2021/04/29

Sumanasara 平和の生滅―生存の矛盾を超えて Amazon J


Alubomulle Sumanasara


Ven. Alubomulle Sumanasara, a Buddhist monk schooled in the Theravada tradition, has written more than one hundred books addressing the practical application of Buddhist thought and practice to daily life.

Born in Sri Lanka in 1945, he became a novice monk at the age of thirteen and was ordained in 1958. After teaching Buddhist philosophy at the University of Kelaniya, he first went to Japan in 1980 to study Japanese Buddhism on a fellowship from the Sri Lankan government, pursuing his doctoral studies at the graduate school of Komazawa University.

In 1994 he established the Japan Theravada Buddhist Association, through which he continues to spread the Dharma and lead others in the practice of vipassana meditation.

Sumanasara’s sincerity and gentle manner, as well as his facility as a speaker in both English and Japanese, have earned him a broad following.

Focusing on the fundamental teachings of Buddha, he explains how Buddhism offers down-to-earth wisdom that anyone can put into practice to better understand and manage the challenges of the here and now. He lives in Tokyo.





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アルボムッレ・スマナサーラ
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平和の生滅―生存の矛盾を超えて (お釈迦さまが教えたこと) Tankobon Hardcover – July 1, 2006
by アルボムッレ スマナサーラ (著), Alubomulle Sumanasara (原著)
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Paperback
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Print length
217 pages
Language
Japanese
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Product description
内容(「BOOK」データベースより)
幸福な人は平和です。一人ひとりが幸福になるならば、世界丸ごとを平和にする道が開くのです。「個人の平和」と「人類の平和」を一緒に語る斬新なアプローチ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スマナサーラ,アルボムッレ
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説きつづけている。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Product Details
Publisher : サンガ (July 1, 2006)
Publication date : July 1, 2006
Language : Japanese
Tankobon Hardcover : 217 page


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平和の生滅―生存の矛盾を超えて (お釈迦さまが教えたこと)
平和の生滅―生存の矛盾を超えて (お釈迦さまが教えたこと)
byアルボムッレ スマナサーラ
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vivekatrek
VINE VOICE
5.0 out of 5 stars ダンマパダ158と雑阿含経929の「八法・十六法」との一致を発見した
Reviewed in Japan on September 30, 2006
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“死にたくない”という動物的な心が自我を得て人間の心になると、“他に勝ちたい”とか“自分だけ生き残りたい”とか“私の考えは正しい”という野蛮人の文明を生みだした。人間には元来、「慈しみの心」はなかったのだから、争いは絶えない。(p.75〜86) 最初に「慈しみの概念」を人間に教えたのはブッダである。また、ブッダの教え方は初めから対話形式(説法)であり、それこそがブッダの神通力であった。(p.85〜87) その対話で教えた「慈しみの心」とは、人を生かす「施無威」の実践であった。(p.128) そして「施無威」の実践は、“主観は正義と対立する。”という法則を理解することから始まる。(p.136〜150) このように、徐々に平和の実現方法が示されていく。


最後に、ダンマパダ158の言葉が引用される。“先に自分自身が正しく人格を整える。それから他人にも教えてあげる。このようにする理性のある人は堕落しないのです。”(p.209) これを読んで、漢訳経典の「八法・十六法」(雑阿含経929)を思い出した。これは、正信、淨戒、布施、拝見、聽聞、受持、觀察、法次法向という八法を自らが行うだけでなく、他人にも教えて、共に成就することである。(安井廣度著『阿含経講義』のp.56では雑阿含経33・11として引用される。)これなら、確かに平和が実現しそうである。
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WildHorse
5.0 out of 5 stars 生きること自体が罪
Reviewed in Japan on January 13, 2008
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ブッダの平和憲法はたった一条「殺生するなかれ」
だそうですが、人間生きていくためには他の生物を
殺して食さなければなりません。この矛盾はいかに
するかという悩みがあります。著者は殺す権利はな
い。生きることは「悪」なのだ。だから解脱を目指
さなけらばならないと説きます。趣味の釣りはテロ
より悪い。生命を大切にしなければなりませんね。
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癒し系の大ちゃん
5.0 out of 5 stars ブッダの智慧をいっぱい学べます
Reviewed in Japan on October 26, 2006
待望の、個体と個体との社会関係、社会観について明快に説かれた本である。期待に違わず、お釈迦様の智慧は深ーい!
ヴィパッサナー瞑想もそうだが、今回の智慧は自分・他人の思考・行為の深い所に入って行って、あるがままに見る力を高めて
くれるだろう。恐るべし、お釈迦様の教え! ありがたや、お釈迦様の教え!
  
さて、メカニズムを知ることは、洞察力を高めてくれ、個々の状況での解決策も(いろんな切り口で)浮かびやすくなる:
  ・生命とは、外界を認識するものである、という定義から始まって、主観しか持てないこと。(p.94〜96、p.136〜143)
  ・主観と「私は正しい」の間には実はギャップがあるが、そのギャップに気づかないのが私たちである。
   そして、「私は正しい」への愛着から、憎しみが生まれる。(p.75〜85上、p.143下〜146上、p.173〜174)
  ・さらに、貪瞋痴があると、相手から奪い、相手を攻撃・破壊し、自分および相手も破壊することで争いが起きる。(p.178〜196)
  ・主観の危機管理が必要なことと、正義の見分け方・基準が語られる。
そして、「私は正しい」を乗り越えていく対話方法、および平和を広げていく「正しい慈しみ」について語られる。


この続き=「お釈迦様が教えたこと」をもっと読みたいと思った。
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なんちゃって、お遍路くん
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5.0 out of 5 stars 底流は、『無常』
Reviewed in Japan on August 1, 2006
そのページに書かれていることをその瞬間に理解しようとしないで、とにかく読み進んでください。


繰り返し繰り返し同じことが語られていきます。出てくる言葉は『同じ』ですが、内容は深く深くなっていきます。


おそらく この本を読み終えた時には 『こころの平和』とはなにか、どうしたらそれを保てるかが…少なくとも


頭では…理解できるようになっているはずです。


仏教で言われる三毒『貧・瞋・痴』も字句の説明ではなく、より具体的に、なぜこれらが『こころの平和』を妨げる


のかを語っていきます。


言葉は変えてはいるものの前著の主題であった『無常』も底流に流れています。


やはり、この著者の本は 構成も流れもきわめて自然で 無理なく理解できます。


お勧めします。


 
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院生
5.0 out of 5 stars とにかく解りやすい!
Reviewed in Japan on September 25, 2006
私は大乗仏教徒なのですが、アルボムッレ・スマナサーラ氏に大変興味があり、この本を読ませて頂きました。非常に解りやすくて、一気に読んでしまいました。


私の師匠からは「み教えは世界平和の為にある。何と言おうと人様を救う為にある。しかし、一番大切なことは足許の実践。まずは、良き人、良き親、良き夫、良き妻でなくてはならない。」と教えられています。世界平和の実現には、自分の中から出発し、身近な周りへ、社会へと徐々に広げていかなければならないのですね。


この本を読ませて頂いて「難しいな」と思っていた教理教学がビジュアル化されたように感じます。


解りやすいからといって、すぐに実践できるわけではありませんけどね。


修行が必要です。
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