だなく、Sawatzkyらはスピリチュアリティを個人のQOLに対する予測因子ではなく、概念的に区別された独立した現象としてとらえるべきであるとしている[10]

名古屋女子大学の真鍋らは、8つの側面から心理的領域の側面を除くと、残された側面には魂(soul)、内的な(霊的な)強さ、信仰という一定のキーワードが含まれており、これらが経験される生活領域は宗教である指摘している[10]。ここで述べられる宗教生活は、伝統的な宗教における祈りや儀式への参加だけでなく、絶対的存在を自覚し、それとの結びつきや交流により人生の意味を確認できるような経験を目的とした諸活動がなされる生活領域をすべて含んでいる。文化現象として現れた様々な運動の中でも、オカルト霊感神秘体験瞑想チャネリングといった、絶対的存在との接触や交流を目的とする活動もここに含まれる[10]
スピリチュアリティとQOL[編集]

エリク・H・エリクソン

心理学的ハピネス研究のDiener&Biswas-Diener(2008)は、多くの宗教はQOLに対してポジティブな影響を与えるとし、要因として次を挙げる[10]
心理的な平穏をもたらす信仰:死後の世界や来世への信仰により、死を恐れなくなる。
宗教組織や教団に属することで得られるソーシャルサポート:宗教的集まりや人間関係の中で援助や支援が得られる。
永遠、偉大なものとの結びつきによって人生の意味や生きる目的が与えられる。
宗教的に育てられたことの影響
宗教的儀式が日常生活にはない幸福感をもたらす。
超越的な存在と個人とを結びつけるスピリチュアルな感情(たとえば愛、感謝、畏怖)はポジティブな情動と密接に結びついており幸福感を高める。

また、体力や社会的役割を喪失していく高齢期において多くの高齢者が喪失の現実に対してストレス・コーピングをとり悪影響を低減させ、その結果として価値観の変容などによりスピリチュアリティが高齢者において重視されるようになるという研究も報告されている[10]

発達心理学エリクソンの老年期発達段階論の示唆を受けたブラウンとルイスの研究[53] によれば、80歳以上の高齢者には、死の恐怖の克服、スピリットの高まり、人生の意味の把握などの項目では高齢なほど得点が高かった[10]
定義[編集]

様々なスピリチュアリティの意味や定義は、場合によっては互いに矛盾している[2]。文化的運動を指す場合には「霊性」という訳語が当てられることが多いが、生活の質(QOL)や健康について語る際にこの訳語を採用すると、特定の側面(特に宗教的意味)が強調されすぎてしまい、誤解を招きかねない[10]
心理学的定義[編集]

宗教学者の島薗進は「「宗教」は各人の事柄であるとともに外部にあるシステムを指すのに対して、スピリチュアリティは主に個人の内部において、あるいは個人を通して見出されるもの」で、スピリチュアリティはこの意味で心理学と関連が深いと述べている[54]
西平直による4つの位相[編集]

哲学者・教育学者の西平直は、スピリチュアリティには宗教的生活、価値観、実存性、大いなる受動性の4つの位相を区別することができるとしている[10]
第一の位相:宗教性、宗教的生活の位相[10]。WHOの健康定義に代表される、身体的、心理的、社会的領域と同一地平にあって、それらとは区別される第4の領域としてのスピリチュアリティである。Carroll, M. M. が、「合体的アプローチ」(integrated approach)として言及したモデルでもある[10]
第二の位相:価値観の位相[10]。全人格性としてのスピリチュアリティであり、身体的、心理的、社会的の領域に分けられてしまった人格に統一性を与えるものとして位置づけられる。これはCarroll, M. M.の統一的アプローチ(unifying approach)、エルキンスらの現象学派心理学に当たるものである[10]
第三の位相:実存性の位相[10]。人間の根源にある「生きる意味」の自覚に関わるスピリチュアリティ[10]
第四の位相:大いなる受動性の位相[10]。「聖なるもの」や「大いなるもの」との出会いやつながり(あるいは一体感)によって、自分が「生かされている」ことを実感するものである[10]

第三と第四の位相は、経験の内奥に潜在する実存性や個人を超越した存在を仮定するもので、トランスパーソナル心理学などでしばしば採用される[10]。この二つの位相には、何かしら実証ないし反証不可能な命題が含まれている[10]
現象学派心理学による定義[編集]

現象学派心理学(phenomenological psychology)で臨床心理学[15] のエルキンス(David N. Elkins)らは1988年の論文で定義を行うにあたって、次の仮定を示している[10][55]
仮定1. 人間の経験の中にはスピリチュアリティとしか呼びようのない次元がある。
仮定2. スピリチュアリティは人間的現象であり、潜在的には誰にでも起こりうる。
仮定3. スピリチュアリティは宗教と同じではない。
仮定4. スピリチュアリティを定義し、それを評価する方法を開発できる。

この仮定では、スピリチュアリティは人間の経験であり、人間現象であるとされている[10]。この仮定に基づき、文献調査と宗教関係者へのインタビューを行い、スピリチュアリティとは「超越的次元の存在の自覚によって生じる存在・経験様式のひとつであり、それは自己、他者、自然、生命、至高の存在と考える何かに関する一定の判別可能な価値観によって特徴づけられる」と論じ[10]、「魂を養い、霊的側面を発達させるプロセスおよびその結果」と定義した[15]

さらに彼らは、スピリチュアリティを9つの要素から成る多元的構成体として再定義し、それぞれの要素を測定するための尺度を開発している[10]
超越的次元の存在: 超越的次元、すなわち何かしら「見えない世界」の存在を信じ、それと繋がることで力を得ていると感じる。
人生の意味と目的: 人生には意味があり、存在には目的があると確信している。
人生における使命: 生への責任、天命、果たすべき使命があると感じる。
生命の神聖さ: 生命は神聖であると感じ、畏怖の念を抱く。
物質的価値: 金銭や財産を最大の満足とは考えない。
愛他主義: 誰もが同じ人間であると思い、他人に対する愛他的感情を持つ。
理想主義: 高い理想を持ち、その実現のために努力する。
悲劇の自覚: 人間存在の悲劇的現実(苦痛、災害、病気、死など)を自覚している。そのことが逆に生きる喜び、感謝、価値を高める。
スピリチュアリティの効果: スピリチュアリティは生活の中に結実するもので、自己、他者、自然、生命、何かしら至高なる存在等とその個人との関係に影響を与える。

Elkinsらの定義は、スピリチュアリティは宗教的活動として顕在化するのではなく、幅広い領域での生活経験に潜在的な影響を与えるもの、すなわち価値観(value)として捉えている[10]
宗教学的定義[編集]

宗教学事典の「スピリチュアリティ」項目(弓山達也)では、WHO健康定義の1998年以来の議論でスピリチュアリティと宗教とは分離された次元で議論されたが、一方でまた霊的なもの・超自然的な働きを重視する宗教学者らによる定義として、スピリチュアリティを、「超自然的な力や存在」のこと(小池靖)、「当事者が何らかの手の届かない不可知、不可視の存在」または「神秘的なつながり」(伊藤雅之)、「何らかの超越的存在」(葛西賢太)という定義がある[56]

同事典で岩井洋黒住教金光教天理教などの新宗教が組織的であるのに対して「超越的、神秘的な体験を重視する個人的な宗教性」として「霊性(スピリチュアリティ)」を定義した[57]

同事典で鶴岡賀雄は、スピリチュアリティとは「従来の神秘主義が有していたエリート主義、達人主義的含意を去って、一種の民主化ないし大衆化された神秘主義」として定義した[58]
その他の定義[編集]

以下、いくつかのスピリチュアリティの定義を列挙する(順不同)。
大阪市立大学医学部看護学科教授の長山正義は、森宏一編『哲学事典』(青木書店)での定義に基づき[注釈 10]、「人間に特有な心理的あるいは精神的活動の総体または任意の部分を指す用語」と定義している[2]
神学 スピリチュアルケア研究・実践 窪寺俊之人生の危機に直面して「人間らしく」「自分らしく」生きるための「存在の枠組み」「自己同一性」が失われたときに、それらのものを自分の外の超越的なものに求めたり、あるいは自分の内面の究極的なものに求める機能[13]
トランスパーソナル心理学 中村雅彦市井の人々の日常生活における体験、信念、態度および価値観の反映された多様な心理的変数であり、それは人々にとって必ずしも自覚され意識されているとは限らない「潜在因子」である[12]
死生学研究 藤井美和どんな状態でも自分をよしとでき、生きることに根拠を与えるもので、人間存在の根源を支える領域である。これには宗教性が含まれている[15]
社会福祉研究 木原活信人間の核となるものであり、精神と身体とを結合させるものである。精神とは区別して用いられ、精神、物質、あるいは肉体を包括するもの[15]
スピリチュアルケア研究 三澤久恵個人の生きる根元的エネルギーとなるものであり、存在の意味に関わるものであり、ゆえにその有り様は、個人の全人的状態、すなわち、個人の身体的、心理的、社会的領域の基盤として各側面の表現形に影響をおよぼす[15]
精神科医評論家 香山リカ死後の生や霊魂など、この世を超越した目に見えない世界やそこでの現象を信じること、またその世界からのメッセージを受け取ること[59]
脚注[編集]
[脚注の使い方]

注釈[編集]

^ 三省堂大辞林』では、宗教、特にカトリック教会における宗教心のあり方やその伝統を指す用語として紹介されている。三省堂大辞林 霊性
^ 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの有元裕美子は、現代の日本では、「スピリチュアリティ」と「スピリチュアリズム」(心霊主義)を柱とする物事を広く指すことばとして、スピリチュアルという言葉が使われるという[8]。また、スピリチュアルペイン(霊的痛み)という言葉もある[9]。この意味でのスピリチュアルは、「精神世界」を概ね受けついだ言葉である[8]
^ このラテン語は、呼吸する・生きている、霊感を得る、風が吹くなどの意味を持つ動詞スピロー(spiro)に基づく[15]。このスピリトゥスは聖書の歴史のなかで、主にギリシャ語のプネウマの訳語となっており、プネウマはヘブライ語におけるルーアハおよびネシャマーに対応している。旧約聖書において、ルーアハは始原のエネルギーであり、神との関わりのなかで、神に従って、新世界を創造するダイナミズムを有するものであり、ネシャマーは神の命の息であり、物質で造られた体にネシャマーが入れられたことで、人は命ある存在となった[15]
^ 「life and consciousness not associated with a body」(肉体に関連付けられない命や意識)と解説され、肉体との二元論的な意味合いとなっている[2]
^ 日本語の「」は、自然物の威力・霊力(「ち」と読むもので、おろち(蛇)、いかずち(雷)等)、祟りなすたましい(「りょう」と読むもので、いきりょう(生霊)、おんりょう(怨霊)等)、たましい(「たま」といわれるもの)といった意味がある[2]
^ 日本ホリスティック医学協会はホリスティック医学を
人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的全体的で、ホリスティック(全的)な健康観に立脚する。
自然治癒力を癒しの原点におく。
患者が自ら癒し、治療者は援助する。
様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う。
病の深い意味に気づき自己実現をめざす。等と定義している[30][31]。ホリスティック医学はホーリズムの影響を受けている[32]
^ 宗教学においては、伝統的な宗教、マクガイアのいう公認宗教とは異なる非公認宗教、非組織的な宗教現象に対して1990年代以降、「スピリチュアル」「スピリチュアリティ」の語を用いて把捉しようとする研究が増加した[35]
^ Alan WattsにはTHE BOOK : On the Taboo Against Knowing Who You Are』(New York : Random House, 1966(邦訳『タブーの書』めるくまーる 1991、改訂『「ラットレース」から抜け出す方法』 竹渕智子 訳サンガ 2014)の著書があり、The Spirit of Zen(1936)など禅についての著書もある。
^ 医療においては、1980年代までは「spiritual needs」を「死について話すことの必要性」と捉え、「spiritual」を「宗教的」と訳すことが場合が多かった[13]。これは当時、キリスト教を想定して「spiritual」を理解し、患者の「spiritual needs」に応えるのはキリスト教の聖職者の役目だと見なされていたためである[13]。その後1980年代後半になると、仏教の立場からの意見も聞かれるようになり、日本人にとっての「spiritual」な側面について注目され、「宗教的」に加えて「霊的」という言葉が用いられるようになった[13]。1990年代になると、あえて訳さずそのままの英語表記または「スピリチュアル」とカタカナ表記されるようになった[13]
^ ただし、森宏一編『哲学事典』(青木書店)に「スピリチュアリティ」の項目は存在しない。
出典[編集]

^新カトリック大事典』4巻、研究社、1375-1378頁、「霊性」(奥村一郎、高柳俊一執筆)
^ a b c d e f g h 長山正義, 「スピリチュアリティの考察」『大阪市立大学看護学雑誌』 第4巻 , NCID AA12017447
^ a b PDQ®がん用語辞書 霊性
^ a b c 島薗進「ニューエイジ系宗教」『宗教の事典』朝倉書店、472-473頁、2012年。
^ 伊藤雅之、J.A.ベックフォードによる(『宗教学事典』丸善、平成22年、20-21頁)。
^ a b c d e f g h i j k l m 安藤泰至, 「越境するスピリチュアリティ : 諸領域におけるその理解の開けへ向けて(<特集>生命・死・医療)」『宗教研究』 日本宗教学会, 80巻 2号 2006年 p.293-312, doi:10.20716/rsjars.80.2_293
^ 伊藤雅之・梶尾直樹・弓山達也(編)、2004年、「スピリチュアリティの目覚めとその危機」、『スピリチュアリティの社会学 現代世界の宗教性の探求』、世界思想社
^ a b c d e f g h i j k 有元裕美子 著 『スピリチュアル市場の研究: データで読む急拡大マーケットの真実』 東洋経済新報社 2011年
^ 沼田光男、『あなたの知らない生体ミネラルの真実』、ビオ・マガジン、12ページ、2013年、ISBN 978-4-904379-61-5
^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah 真鍋顕久, 古屋健, 三谷嘉明, 「スピリチュアリティとQOLの関係に関する理論的検討」『名古屋女子大学紀要 家政・自然編, 人文・社会編』 56号 p.41-52, 2010-03, NAID 120005592108, 名古屋女子大学
^ a b 宗教の事典」朝倉書店p694-5(池上良正)
^ a b c 小薮智子, 白岩千恵子, 竹田恵子, 太湯好子, 「スピリチュアリティの認知の有無と言葉のイメージ : 緩和ケア病棟の看護師,一般病棟の看護師,一般の人,大学生の特徴」『川崎医療福祉学会誌』 19巻 1号 2009年 p.59-71, NCID AN10375470
^ a b c d e f g 日本人高齢者のスピリチュアリティ概念構造の検討 54P
^ マタイによる福音書3章16節
^ a b c d e f g h 「スピリチュアル」の意味―聖書テキストの考察による一試論―13P
^ 『日本国語大辞典』第二版(小学館 2002年)の「霊性」項目
^ a b 鎌田東二, 「日本的霊性」を問い直す」『公共研究』 3巻 1号 p.56-78 2006年, 千葉大学大学院人文社会科学研究科, NCID AA12002541
^ a b 鎌田東二「信仰の新しい形としてのスピリチュアリティ
^ 翻訳委員社中『新約全書』北英聖書會社(スコットランド聖書協会)、413頁(明治学院大学図書館デジタルアーカイブス)。羅馬書(ローマ人への手紙)第1章4の「聖善の霊性」
^ スエデンボルグ『神智と神愛』(『鈴木大拙全集 第25巻』所収、丙午出版社)
^ 鎌田 1995, p. 368.
^ a b c d e f 鈴木大拙 著 『日本的霊性』 岩波文庫、岩波書店、1972年
^ 杉本良男,「特集 : マダム・ブラヴァツキーのチベット : 序論」『国立民族学博物館研究報告』 40巻 2号 p.199-214, 2015, 国立民族学博物館, NAID 120005727188
^ a b 「宗教の事典」朝倉書店2012、p540-541
^ Heelas, P.1996 The New Age Movement, Blackwell.
^ 伊藤雅之 スピリチュアリティ研究の射程と応用可能性 『年報社会科学基礎論研究』第4号(2005)、ハーベスト社
^ a b c d e f g h i j k l m Adrian Ivakhiv,Nature and Self in New Age Pilgrimage,Culture and Religion, Taylor & Francis Group,Vol. 4, No. 1, 2003.Routledge.
^ C.パートリッジ(Christopher Partridge )編纂「現代世界宗教事典―新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ」悠書館p514-518
^ a b 田邉信太郎「伝統的健康論の立場から--国際的状況下における健康概念の見直しと武道健康論探究の課題 (平成20年度(2008.4-2009.3)のプロジェクト研究) -- (「武道健康論」研究--武道が健康観や健康の精神性などとどのような関連を持つか)」『武道・スポーツ科学研究所年報』 第14号・平成20年度、国際武道大学。p25-33, NAID 40016841328.
^ ホリスティック医学の定義 NPO法人日本ホリスティック医学協会のホームページ。「ホリスティック医学」 日本ホリス ティック医学協会(編著)/東京堂出版
^ a b c d e 鈴木晋怜「現代のスピリチュアル志向にわれわれはどう応えるか」現代密教 21号、 2010-03-31、pp85-102
^ ホリスティックとは? NPO法人日本ホリスティック医学協会のホームページ
^ a b c d e f C.パートリッジ(Christopher Partridge )編纂「現代世界宗教事典―新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ」悠書館p499-502
^ a b c d e f g h i j k l 上田弓子, 「現代日本におけるスピリチュアリティについての一考察」『教養デザイン研究論集』 6巻 2014年 p.57-76, 明治大学大学院, ISSN 2185-6966。。
^ 宗教学事典(丸善、平成22)p20-21(伊藤雅之執筆)
^ a b 星野英紀,池上良,氣多雅子,島薗進,鶴岡賀雄『宗教学事典』丸善、2010年、21頁。ISBN 4621082558
^ C.パートリッジ編「現代世界宗教事典―新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ」悠書館p497-498)
^ C.パートリッジ(Christopher Partridge )編纂「現代世界宗教事典―新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ」悠書館p512
^ a b c 宗教学事典(丸善、平成22)p.598-599「新霊性運動=文化」(島薗進)
^ 島薗進「救済からスピリチュアリテイへ:現代宗教の変容を東アジアから展望する」127-154頁
^ C.パートリッジ(Christopher Partridge )編纂「現代世界宗教事典―新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ」悠書館 p554-558
^ リタ・エイダ著、 森晴季訳『ダイアナ―愛のスピリチュアルガイダンス・14章 天界のダイアナ妃より』三雅、2003年
^ 安産パワー誇るタモリ 通うラーメン店もパワースポット化 2016.01.06 NEWSポストセブン
^ セドナ観光局「セドナへようこそ!癒し&スピリチャルを楽しむ」.DWIGHT GARNER,In Search of the Vortex Vibe in Sedona,April 9, 2006,NYTimes.町山町子「究極のパワースポット!? 人生を変える「セドナ」の必訪スポット4選」2014/02/13 17:00,WooRis、小学館。佐藤智子「世界的パワースポット、セドナに行けば、本当に幸せになれるのか。ヒーラー界のティーチャーにインタビュー」2014年12月26日 10時31分配信Yahoo!ニュース。「世界No.1パワースポット 不思議な力がみなぎる場所セドナ完全攻略」2015年11月08日 11時42分 JST,ハフィントン・ポストライフスタイルジャパン。2016年3月24日閲覧.Jill Poulston & Tomas Pernecky,The New Age experience in Sedona, Arizona,Auckland University of Technology,2013.
^ a b 「不可視なものと対話するということ 対談 鏡リュウジ×若松英輔」「中央公論5月号」 中央公論新社、2015年
^ C.パートリッジ(Christopher Partridge )編纂「現代世界宗教事典―新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ」悠書館 p596-586
^ a b c d e f g h 中村晋介, 「スピリチュアル・ブーム」をどうとらえるか -福岡県内の大学生を対象とした意識調査より- 『福岡県立大学人間社会学部紀要』 19巻 2号 p.19-31 2011年, 福岡県立大学, NAID 110008604483
^ スピリチュアル・マーケットとは、スピリチュアルマーケット(スピマ)公式サイト。
^ 石井『テレビと宗教――オウム以後を問い直す』中央公論.2008:p37-38
^ “「スピリチュアル」で人生を棒に振る中高年たち、悲劇の実例集”. 週刊ダイヤモンド. (2018年3月9日) 2018年3月10日閲覧。
^ 健康の定義について 日本WHO協会
^ 喜多佳子「V.E.フランクルの「意味への意志」に関する一考察」『佛教大学教育学部学会紀要』 9号 p.185-198, 2010, 佛教大学教育学部学会。
^ エリク・H・エリクソン、Vital involvement in old age, with Joan M. Erikson, Helen Q. Kivnick, Norton, 1986.(『老年期――生き生きしたかかわりあい』、朝長正徳・朝長梨枝子訳、みすず書房、1990年)。Brown, C., & Lowis, M. J.,Psychological development in the elderly: An investigation into Eriksonʼs ninth state. Journal of Aging Studies, 17, 2003.
^ スピリチュアリティの興隆をどう捉えるか? 島薗進
^ Elkins, D. N.; Hedstrom, L. J.; Hughes, L. L.; Leaf, J. A.; Saunders, C. (1988). “Toward a Humanistic-Phenomenological Spirituality Definition, Description, and Measurement”. Humanistic Psychology 28 (5-18): 8. doi:10.1177/0022167888284002.
^ 宗教学事典(丸善、平成22)の「スピリチュアリティ」項目(弓山達也執筆)。同項目で樫尾直樹『スピリチュアリティ革命』2010が紹介されている。
^ 宗教学事典(丸善、平成22)p152-3(岩井洋執筆)
^ 宗教学事典(丸善、平成22)p300
^ 『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人』幻冬舎新書、2006年、p36
関連項目[編集]

ポータル スピリチュアリティ

ウィキメディア・コモンズには、スピリチュアリティに関連するカテゴリがあります。

霊性 - 霊性 (キリスト教)
スピリチュアルケアターミナルケアホスピス
クオリティ・オブ・ライフ
ニューエイジ精神世界神秘主義神智学
超自然超常現象
参考文献[編集]
安藤泰至, 「越境するスピリチュアリティ : 諸領域におけるその理解の開けへ向けて(<特集>生命・死・医療)」『宗教研究』 日本宗教学会, 80巻 2号 2006年 p. 293-312, doi:10.20716/rsjars.80.2_293
伊藤雅之 スピリチュアリティ研究の射程と応用可能性 『年報社会科学基礎論研究』第4号(2005)、ハーベスト社
上田弓子, 「現代日本におけるスピリチュアリティについての一考察」『教養デザイン研究論集』 6巻 2014年 p. 57-76, 明治大学大学院, ISSN 2185-6966。。
梶原直美「「スピリチュアル」の意味:聖書テキストの考察による:試論」『川崎医療福祉学会誌』第24巻第1号、川崎医療福祉学会、2014年11月20日、 11-20頁、 ISSN 0917-4605、2014年12月30日閲覧。
鎌田東二『宗教と霊性』角川書店学芸出版、1995年。
鎌田東二, 「日本的霊性」を問い直す」『公共研究』 3巻 1号 p. 56-78 2006年, 千葉大学大学院人文社会科学研究科, NCID AA12002541
竹田恵子、太湯好子「日本人高齢者のスピリチュアリティ概念構造の検討」第16巻第1号、川崎医療福祉学会誌、2006年、2014年12月30日閲覧。
長山正義, 「スピリチュアリティの考察」『大阪市立大学看護学雑誌』 第4巻 2008年 p. 21-25, NCID AA12017447, doi:10.24544/ocu.20180403-134
外部リンク[編集]
『スピリチュアリティ』世界の地図(1) 宗教情報センター
中村雅彦, 長瀬雅子, 「スピリチュアルな癒しに関するトランスパーソナル・パラダイムの展望 : 癒し,医療,スピリチュアリティの相互関係」『愛媛大学教育学部紀要』 第51巻 第1号 p. 83-93, 2004年, NCID AA11987685

===

영성

출처: 무료 백과사전 '위키피디아(Wikipedia)'

영성 은 영어 : Spirituality 의 가타카나 표기로, 번역어에는 「영성[1] [주석 1] [2] 이나 「정신성」등이 있다 [3] . 다만, 기독교 등의 조직적인 전통종교와는 별개로 개개인이 영성에 깨어나는 [ 4] 같은 새로운 문화운동·종교현상 등에 대해 1990년대 이후에는 가타카나 표기되는 것이 우세하지만 [4 ] [5] [6] , 「영성」과 「영성」이라는 번역어를 같은 것으로 취급하는 경우도 있다 [7] . 영성이나 정신세계 나 영성 ( 심령주의 )에 관련된 의미에서는 영성 (영적)이라고도 불린다 [6] [주석 2] .

최근 종교학 이외에도 심리학 이나 터미널 케어 (종말의료) 등의 의료 케어에서 사람의 행복과 생활의 질(품질의 삶)과 관련 하여 중요한 개념으로 간주되고 있다 . ] . 또 뉴에이지 영술계의 신종교 , 치유  테라피 , 콘서트나 월드컵 응원 등 강한 신비성과 초월적인 권위가 인정되는 현상, 애니메이션, 영화, 게임, 교육 등에서도 영성이라는 말이 사용된다 [11] . 영성의 의미와 용어로 사용할 때의 이론적 및 실용적 맥락은 분야와 주제에 따라 상당히 다르다 [6 ] .

영성에 대한 접근 편집 ]

「스피리츄어리티」는 일본인에게는 익숙하지 않은 개념이며, 일본어로 명확하게 설명할 수 없는 경우도 있어, 일본에서는 일반에 있어서의 인지도는 그다지 높지 않다[12][ 13 ] . 영성을 사용하는 것은 의사, 심리학자, 종교가 등의 전문가로, 일반적으로는 거의 사용하지 않는다는 분석도 있다[10 ] .

종교학자· 생명 윤리학자의 안도태지에 의하면, 「스피리츄어리티」라고 하는 말을 이용하는 사람들은 크게 3개로 나눌 수 있다 [6] .

  1. 의료·복지·교육·심리요법 등 광의의 휴먼 케어에 관여하는 사람들로, 영성의 실천적 중요성을 중시하는 사람들
  2. 종래의 종교 개념에서는 파악할 수 없는 현대 사회의 현상을 영성이라는 이론적 분석 개념으로 읽어내는 종교 학자
  3. 기존 종교로 바뀌는 새로운 자기 = 영성 탐구의 운동에서 일종의 슬로건으로 사용 하는 뉴 에이지와 신령성 운동의 주창자

이 세 그룹이 사용하는 "영성"개념은 각각 상당히 다르지만 서로 영향을 미칠 수 있습니다 [6] . 특히 첫 번째 전문가 그룹에서는 실천적 관심이 주가 되기 때문에 영성의 다의성이나 자신들과 다른 이해에는 거의 관심을 보이지 않거나 쓸모 없는 생각으로 경원하는 경향이 강하다. 라고 안도는 말한다 [6] .

영성에 대해 각각이 관심에 따라 기능적 정의를 부여하고 모호한 부분을 잘라내려고 시도하지만 각 분야의 용법은 독립적이 아니며 서로 영향을 주고 있으므로 모호합니다. 계속 남아 있다고 말한다 [6] . 가장 근본적인 것으로 종교와의 관계의 모호함을 들 수 있다. 양자의 관계로서 안도 타이지는 다음 4가지를 들고 있다.

  1. '스피리츄어리티'를 '종교'를 포함한 넓은 개념으로 파악할 수 있다.
  2. 겹치는 부분은 있지만, 우선 구별할 수 있다고 한다.
  3. 「종교」의 하나의 본질적인 요소로서 「스피리츄어리티」를 포착한다.
  4. 둘은 다른 것으로 한다.

특정 입장에서의 영성의 이해나 그 개념에는, 1~4의 견해가 복수 혼재하고 있는 경우가 있다. '종교'를 한 곳에서는 '인간의 종교성'으로 하고, 다른 곳에서는 제도적·문화적인 의미에서의 '종교'로 파악하는 등 다른 차원에서 '정신'과 대비되기 때문이다. . 안도는 의료에 있어서는 2의 포착 방법이 많지만, 그 중첩을 어느 정도로 하는지는 일본과 기독교권(특히 영어권)에서는 큰 차이가 있고, 그리스도교권에서는 겹치는 것은 크다고 말 이다 [6] . 일본에서는 전통종교의 영향이 작기 때문에 '스피리츄어리티'와 '종교'의 겹침을 작게 하고 의식적으로 종교와 거리를 둔 형태로 전문직에 의해 영성 개념이 제창되고 있다. 이 경우, 「생(나 죽음)의 의미의 목적의 추구」라고 하는 측면이 강조되고, 「초월적 차원의 존재, 자각」과 같은 종교에 가까운 측면은 면에 나오지 않는 경향이 강하다[6 ] . 이것은 앵무새 진리 사건 이후 종교의 이미지 저하가 영향을 미친다 [6] .

종교 현상과 영성 편집 ]

영성은 개인의 내면에서 깊고, 종종 종교적인 감정과 신념과 관련이 있다는 인식이 널리 알려져있다 [3 ] . 최근 서구에서는 Spiritual but not religious (SBNR, 종교를 믿지 않지만 영성은 믿고 있다)라는 사람들도 증가하고 있다 [2] . 반드시 특정 종교 에 뿌리를 둔 것은 아니지만, 종교와 영성이 깊은 관계로 연결되어 있는 것은 부정할 수 없다 [2] [10] .

종교 용어로서의 변천 : 영성과 Spirituality 편집 ]

이하, 일본에서의 한어·역어로서의 영성의 용례와 영성의 표기의 변천, 및 영어권에서의 Spirituality의 용어의 변천에 대해 개략한다.

영성(영어: spirituality)의 어원은 호흡과 숨, 생명, 의식, 영감, 바람, 향기, 영과 영혼을 의미하는 라틴어 스피리투스(spiritus 에서 유래 한다 [ 15 ] . [주석 3] . 현대영어의 spirit은 정신 , 마음 , 영혼 , 성령 , 생기·활기 등으로 번역된다 [13] , 육체와의 이원론적인 의미를 가진다 [주석 4] . 이에 대해 일본어의 '영'은 자연계를 포함하여 모든 '영'이 포함되는 애니미즘 적인 것으로, 일신교 에서의 이원론 적인 스피리투스와는 다르다 [2] [주석 5] .

한어 로서의 「영성」은, 매우 뛰어난 성질이나 초인적인 역능을 가지는 이상한 성질, 천부의 사명 등을 의미한다[16 ] . 일본에서도 헤이안 시대 말기부터 신도 가보 부 겸 친구나 선 승도 전 이래의 용례가 있다 [17] [18] .

1880년( 메이지 13년)에 완역된 스코틀랜드 성서 협회 에 의한 「신약 전서( 메이지 원역 성경 )」에서 영어 the spirit of holiness가 「성선의 영성」으로 번역되었다 [19] . 1914년(다이쇼 3년)에는 스즈키 오오츠키 가 스베덴볼리 의 번역에 있어서 spirituality의 번역어로서 「영성」의 단어를 이용했다 [20] [21] [18] .

스즈키 오오츠키는 1944년의 저서 『일본적 영성』으로, 일본적 영성으로서는 가마쿠라 시대에 발흥한 선과 정토계 사상(진짜 신종 신앙 ) 을 , 가장 순수한 형태  꼽고 있다 22] . 신도 는 일본 민족의 원시적 습속의 고정된 것으로, 일본적인 것은 너무 많지만, 영성의 빛은 아직 거기에서 나오지 않았다고 한다[22 ] . 스즈키는, 영성은 민족이 어느 정도의 문화 단계로 진행되지 않는다고 각성되지 않는다고 하고, 종교 의식은 영성의 경험이며, 영성에 깨어나서 처음으로 종교를 알 수 있다고 말하고 있다[22 ] . 스즈키는 정신과 영성을 구별하고, 정신에는 윤리성이 있지만, 영성은 그것을 초월하고, 정신은 분별 의식을 기초로 하고 있지만, 영성은 무분별 지치라고 한다 [ 22] . 정신이 물질과 대립하고 그 梎梏에 고민할 때 스스로의 영성을 접하는 시절이 있으면 정신과 물질의 대립상극의 번성은 자연스럽게 녹아 버린다고 하며 이것이 진정한 의미에서의 종교이다. 말한다 [22] . 스즈키 오오츠키는, 영성의 문제는 어떤 점에서는 논의를 허락하지 않는 곳이 있기 때문에, 이른바 물걸론에 끝나는 일이 있지만, 「아오이 녹록」의 말 「상대히 매는 것은 你(난지) 에게 말ゆる)스니 觜(부리)를 접(つ)하고, 相唾(つばき)하는 것은 你에 楠하는 물을 발(そそ)게, 이것보다 밖에 어쩔 수 없다고 말하고 있다[22] . 가마타 히가시 는 스즈키 오오조의 일본적 영성론은 「몹시 치우치고 있는 논의다」라며, 신도, 미치모토, 니치렌, 남방 쿠마쿠, 미야자와 켄지 에 대해 논하고 있다 [ 17 ] .

현대 서양 문화 기원 편집 ]

뉴에이지 운동과 정신세계 편집 ]

근대 신지학 의 개조 브라바츠 
뉴 에이지 국기 손 존 덴버
뉴 에이지 깃발 손 셜리 맥클레인

원래 spirituality는 religiousness(신심 깊이에 의한 경건한 행위) 등과 같은 의미로 사용되고 있었다 [6] . 영성, 영적 등 종교성과 겹치면서도 다른 의미에서의 사용은 헬레나 P. 브라바츠키 등의 신지학 협회를 원류로 하여 1960년대에 미국에서 시작된 대항문화  흐름  펌핑 하는 뉴 에이지 운동 에 기원이 있다고 여겨진다 [10] [23] .

오사카대학 교수가 와무라 구니코  1960년대 말부터 젊은이를 중심으로 영성에 대한 각성이 큰 조류가 되어 명상, 밀교, 요가, 신비주의, 미국 경유  동양 종교 , 초능력 개발 , 점성술 과 혈액형 운세 등의 운세 , 심령 사진 , 초상 현상 등의 오컬티즘 , 정신 세계 , 1910년대부터의 영학( 영술 ) 붐을 계승한 영적 리듬 등이 유행해, 이러한 영적 리듬에 대해 “영성, 심령 세계, 이 차원의 세계를 지향하는 초근대 영적 리듬 "이라고도 말하고 있다 [24] . 폴 힐러스 [25] 는 뉴에이지에서 전형적으로 보이는 문화적 실천은 사회나 문화에 억압된 본래의 자기의 성성을 되찾는 탐구 행위라고 파악하고, “자기의 영성(self spirituality ) ) "라고 명명했다.[26] . 버몬트 대학 교수인 에드리안 이박히브(Adrian Ivakhiv)는 뉴에이지 영성 이라고도 불리며, 이 운동의 지지자로는 네오피가니즘 과 신지학 의 신봉자, 지구외생물 (ET)과의 교신자, 오컬티스트 , 자유주의 기독교 등이 섞여 있어 얼터너티브·스피리츄어 리티 (대체 영성)의 하이브리드화나 교잡육종이 보여진다고 한다 [27] . 이 밖에 LSD 등의 환각제 의 사용을 중심으로 한 사이키델릭·스피리츄어리티 라는 견해도 있다 [28] .

또한 새로운 영성이 흥창해 온 1970년대에는 의료 과오 나 의약품 문제가 주목되어 근대 의료의 한계를 비판하는 목소리가 민간에서 높아져 근대 의료로 미신으로 부정되어 온 유나니 의학 이나 아유르베다나 중국 의학 등 의 전통 의료법 이나 대체 의료 , 침구 · 요가 · 지압 등의 동양적 신체 기법 등이 각광을 받았다 [29] . 1970년대 미국에서 1980년대에는 일본에서도 몸·심·기·영성의 유기적 통합이나 자연치유력에 의한 치유를 중시한 홀리스틱(전적)한 건강관을 제창 하는 홀리스틱 의학 [주석 6] 의 협회가 설립되었다 [29] .

다이애나비와 인도의 영능자로 오로빈드 고슈 의 제자인 슈리 친모이 . 점성술사나 영능자와 교류한 다이애나비는 사후, 영적 숭배의 대상이 되었다 [33] .

내면 탐구에 대한 욕구의 확산을 받아 서구에서는 대체로 1980년대 이후에 의식적·의도적으로 영성의 용어는 이용되게 되었다[6 ] . 외래어로 들어온 일본에서는 1990년대에 「정신세계」에 대한 관심이 붐이 되어, 영성이라는 말도 사용되게 되었다 [6] [10] . 정신세계란 1970년대 이후 붐이 된 미국의 대항문화 ' 뉴에이지 '에 있어서의 사상의 많은 부분을 포함한 일본 장르이다 [8] . 1980년의 「별책 보물섬 16 정신 세계 맵」에서는 에니아그램의 9 분류에 근거해, 「정신 요법」 「깨달음의 심리학」 「영혼과 몸의 훈련 요법」 「환시 우주학」 「환경의 디자인학」 「신비 학-미국·유럽편” “뉴에이지·아카데미즘” “전통을 붙이는 현자들” “신비학일 아시아편”이라고 장세이가 되어 현대 일본의 영적 리테이에서도 그대로 통용하는 내용이었다[34 ] . 만화나 애니메이션에서는 호쿠토의 주먹 , AKIRA , 바람 계곡 의 나우시카 등도 젊은이의 영성의 각성에 영향을 주었다 [24] .

이렇게 대두해 온 새로운 종교 현상은 기존의 조직적인 종교와는 다르게 비조직적이며, 1990년대 이후에 기존의 종교와 대치시키는 의미로 '스피리츄어리티'라는 단어를 사용하여 연구하려는 시도 가 많아졌다 [주석 7] .

새로운 영성 (신령성 운동) 편집 ]

UFO ( 미확인 비행 물체 )라고하는 사진

영국의 종교 사회학자 제임스 아서 벡퍼드( James A. Beckford )는 종교 조직에 그치지 않고 의료나 교육 등의 분야에도 침투해 발전하고 있는 이 「홀리스틱한 세계관을 가지는 문화 현상」 를 "새로운 영성"으로 고찰했다 [36] . 랭커스터 대학 종교학 교수 C. 퍼트리지는 서양에서 신장한 새로운 영성의 대부분은 오컬트나 뉴에이지, 또한 UFO, 돌고래, 동양의 전통에의 지향 을 나타낸다고 설명 하고 있다 [ 37 ] . 또한 포스트 모던 스피리츄어 리티는 뉴 에이지뿐만 아니라 클럽 문화 , 음악, 영화에서도 동등하게 찾아낼 수 있게 한다 [38] .

일본 종교학에서도 1970년대 후반부터 90년대 초반에 이루어진 신종교 연구, 90년대 중반에 이루어진 정신세계·뉴에이지의 연구에 이어 현대종교연구의 제3파로서 '스피리 츄어 리티 ' 가 위치하고 있으며, 도쿄대학 명예교수 섬 토진 등이 그 분석에 해당하고 있다 [36] . 시마토진은, 종래의 전통적인 기독교에 있어서의 영성 과, 현재 흥융하고 있는 영성은 상당히 형태를 바꾸고 있어 구미에서 뉴에이지, 에소테리즘, 일본에서 정신 세계  이라고 불리는 것이 많았다 「새로운 영성」은 「신령성운동[39] 또는 「뉴에이지계 종교[4] 라고 호칭할 수 있다고 한다. 또한 시마토진은 일본에서 영성이라는 단어가 활발하게 사용되게 된 것은 1990년대 이후, 미국에서는 1980년대 이후로, 그 이전에도 영성 추구는 있었지만, 내로부터의 자기 해방이라고 한다 조류의 급속은 보급이 눈에 보이는 운동이 되어 젊은이를 중심으로 깊은 영향을 미치게 된 것은 요즘이라고 하고 있다[39 ] . 이 조류에는 뉴 사이언스, 치유 , 호스피스, 완화 케어, 또 비즈니스로서도, 요가 , 기공 , 눈치채는 세미나, 의식 변용 테라피, 생태학 , 알코올 중독 환자의 알코폴릭스 아노니마스와 같은 셀프 헬프(멘탈 헬스  있어서 의 자조 그룹 ) 운동 등이 포함된다고 한다 [ 39] .

시마토진에 의하면, 새로운 영성주의자는 기존 종교에 대해 악인상을 가지고 있으며, 그 이유로서 집단에의 귀속과 집단 내의 권위에 복종하도록 요구하거나 자기 종교만이 정확히 다른 종교는 무가치로 하는 독선적이고 배타적인 자세나, 신앙하지 않는 자는 처벌받는 것 등을 바람직하지 않은 성격으로 간주하고 있다고 한다[34][ 40 ] .

우에야마 유미코의 설명에 의하면, 새로운 스피리츄어리스트스트는 그리스도나 붓다뿐 아니라, 마리아 , 마이트레야 솔로몬왕 , 대천사 미카엘 등 모든 최고 존재가 「지도령」이나 「수호령」이 될 수 있다고 생각되고, 어떠한 최고 존재도 절대적이지 않고, 거룩한 힘의 발신자로 간주되어, 마음보다 귀의해야 할 의무는 생기지 않는다[34 ] . 또한 우에야마는 기존 종교로 대체하는 존재로서의 영성 전반에 보이는 특징으로서,

  1. 현실적인 「지금 이 때」를 주안에 두고, 금생에서의 주의를 중시한다.
  2. 목적은 '구원'이 아니라 치유 와 행복 이다.
  3. 중요한 것은 깨달음( 어웨어니스 )이라는 「지」이며, 신앙 에 이를 필요는 없다.

의 3개를 들고 있다 [34] .

교육에 있어서도 1995년 한신·아와지 대지진 , 앵무새 진리교 에 의한 지하철 사린 사건을 배경으로 일본 문교 행정에서도 영적 측면이 강조되게 되어, “사는 힘”의 풍양이 주장된다 되었다 [34] . 2002년 중앙교육심의회 중간보고안에서는 “과학·물질 만능의 풍조 속에서 날 보이지 않는 것을 소중히 한다는 관점에서 모든 종교에 공통되는 보편적인 종교심을 가르칠 필요가 있다 "라고 적혀있다 [34] . 그러나 각계로부터의 반발을 받아 "국공립학교에서 특정 종교를 위한 종교교육과 종교활동 금지가 적당하다"며 종교정조는 도덕교육 속에서 대처가 진행되고 있다고 결론을 내렸다 [34] . 이 2002년도에는 「여유 교육」이 본격 시동해, 문과성보다 「마음의 노트」가 전국의 초중학교에 배포되었다 [34] .

인간성 회복 운동 (휴먼 포텐셜 무브먼트) 편집 ]

1960년대 심리학이나 종교조직의 주류에 대한 저항운동으로 시작되어 근대사회에서 매우 중요하고 영향력 있는 세력이 된 가치체계이다. 1940~50년대에 정신분석학과 행동주의의 한계를 넘는 것으로 만들어진 아브라함 머슬로우 의 인간성 심리학에서 발전했다. 대부분의 자조단체는 인간성 회복운동에서 파생되어 많은 뉴에이지와 대체 영성이 태어나 종교적·비종교적인 다양한 운동에 영향을 주었다. [41]

유명인에 대한 영적 예배 편집 ]

영적 숭배의 대상으로 쿠바의 혁명가 최 게바라 [33]

유명인 (유명인)에 대한 영적 숭배 (Celebrity - centric Spirituality)도 관련 현상으로있다 [33] . 근대의 유명인에 대한 영적 예배는 19 세기 빅토리아 여왕의 앨버트 공공 에서 시작된다 [33] . 다이애나비 는 생전 점성술사나 영능자와 교류하는 등 영성에 흥미를 갖고 있었지만, 사후는 『다이애나-사랑의 영적 가이던스·14장 천계의 다이애나비보다 [ 42 ] 숭배의 대상이 되었다 [33] .

20세기에는 마릴린 먼로 , 케네디 대통령 , 존 레논 , 최게 발라 , 엘비스 프레슬리 등에 대한 영적 숭배가 예로 든다 [33] . 일본에서는 연예인 타모리 가 안산기원으로 인기를 끌고 있다 [43] .

인기 가수 콘서트 , 월드컵 등 스포츠 응원에서도 사람들의 의식과 행동의 양식, 집단의 성격 등에 강한 신비성이나 초월적인 권위가 인정되는 현상이 있어 '종교'라고 불릴 수 없다 하지만 어떤 초월적인 견해나 힘과의 교류가 있어, 이러한 의사종교적 현상을 가리키는 키워드로서 영성이라는 단어가 이용되기도 한다[11 ] .

파워 스팟 순례 편집 ]

파워 스폿으로 유명한 세도나 ( 미국 애리조나 주 ). 세도나는 영적 관광지로 주 관광국이 소개하고, 일본에서도 '세계 No.1 파워 스폿'으로 소개되어 투어가 짜여있다 [44 ] .
최근 일본에서 파워 스폿으로 여겨지는 다카치호

1960년대부터 뉴멕시코주의 산타페  타 오스 , 애리조나 주의 세도나 , 영국  글래스 턴베리 등은 뉴에이지의 중심지로 성장해, 이러한 파워플레이스( 파워 스폿 )를 순례 하는 문화 현상이 퍼져 나갔다 [27] . 또한 헤르만 헤세 와 앨런 와츠 [주석 8] 와 카를로스 카스타네다 의 저서가 명성을 얻는 가운데, 1960년대 후반부터 서유럽의 공업 도시보다 영적이고 거룩한 장소로 간주된 인도 , 발리 , 중남미 ( 라틴 미국 ) 등으로 히피가 여행하게 되었다 [27] .

1987년 8월에는 태양계 의 행성 직렬 에 즈음 해 마야 문명 캘린더 에 근거하는 명상 이벤트 대회의 하모닉 컨버전스(Harmonic Convergence, 조화 집회)가 개최되어, 뉴에이지의 기수로 여배우의 셜리 맥클레인이나 가수  존 덴버 , LSD 연구에서 전 하버드 대학 심리학 교수 티모시 리얼리 등이 참가, 호세 아게이아스 는 평화와 하모니의 새로운 시대 (뉴 에이지)로 옮기기 위해 14만 4천명의 명상과 기도를 호소, 미국의 파워 스포트를 비롯한 세계 각지에서 세도나 , 샤스타 산 , 차코 캐년 , 블랙 힐스 , 뉴욕시의 센트럴 파크 , 글라스톤 베리 와 스톤 헨지 , 마추 피츄 , 이집트 의 피라미드 , 그리스 의 올림포스 산등에 명상하는 사람들이 집결했다 [27] . 이것은 뉴 에이지에서 천년 왕국주의 경향의 발단이되었다 [27] .

1991년 사진가 코트니 밀른(Courtney Milne)의 사진집 『The Sacred Earth』에서는 글라스톤베리, 호주 에어즈록( 울룰 , 하와이  할레아 카라 , 볼리비아  태양 의 섬 , 멕시코  팔 렝케 , 이집트 의 기자 의 피라미드 , 예루살렘 올리브  , 뉴질랜드 통가리 로  , 캘리포니아 샤스타  , 티베트 카이라스  , 일본 후지산 , 남아프리카 테이블  , 발리아궁산과 바투르산 등 4개의 성산이 촬영되어 이들 파워스팟은 1990년대에 많은 책 이나 웹사이트에서도 소개되게 되었다[27 ] . 뉴 에이지의 지구 순례자 (뉴 에이지 어스 필그림)에게 지구는 신성한 존재자이며, 파워 스팟은 가이아의 신현제 (Theophany)로서 순례자에게 파워와 영적 신비 를 가져다 준다 [ 27] .

A·이박히브는, 이러한 가이아 와 파워 스폿, 어스 에너지( 지구의 힘)에 의한 힐링 ( 치유 ), 의인화된 성지 의 정령 이 중요시되는 자연 숭배 적인 종교 현상을 “ 뉴에이지 자연 종교 (New Age nature religion) "라고 불렀다 [27] .

어스・필그림 운동이나 뉴에이지의 관광객이 늘어나는 것에 의해, 힐링 센터 , 영적인 은신처나 커뮤니티, 뉴에이지 내에서의 교역 의 네트워크 등, 국제적인 뉴에이지의 인프라가 흥상해 가는 것 되었다 [27] .

악마 타워 . 영화 미지 와의 조우로 우주선이 내린 장소.

특히 애리조나주의 세도나 에 집결한 뉴에이지에서 메타피지컬한( 형이상학  ) 커뮤니티는 1950년대부터 점점 증가했지만, 1970년대 후반에 영능자의 딕 사트펜( Dick Sutphen)과 페이지 브라이언(Page Bryant) ) 등에 의해 세도나는 파워 스포트 또는 볼텍스 라고 감정되고 나서는 드라마틱하게 증가해, 1987년의 대이벤트인 하모닉 컨버전스 집회를 결과적으로 생겼다[27 ] . 이 뉴 에이지 커뮤니티에는 다양한 영능자, 영적 카운슬러, 치료사, 대체 의료 연습자, 지역 소매 업체 및 서비스 제공 업체가 포함됩니다 [27 ] . 스티븐 스필버그 의 1977년 SF영화 ' 미지 와의 조우'에서도, 와이오밍주의 거암 데빌 스 타워 에 우주선이 내려서 신호를 수신한 영적 인간이, 내로부터의 억제하기 어려운 욕망에 따라 자연 랜드스케이프에 매료되어 가는 것을 확인할 수 있고, 실제 이박히브의 조사에서도 많은 뉴에이지 신봉자가 세도나에 대해 이 영화와 유사한 체험을 느낀 것으로 보고되고 있다[27 ]이러한 뉴에이지 종교에서 코즈믹 셀프(우주적 자기)는 어스 영성(지구의 영성)을 접하는 것으로 심층 자아의 뿌리를 지구에 찾아내 라이트 바디(빛의 몸)에 각성하는 것 가 목표로 한다 [27] .

일본에서도 2000년대의 영적 붐의 유행 속에서 언론에서 영능자가 '힘이 있는 토지'로 소개한 장소 '파워 스폿'  개운 등의 목적으로 사람이 밀려오고 있어 일부로 마을 일어나 에도 이용되고 있다 [45] . 또한 "진수의 숲" 순회 등에서는 삼림 보호의 생태  자연 숭배 에 근거한 영성이 연결되어 있다고도 말해진다 [34] . 파워 스폿으로 경내 일부를 소개된 신사에서는 본전에 예배하지 않고 '파워 스팟'만 방문하는 사람도 많다 등 기존 종교와 현지와의 갈등도 일어나고 있다 .

기타 편집 ]

그 밖에 현대서양문화기원의 관련 현상으로서 미국의 심리학자 윌리엄 제임스로 시작해 개인적인 것을 넘어(혹은 통과) 심리학인 트랜스퍼소널 심리학, 환각제를 중심 으로  사이키델릭  피리 츄어 리티 , 우주인의 실재를 믿고 그 메시지를 중시하는 유포로지 (Ufology), 여성들의 경험에 뿌리를 두고, 여성들에게 향해, 여성들의 동지애이기도 한 영적 탐구·창조력의 운동 페미니스트·스피리츄어리티 , 보다 환경에 초점을 맞춘 에코·페미니스트·스피리츄어리티, 자기 계발에 관한 심리학의 체계인 신경언어 프로그래밍, 보통의 생활을 보내면서 종교적이기도 한 현상·암묵단  종교 시트), 호주에서 활발한 야외 댄스 파티의 레이브 (두프, 부시 파티) 등이 있다. [46]

일본에서의 배포 편집 ]

일본의 영적 붐 편집 ]

영적 에너지 기운 의 이미지 다이어그램.

미국의 뉴에이지 운동은 주로 「정신 세계」의 이름으로 일본에 퍼졌지만, 그 후 일본에서 「스피리츄얼」이라고 불리는 것에 거의 받아들여졌다[8 ] . 그러나 나카무라 신스케에 따르면 일본의 영적 붐은 구미의 뉴 에이지 운동에서 유래하지만, 조상 숭배와 죽은 자의 영혼의 실재를 중시하는 일본의 영적은 구미의 뉴 에이지 운동과 비슷하다. 아무것도 아닌가 하고 있다 [47] .

힐링 과 ' 치유 '는 1995년경부터 서서히 알려지게 되었고, 그 후 급속히 붐이 되어, 그것을 계승하도록(듯이) 스피리츄얼·스피리츄어리티라는 말이 2000년경부터 퍼져 나갔다[31 ] . 2004년 에는 점쟁이 의 호소키 수자가 출연하는 TV 프로그램 「즈바리 말해!」( TBS 계)가 히트했다 [34] . 그러나 종래의 선조제사와 고전적인 부부관계의 부활, 지역의 사사에의 참배 등을 강변한 호소목에 대해 많은 여성 시청자는 거절반응을 보였다[47 ] . 이듬해 2005년에는 스스로 스피리츄얼·카운셀러를 자칭한다 [31] 강원 계유 와 미와 아키히로 등이 출연한 ' 아우라의 샘 '( TV 아사히계)이 방송 개시되어 대히트했다 [34] . 호소기와 달리 강원은 죽은 자에 대한 경의와 추모의 염려를 품는 것의 중요성을 설설하면서도 기성종교의 틀에 얽매이는 것에 비판적이며, '큰 이야기'에 대한 접근과 기피를 모순없이 병렬화함으로써, 자기가 다원화한 젊은이에게 수용되었다고 한다 [47] . 진언종토모적원 연구원 스즈키 진유는 강원 계유의 인기에 대해 “종래의 영능자는 낮은 영현상을 다루고 기발한 행동을 취하고 어떠한 종교적 배경을 가지고 현세이익을 제공한다는 것이 많았다 그에 비해 현재의 영능자는 영적 카운슬러라고 하여 고차의 정신의 메시지를 전달하고 성숙한 성격을 기르는 것을 중시하고 종교적 외관을 취하지 않고 클라이언트에게 " "인생의 지도"를 제공한다는 매우 세련된 것이 되고 있다"고 지적하고 있다 [31] .

강원 계유의 인기를 전형적으로 하는 「스피리츄얼인 것에의 동경」을 「스피리츄얼 붐」이라고 한다 [31] [47] . 영적 붐의 핵심에는 심령과 교류하는 특수 능력자가 출연하는 TV 프로그램 외에 치유와 영적에 특화된 이벤트형 박람회[48]의 영적 시장(스피마)에는 2009년 연간 11 만 사람이 이용하고 있다 [47] . 영적 붐의 요인은 개인화 된 사회에서 상처받은 자기가 있으며, 그러한 자기가 노력이나 자기 책임이라는 말이 아니라 "나쁜 것은 당신이 아니다" "그대로 좋다"라는 "용서 의 말”에 의해 긍정될 수 있다고 한다 [47] .

심령 사진으로 여겨지는 사진.

텔레비전에서의 스피리츄얼 프로그램이 대두하는 배경의 하나로서는, 1970년대에 영화 「엑소시스트」가 대히트해, 일본의 TV 프로그램에서도 초능력이나 영능력, 심령 사진 등의 오컬트 프로그램이 다수 출현  것도 이다 [47] . 쿠니쿠인대학교 수 이시이 연사 는 , 텔레비전국은 영감상법 · 영시상법 , 컬트 교단 을 비판하는 한편으로, 1970년대부터 영능력자나 초능력자, 점쟁이 등을 계속적으로 텔레비전 프로그램에 등장 시켜 왔다 , 이것은 시청자에게 직접적인 영향을 미친다고 한다 [47] [49] .

또한 미쓰비시 UFJ 리서치 & 컨설팅 의 아리모토 유미코에 따르면 현대 일본의 '스피리츄얼'에는 뉴 에이지의 생태, 자연 지향, 평화주의 등 사회성이 높은 영역보다 개인의 이익 등 현세 이익적 측면이 강하다는 특징이 있어 현대 일본 영적은 협의에서는 치유, 테라피, 보완·대체 의료 ( 식이 요법 제외), 점성술 , 동양 사상 , 고대 문명 , 초자연 현상 등이 있고 , 광의 에서는 철학 , 심리  , 종교학 , 민속학 , 인류학 , 또한 종교 , 일본적 영성( 선조 숭배 , 무녀 , 이타코 , 노로 , 유타 , 음양 도 등)도 포함되는 한편, 과거의 「정신 세계」에 포함된다잠재능력 개발( 자기계발 ), 뉴사이언스 , 의사 과학 , 오컬트 , 우주인 , UFO 등은 협의의 정신에는 포함되지 않는다고 한다 유원은 한정된 사람 가운데 애호하고 있던 '스토익하고 진지한 '정신 세계''가 세련되고 '부드럽게 밝은 '스피리츄얼''로 바꿔진 결과 사회적 수요가 높아짐 라고, 요즘의 붐으로 이어진 것이 아닐까라고 말하고 있다. 바쁜 현대에서는 다양한 고난과 슬픔으로부터 신속하게 회복하는 것이 요구되고 있어, 「천천히 근본적인 회복」이 아니라 「비록 표면적으로라도 통상의 생활이 주는 정도까지 『효율적으로 치유 싶다」라고 하는 수요가 발생한다 [8] . 스스로 시행착오해 대답을 얻는 것이 아니라, 전문가에 의한 효율적인 프로그램이나 프로에 의한 고도의 서비스에 의해, 단시간에 인생의 정답을 구할 것이 요구되는 것이다[8 ] .

우에다 유키코는 현대의 다양한 영성을 애호하는 일본인의 감성에는 신도적인 감성이나 자연 숭배 등의 애니미즘이 크게 관여하고 있다고 논하고 있다 [ 34 ] .

"영적 비즈니스" 편집 ]

아로마 테라피

스피리츄얼을 상재로 하는 비즈니스는 「스피리츄얼 비즈니스」라고 불리며, 일본에서도 시장규모는 정확히 불명하지만, 1조엔 정도로 알려져(2011년 시점), 확대 경향에 있다[8 ] . 유원에 따르면, 영적 비즈니스는 건강 산업, 엔터테인먼트 산업, 코칭 또는 컨설팅 과 같은 다각적인 측면을 가진 산업 분야이며, 보이지 않는 힘을 다루기 때문에 상식을 뛰어 넘는 해결책을 찾을 수 있습니다. 있을지도 모른다는 기대감을 안긴다는 점에 최대의 매력과 강점이 있다고 지적한 후, 상품에 기대되는 주된 가치로서 다음의 3점을 들고 있다[8 ] .

  1. 노력하지 않고, 그때까지의 인생을 갈락과 리셋 해 완전히 다른 본래의 훌륭한 자신이 될 수 있다는 변신 소망.
  2. 투시 능력을 갖춘 전문가의 긍정적인 말과 정적, 향기 등에 의해 초래되는 깊은 안심감과 릴렉스, 신비 체험 .
  3. 초월적인 비일상 속에서 조우하는 특별한 자신이나 특별한 인생이 주는, 인생이나 자신의 존재의 의미, 우월감.

영적 비즈니스는 자신의 영적 성장과 심신의 단련 등 자기 계발적인 용도는 적고, 힐링이나 명상, 고무술 등의 교실, 오라소마 등 헤비 유저가 비교적 많은 것으로 약간 볼  있는 정도 이다 . 시장의 주된 관심은 개운과 심신 부진 개선 등 현세이익과 실익에 관련된 용도이다. (유원은 건강 오타쿠와 영적 소비자의 특성은 중복되는 곳이 많다고 말하고 있다.) 영적이나 영적 비즈니스에서는 파워 스톤, 오라소마, 꽃 레미디, 동종 요법, 아로마 상품  힐링 상품 , 사이트 에서 전달 됩니다 하는 에너지를 준다고 하는 영상이나 음악, 명상의 유도 지원을 실시하는 Web 힐링·오디오 힐링 등의 관련 상품이 차지하는 위치가 크다 [8] . 뉴에이지는 물질주의를 경원하고 정신성을 중시하는 문화로서 일본에 도입되었지만, 그것을 받아들이는 일본의 영적에서는 물질적인 풍요의 실현과 인간관계 개선의 수단으로서 영성을 사용하는 현상이 일어나고 있다고 유원은 논하고 있다 [8] .

이로 인한 피해도 발생하고 있어 2017년 에는 점쟁이가 봉사자의 여성을 풍속점에서 일하게 했다고 해서 9800만엔의 배상금을 지불하도록 명령받았다 [50] .

의료의 영성 편집 ]

WHO 건강 정의 개정 제안 편집 ]

영성이라는 용어의 주류 문화에서의 확산은 1998년에 세계보건기구 (WHO)가 새롭게 제안한 건강 정의에 spiritual이 포함되어 있는 것으로 시작된다 [10] . 다음이 제안된 건강 정의이다.

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well being and not merely the absence of disease or infirmity.

"건강이란 완전한 신체적, 심리적, 영적 및 사회적 복지의 동적 상태(정적으로 고정되지 않은 상태)이며, 단순히 질병이나 병약이 존재하지 않는 것은 아니다."

제안 된 정의에서 dynamic과 spiritual이라는 부분이 새로 추가되었습니다 (이 제안은 현재까지 보류 중입니다) [10] . spiritual (영적, 영적, 종교적 [주석 9] )의 추가는 인간의 존엄 확보와 삶의 질 (QQL)을 생각하기 위해 필요하고 본질적인 관점에서 제안되었다고합니다 [51] , 영성을 인간으로 사는 것과 관련된 경험적 일 측면이며, 신체 감각적인 현상을 초월하여 얻은 체험을 나타내는 말로 포착되었다 [12 ] . 정의 개정에 적극적이었던 것은 종교 활동이 생활에 뿌리 내리고 있는 이슬람권이나 아프리카 국가의 대표였다 [10] . 정의 개정에 대한 반대 의견으로는 영성과 종교의 혼동이나 대체 의료의 횡행의 우려 등이 지적되었다 [10 ] .

최종적으로는 건강 정의의 개정에는 이르지 않았지만 WHO에서의 정의 개정 제안을 계기로, 영성은 종교학에 그치지 않는 학제적인 개념으로서 아카데미즘의 세계에서도 주목받게 되었다 [10] .

퀄리티 오브 라이프 평가 척도로서 편집 ]

는 인간의 본질을 물질적 차원을 넘은 정신 으로 하고, 인간은 항상 살아 있고, 인생의 의의를 요구하고 있다고 했다 [52] .

세계보건기구에서는 건강정의 개정에 대비하여 영성의 영역을 측정하기 위한 척도 SRPB(Spiritual, Religion, and Personal Beliefs 영적, 신앙, 개인적 신념)를 작성했다. 이 척도는 세계보건기구가 개발한 퀄리티 오브 라이프 (QOL)의 척도인 WHOQOL-100에 준거하여 구성되었으며, SRPB 영역으로서 8개의 측면을 새롭게 설정했다[10 ] .

  1. 절대적 존재와의 연대감(Connectedness to a spiritual being or force)
  2. 인생의 의미(Meaning of life )
  3. 두려움(Awe)
  4. 통합성과 일체감(Wholeness & integration)
  5. 내부 강도 (Spiritual strength)
  6. 마음의 평온/안녕/화(Inner peace/serenity/harmony)
  7. 희망과 낙관주의 (Hope & optimism)
  8. 신앙(Faith)

그러나 영성과 삶의 질 간의 관계는 매우 복잡하며 두 관계에 대한 합의는 아직 없으며 Sawatzky et al. 한 현상으로 파악해야 한다고 한다 [10] .

나고야 여자 대학의 마나베 등은 8개의 측면에서 심리적 영역의 측면을 제외하면 남은 측면에는 영혼(soul), 내적(영적) 강도, 신앙이라는 일정한 키워드가 포함 이들이 경험되는 생활 영역은 종교인 지적하고 있다 [10] . 여기서 말하는 종교생활은 전통적인 종교에서 기도와 의식에 참가할 뿐만 아니라 절대적 존재를 자각하고 그것과의 연결과 교류에 의해 인생의 의미를 확인할 수 있는 경험을 목적으로 한 제 활동이 하는 생활 지역을 전부 포함한다. 문화현상으로 나타난 여러가지 운동 중에서도 오컬트 , 영감 , 신비체험 , 명상 , 채널링 등 절대적 존재와의 접촉과 교류를 목적으로 하는 활동도 여기에 포함된다 [10] .

영성과 QOL 편집 ]

심리적 행복 연구의 Diener & Biswas-Diener (2008)는 많은 종교가 QOL에 긍정적 인 영향을 미친다고 요인으로 다음을 포함한다 [10 ] .

  1. 심리적 평온을 초래하는 신앙: 사후 세계와 내세에 대한 신앙으로 죽음을 두려워하지 않는다.
  2. 종교 조직이나 교단에 속하는 것으로 얻어지는 소셜 서포트: 종교적 모임이나 인간 관계 속에서 원조나 지원을 얻을 수 있다.
  3. 영원, 위대한 것들과의 연관성으로 인생의 의미와 사는 목적이 주어진다.
  4. 종교적으로 성장한 것의 영향
  5. 종교적 의식이 일상생활에는 없는 행복감을 가져온다.
  6. 초월적인 존재와 개인을 연결하는 영적 감정(예를 들어 사랑, 감사, 두려움)은 긍정적인 정동과 밀접하게 연결되어 행복감을 높인다.

또한, 체력이나 사회적 역할을 상실해 나가는 고령기에 있어서 많은 노인들이 상실의 현실에 대해 스트레스·코핑을 취하여 악영향을 저감시키고, 그 결과로서 가치관의 변용 등에 의해 영성이 고령자 에 중시되게 된다는 연구도 보고되고 있다 [10] .

발달 심리학 에릭슨 의 노년기 발달 단계론의 시사를 받은 브라운과 루이스의 연구[ 53] 에 따르면, 80세 이상의 노인에게는 죽음의 공포의 극복, 정신의 증가, 인생의 의미 의 파악 등의 항목에서는 고령일수록 득점이 높았다 [10] .

정의 편집 ]

다양한 영성의 의미와 정의는 경우에 따라 서로 모순됩니다 [2] . 문화적 운동을 가리키는 경우에는 「영성」이라는 번역어가 맞는 경우가 많지만, 생활의 질 (QOL)이나 건강에 대해 말할 때에 이 번역어를 채용하면, 특정의 측면(특히 종교적 의미)이 너무 강조되어 오해를 초래할 수 있다 [10] .

심리학적 정의 편집 ]

종교학자의 시마토진 은 「「종교」는 각인의 일인 것과 함께 외부에 있는 시스템을 가리키는 것에 대해, 영성은 주로 개인의 내부에 있어서, 혹은 개인을 통해서 발견되는 것」로, 영성 는 이 의미에서 심리학과 관련이 깊다고 말하고 있다 [54] .

서평직에 의한 4개의 위상 편집 ]

철학자·교육학자의 서평직은 영성에는 종교적 생활, 가치관, 실존성, 큰 수동성의 4가지 위상을 구별할 수 있다고 한다[10 ] .

  1. 첫 번째 단계 : 종교성, 종교적 삶의 위상 [10] . WHO의 건강 정의로 대표되는 신체적, 심리적, 사회적 영역과 동일한 지평에 있으며, 이들과는 구별되는 제4 영역으로서의 영성이다. Carroll, MM이 "합체적 접근"(integrated approach)이라고 언급한 모델이기도 하다 [10] .
  2. 두 번째 위상 : 가치관의 위상 [10] . 전체 인격성으로서의 영성이며, 신체적, 심리적, 사회적 영역으로 나누어져 버린 인격에 통일성을 부여하는 것으로 자리매김된다. 이것은 Carroll, MM의 통일적 접근(unifying approach), 엘킨스 등의 현상학파 심리학 에 해당하는 것이다 [10] .
  3. 세 번째 위상 : 실존성의 위상 [10] . 인간의 근원에 있는 「살아있는 의미」의 자각에 관련된 영성 [10] .
  4. 네 번째 위상 : 큰 수동성 위상 [10] . "거룩한 것"과 "큰 것"과의 만남과 연결 (또는 일체감)에 의해 자신이 "살아있다"는 것을 실감하는 것이다 [10 ] .

제 3 및 제 4 위상은 경험의 안쪽 안에 잠재하는 실존성이나 개인을 초월한 존재를 가정하는 것으로, 트랜스퍼소널 심리학 등에서 자주 채용된다 [ 10 ] . 이 두 단계에는 무언가 입증되거나 반증 불가능한 명제가 포함됩니다 [10] .

현상학파 심리학에 의한 정의 편집 ]

현상 학파 심리학(phenomenological psychology)에서 임상 심리학 [15] 의 엘킨스(David N. Elkins) 등은 1988년의 논문에서 정의를 실시함에 있어서, 다음의 가정을 나타내고 있다 [10] [55] .

  • 가정 1. 인간의 경험 중에는 영성이라고 밖에 부를 수 없는 차원이 있다.
  • 가정 2. 영성은 인간적 현상이며 잠재적으로 누구에게나 발생할 수 있습니다.
  • 가정 3. 영성은 종교와 동일하지 않다.
  • 가정 4. 영성을 정의하고 평가하는 방법을 개발할 수 있습니다.

이 가정에서 영성은 인간의 경험이며 인간 현상으로 간주됩니다 [10] . 이 가정에 근거하여 문헌 조사와 종교 관계자와의 인터뷰를 실시하고, 영성은 “초월적 차원의 존재의 자각에 의해 생기는 존재·경험 양식의 하나이며, 그것은 자기, 타자, 자연, 생명, 최상의 존재라고 생각하는 무언가에 관한 일정한 판별가능한 가치관에 의해 특징 지어 진다 .

또한 그들은 영성을 9 가지 요소로 구성된 다중 구성 요소로 재정의하고 각 요소를 측정하기위한 척도를 개발했습니다 [10 ] .

  1. 초월적 차원의 존재: 초월적 차원, 즉 뭔가 "보이지 않는 세계"의 존재를 믿고 그것과 연결함으로써 힘을 얻고 있다고 느낀다.
  2. 인생의 의미와 목적: 인생에는 의미가 있고 존재에는 목적이 있다고 확신한다.
  3. 인생에서의 사명: 생에 대한 책임, 천명, 과연 사명이 있다고 느낀다.
  4. 생활의 신성함: 생활은 신성하다고 느끼고 두려움을 품는다.
  5. 물질적 가치: 금전이나 재산을 최대의 만족이라고는 생각하지 않는다.
  6. 애타주의: 모두가 같은 인간이라고 생각하고 타인에 대한 애타적 감정을 가진다.
  7. 이상주의: 높은 이상이 있고 그것의 실현을 위해 노력한다.
  8. 비극의 자각: 인간 존재의 비극적 현실(고통, 재해, 질병, 죽음 등)을 자각하고 있다. 그것이 반대로 사는 기쁨, 감사, 가치를 높인다.
  9. 영성의 효과: 영성은 삶 속에 결실되는 것으로, 자기, 타인, 자연, 생명, 무엇인가라도 높은 존재 등과 그 개인과의 관계에 영향을 준다.

Elkins 등의 정의는 영성이 종교적 활동으로 나타나는 것이 아니라 다양한 영역에서의 생활 경험에 잠재적인 영향을 미치는 것, 즉 가치관(value)으로 포착된다 [ 10 ] .

종교적 정의 편집 ]

종교 학사전의 '스피리츄어리티' 항목(유리야마 타츠야)에서는 WHO 건강 정의의 1998년 이후의 논의에서 영성과 종교와는 분리된 차원에서 논의되었지만, 한편으로는 또한 영적인 것 초자연적인 일을 중시하는 종교학자들에 의한 정의로서, 영성을 「초자연적인 힘과 존재」(코이케 야스), 「당사자가 어떠한 손이 닿지 않는 불가지, 불가시의 존재또는「 신비적인 연결」( 이토 마사유키 ), 「어떤 초월적 존재」( 카사이 켄타 )라는 정의가 있다 [56] .

이 사전에서 이와이요 는 흑주교 , 금광교 , 천리교 등 신종교가 조직적인 것에 대해 “초월적, 신비한 체험을 중시하는 개인적인 종교성”으로서 “영성(영성) )"를 정의했다 [57] .

이 사전에서 쓰루오카 가오 는 영성이란 “종래의 신비주의가 갖고 있던 엘리트주의, 달인주의적 함의를 떠나 일종의 민주화 내지 대중화된 신비주의”로 정의했다[58 ] ] .

기타 정의 편집 ]

이하, 여러 영성의 정의를 열거한다 (순차적).

  • 오사카시립 대학 의학부 간호학과 교수의 나가야마 마사요시는, 모리히로 일편 「철학 사전」( 아오키 서점 )에서의 정의에 근거해 [주석 10] , “인간에 특유한 심리적 혹은 정신적 활동의 총체 또는 임의의 부분 를 가리키는 용어 "라고 정의하고있다 [2] .
  • 신학 스피리 츄얼 케어 연구·실천 쿠보지 토시유키
인생의 위기에 직면해 「인간답게」 「자신답게」 살기 위한 「존재의 틀」 「자기 동일성」이 잃어버렸을 때에, 그 것들을 자신의 밖의 초월적인 것에 요구하거나, 혹은 자신의 내면의 궁극적인 것에 요구하는 기능 [13] .
이치이 사람들의 일상 생활에서의 경험, 신념, 태도 및 가치의 반영된 다양한 심리적 변수로서, 사람들에게 반드시 자각되고 의식되는 것은 아니다 . .
어떤 상태라도 자신을 좋게 만들고 살기에 근거를 주는 것으로 인간 존재의 근원을 지지하는 영역이다. 여기에는 종교성이 포함되어 있다 [15] .
인간의 핵이 되는 것이며, 정신과 신체를 결합시키는 것이다. 정신과는 구별하여 사용되며, 정신, 물질, 혹은 육체를 포괄하는 것 [15] .
  • 영적 케어 연구 미사와 쿠에
개인의 사는 근원적 에너지가 되는 것이며, 존재의 의미에 관련되는 것이므로 그 존재는 개인의 전인적 상태, 즉 개인의 신체적, 심리적, 사회적 영역의 기초로서 각 측면의 표현형에 영향을 미친다 [15] .
사후의 삶과 영혼 등, 이 세상을 초월한 보이지 않는 세계나 거기서의 현상을 믿는 것, 또 그 세계로부터의 메시지를 받는 것[59 ] .

각주 편집 ]

주석 편집 ]

  1. 삼성당 ' 대사림 '에서는 종교, 특히 가톨릭교회 에서 종교심의 본연의 자세와 그 전통을 가리키는 용어로 소개되고 있다. 삼성당 대사림 영성
  2. 미쓰비시 UFJ 리서치 & 컨설팅 의 아리모토 유미코는 현대 일본에서는 '스피리츄어리티'와 '스피리츄어리즘'( 심령 주의)을 기둥으로 하는 사물을 널리 가리키는 말로 스 피리 츄얼이라는 말이 사용된다고 한다. ] . 또한 영적 페인(영적 통증)이라는 말도 있다 [9] . 이 의미에서의 영적은 ' 정신세계 '를 대체로 받아들인 말이다 [8] .
  3. ^ 이 라틴어는 호흡 · 살아있는, 영감을 얻는, 바람이 불는 등의 의미를 가진 동사 스피로 (spiro)에 기초 [15] . 이 스피리투스는 성경 역사 속에서 주로 그리스어 푸네우마 의 번역어로 되어 있으며, 푸네우마는 히브리어 의 루아하와 네샤머에 해당한다. 구약 성경 에서 루아하는 시원의 에너지이며, 하나님과의 관계 속에서 하나님에 따라 신세계를 창조하는 역동성을 가지며, 네샤머는 하나님의 생명의 숨이자 물질로 만들어졌습니다. 몸에 네샤머가 들어가면서 사람은 생명 있는 존재가 되었다 [15]
  4. ^ "life and consciousness not associated with a body"(육체와 관련이 없는 생명이나 의식)이라고 해설되어 육체와의 이원론적인 의미가 되고 있다[2 ]
  5. ^ 일본어의 「」은, 자연물의 위력·영력(「치」라고 읽는 것으로, 오로치(뱀), 이카즈치(번개) 등), 능숙한(「료」라고 읽는 것으로 , 이키 류 (생령), 온류 (원령) 등), 참담한 ( "타마"라고하는 것) 등의 의미가있다 [2]
  6.  일본 홀리스틱 의학 협회는 홀리스틱 의학을
    1. 인간을 「몸・심・기・영성」등의 유기적 통합체로 파악하고, 사회・자연・우주와의 조화에 근거하는 포괄적 전체적이고, 홀리스틱(전적)한 건강관에 입각한다.
    2. 자연치유력을 치유의 원점에 둔다.
    3. 환자가 스스로 치유하고 치료자는 도움이됩니다.
    4. 다양한 치료법을 선택·통합하여 가장 적절한 치료를 한다.
    5. 병의 깊은 의미를 깨닫고 자기 실현을 목표로 한다.
    등등으로 정의하고 있다 [30] [31] . 홀리스틱 의학은 홀리즘 의 영향을 받고 있다 [32] .
  7. ^ 종교학에 있어서는, 전통적인 종교, 맥가이아가 말하는 공인 종교와는 다른 비공인 종교, 비조직적인 종교 현상에 대해서 1990년대 이후, 「스피리츄얼」 「스피리츄어리티」의 단어를 이용해 파악하자 하는 연구가 증가했다 [35]
  8. ^ Alan Watts에는 THE BOOK : On the Taboo Against Knowing Who You Are』(New York : Random House, 1966 토모코 번역 상가 2014)의 저서가 있고, The Spirit of Zen (1936) 등 선에 대한 저서도 있다.
  9. ^ 의료에 있어서는, 1980년대 까지는 「spiritual needs」를 「죽음에 대해 말할 필요성」이라고 파악해, 「spiritual」을 「종교적」이라고 번역하는 경우가 많았다[13 ] . 이것은 당시 기독교를 상정하여 'spiritual'을 이해하고 환자의 'spiritual needs'에 응하는 것은 기독교 성직자의 역할로 간주되어 있었기 때문이다[13 ] . 그 후 1980년대 후반이 되면 불교의 입장으로부터의 의견도 들을 수 있게 되어, 일본인에게 있어서의 「spiritual」인 측면에 대해 주목받아, 「종교적」에 더해 「영적」이라는 말이 사용되도록 되었다 [13] . 1990년대가 되면, 굳이 번역하지 않고 그대로의 영어 표기 또는 「스피리츄얼」이라고 가타카나 표기되게 되었다 [13] .
  10. ^ 단, 모리히로 일편 「철학사전」( 아오키 서점 )에 「스피리츄어리티」의 항목은 존재하지 않는다.

출처 편집 ]

  1.  신 가톨릭 대사전』 4권, 연구사, 1375-1378 페이지, 「영성」(오쿠무라 이치로, 타카야나기 슌이치 집필)
  2. h 나가야마 마사요시 , 「영성의 고찰」 「오사카 시립 대학 간호학 잡지」 제4권 , NCID  AA12017447
  3. b PDQ® 암 용어 사전 영성
  4. ↑ c 시마토진 「뉴에이지계 종교」 「종교의 사전」아사쿠라 서점, 472-473페이지, 2012년.
  5.  이토 마사유키, JA 벡포드에 의한(『종교학사전』 마루젠, 2012년, 20-21페이지).
  6. m 안도 태지, “ 월경하는 영성 : 여러 영역에 있어서의 그 이해의 열기를 향해(<특집> 생명·죽음·의료)” “종교 연구” 일본 종교학회, 80권 2호 2006년 p.293-312, doi : 10.20716/rsjars.80.2_293 .
  7. ^ 이토 마사유키・카지오 나오키・유키야마 타츠야(편), 2004년, 「스피리츄어리티의 각성과 그 위기」, 「스피리츄어리티의 사회학 현대 세계의 종교성의 탐구」, 세계 사상사
  8. k 아리모토 히로미코 著 『스피리츄얼 시장의 연구: 데이터로 읽는 급확대 마켓의 진실』 동양경제신보사 2011년
  9.  누마타 미츠오, '당신이 모르는 생체 미네랄의 진실', 비오 매거진, 12페이지, 2013년, ISBN 978-4-904379-61-5
  10. aa ab ac ad ae af ag ah 마나베 히데히사, 후루야 켄, 미타니 카아키, " 영성과 QOL 관계에 관한 이론적 검토」「나고야 여자 대학 기요 가정・자연편, 인문・사회편」56호 p.41-52, 2010-03, NAID 120005592108 , 나고야 여자 대학 
  11. ↑ b 종교의 사전 “아사쿠라 서점 p694-5(이케가미 료쇼)
  12. ↑ c 코바시 토모코, 시라이와 치에코, 다케다 케이코, 타이유 요시코, “ 영성의 인지 유무와 말의 이미지 : 완화 케어 병동의 간호사, 일반 병동의 간호사, 일반인, 대학생의 특징『『가와사키 의료 복지 학회지』 19권 1호 2009년 p.59-71, NCID AN10375470 . 
  13. g 일본인 노인의 영성 개념 구조 검토 54P
  14. ↑ 마태복음 3:16
  15. h "영적"의 의미 - 성경 텍스트를 고려한 한 시론 - 13P
  16.  『일본국어대사전』 제2판(쇼가쿠칸 2002년)의 「영성」항목
  17. b 가마타 히가시지, 「일본적 영성」을 재검토한다」 「공공 연구」 3권 1호 p.56-78 2006년, 지바 대학 대학원 인문 사회 과학 연구과, NCID AA12002541 . 
  18. ↑ 가마 타 히가시지 「신앙의 새로운 형태로서의 영성
  19.  번역위원사 중 『신약전서』북영성서회사( 스코틀랜드성서협회 ), 413페이지 (메이지학원대학 도서관 디지털 아카이브스). 라마서(로마인에게 보내는 편지) 1장 4장의 “성선의 영성”
  20. ^ 수에덴보르그 『진지와 신애』(『스즈키 오오츠키 전집 제25권』소수, 병오 출판사)
  21. ↑ 가마타 1995 , p. 368.
  22. f 스즈키 오오오키 『일본적 영성』 이와나미 문고, 이와나미 서점, 1972년
  23.  스기모토 요시오, 「특집 : 마담 브라바츠키의 티베트 : 서론」 「국립 민족학 박물관 연구 보고」 40권 2호 p.199-214, 2015, 국립 민족학 박물관, NAID 120005727188 . 
  24. ↑ b 「종교의 사전」아사쿠라 서점 2012, p540-541
  25.  Heelas, P.1996 The New Age Movement, Blackwell.
  26.  이토 마사유키 영성 연구의 사정과 응용 가능성「연보 사회 과학 기초론 연구」 제4호(2005), 하베스트사
  27. m Adrian Ivakhiv,Nature and Self in New Age Pilgrimage,Culture and Religion, Taylor & Francis Group,Vol. 4, No. 1, 2003.Routledge.
  28.  C. 퍼트리지(Christopher Partridge) 편찬 “현대 세계 종교 사전-신종교, 섹트, 대체 영성” 유서관 p514-518
  29. b 田邉信太郎 "전통적인 건강론의 입장에서 - 국제적 상황 하에서의 건강 개념의 재검토와 무술 건강론 탐구의 과제 (2008.4-2009.3)의 프로젝트 연구) - ("무술 건강 논」연구--무도가 건강관이나 건강의 정신성 등과 어떤 관련을 가지는가)」 「무도·스포츠 과학연구소 연보」 제14호·2008년, 국제무도대학. p25-33, NAID 40016841328 . 
  30. ↑ 홀리스틱 의학 정의 NPO 법인 일본 홀리스틱 의학 협회 홈페이지. 「홀리스틱 의학」 일본 홀리스틱 의학 협회(편저)/도쿄도 출판
  31. e 스즈키 진우 「현대의 영적 지향에 우리는 어떻게 응할 것인가」 현대 밀교 21호, 2010-03-31, pp85-102
  32. 홀리스틱이란? NPO 법인 일본 홀리스틱 의학 협회 홈페이지
  33. f C. 퍼트리지(Christopher Partridge) 편찬 “현대 세계 종교 사전-신종교, 섹트, 대체 영성” 유서관 p499-502
  34. l 우에다 유미코, “ 현대 일본에서의 영성에 대한 일고찰 ” “교양 디자인 연구 논집” 6권 2014년 p.57-76, 메이지 대학 대학원, ISSN 2185- 6966 . . 
  35.  종교 학사전(마루젠, 헤이세이 22) p20-21(이토 마사유키 집필)
  36. ↑ b 호시노 히데키, 이케가미 료, 에다 마사코, 시마토진, 쓰루오카 가오 『종교학사전』 마루젠, 2010년, 21쪽. ISBN 4621082558 .
  37.  C. 파트리지편 「현대 세계 종교 사전-신종교, 섹트, 대체 영성」유서관 p497-498)
  38.  C. 퍼트리지(Christopher Partridge) 편찬 “현대 세계 종교 사전-신종교, 섹트, 대체 영성” 유서관 p512
  39. ↑ c 종교 학사전(마루젠, 헤세이 22) p.598-599 「신령성 운동=문화」(시마토진)
  40. ^ 시마토 진 "구제에서 영적 리테이로 : 현대 종교의 변화를 동아시아에서 전망한다"127-154 페이지
  41.  C. 퍼트리지(Christopher Partridge) 편찬 “현대 세계 종교 사전-신종교, 섹트, 대체 영성” 유서관 p554-558
  42. ^ 리타·에이다 저, 모리 하루사키역 “다이아나-사랑의 영적 가이던스·14장 천계의 다이애나비에서” 미야, 2003년
  43. 안산 파워 자랑하는 타모리 다니는 라면 가게도 파워 스포트 화 2016.01.06 NEWS 포스트 세븐
  44. 세도나 관광국 "세도나에 오신 것을 환영합니다! 치유 & 영혼을 즐긴다". DWIGHT GARNER,In Search of the Vortex Vibe in Sedona,April 9, 2006,NYTimes. '의 꼭 방문 명소 4선' 2014/02/13 17:00, WooRis, 쇼가쿠칸. 사토 토모코 「세계적 파워 스포트, 세도나에 가면 정말 행복해질 수 있을까. 힐러계의 티쳐에 인터뷰」 2014년 12월 26일 「세계 No.1 파워 스폿 이상한 힘이 다루는 장소 세도나 완전 공략」2015년 11월 08일 11시 42분 JST, 허핑턴 포스트 라이프 스타일 재팬 . 2016년 3월 24일에 확인함.Jill Poulston & Tomas Pernecky,The New Age experience in Sedona, Arizona,Auckland University of Technology,2013.
  45. ↑ b 「불가시인 것과 대화한다고 하는 것 대담 경 류지 × 와카마츠 에이스케」 「중앙 공론 5월호」
  46.  C. 퍼트리지(Christopher Partridge) 편찬 “현대 세계 종교 사전-신종교, 섹트, 대체 영성” 유서관 p596-586
  47. h 나카무라 신스케, 「 스피리츄얼 붐 」을 어떻게 파악할 수 있을까 - 후쿠오카현내의 대학생을 대상으로 한 의식조사에서- -31 2011년, 후쿠오카 현립 대학, NAID 110008604483 .
  48. ↑ 스피리츄얼 마켓이란 , 스피리츄얼 마켓(스피마) 공식 사이트.
  49. ^ 이시이 「텔레비전과 종교――앵무 이후를 묻다」중앙 공론.2008:p37-38
  50. ↑ ““스피리츄얼”로 인생을 막대기에 흔드는 중고년들, 비극의 실례집” . 주간 다이아몬드 . (2018년 3월 9일) 2018년 3월 10일 열람.
  51. ↑ 건강의 정의에 대해 일본 WHO 협회
  52. ^ 키타카코 「V.E. 프랑클의 「의미에의 의지」에 관한 일고찰」 「불교대학교 교육학부학회 기요」 9호 p.185-198, 2010, 불교대학교육학부학회.
  53. ^ 에릭 H. 에릭슨, Vital involvement in old age, with Joan M. Erikson, Helen Q. Kivnick, Norton, 1986. , 1990년). Brown, C., & Lowis, MJ,Psychological development in the elderly: An investigation into Eriksonʼs ninth state. Journal of Aging Studies, 17, 2003.
  54. 영성의 흥 다카를 어떻게 파악할까? 시마토진
  55. ↑ Elkins, DN; Hedstrom , LJ; Hughes, LL; Leaf, JA; Saunders, C. ( 1988 ) . “Toward a Humanistic-Phenomenological Spirituality Definition, Description, and Measurement”. doi : 10.1177/ 0022167888284002 .
  56. ^ 종교학사전(마루젠, 헤이세이 22)의 「스피리츄어리티」항목(유리야마 타츠야 집필). 같은 항목으로 가루오 나오키 '스피리츄어리티 혁명' 2010이 소개되고 있다.
  57.  종교 학사전(마루젠, 헤이세이 22) p152-3(이와이양 집필)
  58.  종교학 사전(마루젠, 헤세이 22) p300
  59.  『영적에 빠지는 사람, 빠지지 않는 사람』 환동사 신서, 2006년, p36

관련 항목 편집 ]

참고 문헌 편집 ]

외부 링크 편집 ]