2016/10/20

上代タノー女子高等教育平和運動のパイオニア

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 上代タノー女子高等教育平和運動のパイオニア-』









まえがき 島田法子
 第一部 上代タノと女子教育者への道                    島田法子 
  
第一章 若き日の上代タノ-出雲の国から日本女子大学校へ
 
 はじめに  p.17
  1 われ故郷を愛す p.17
  2 松江市高等女学校時代-外国との出会い p.23
  3 日本女子大学校時代-英文学とキリスト教受洗 p.29
  4 日本女子大学校の教壇に立つ p.33
  おわりに p.35
  
二章 新渡戸稲造との出会い-新しい世界への歩み  はじめに p.42
  1 新渡戸稲造との出会いとアメリカ留学への道 p.43
  2 ウェルズ女子大学の四年間 p.47
  3 新渡戸稲造と東京女子大学創立 p.51
  4 新渡戸稲造の国際問題研究会と国際連盟事務次長就任 p.53
  5 ミシガン大学とケンブリッジ大学への留学 p.56
  6 世界平和への理解の深まり p.59
  7 新渡戸稲造との別れ p.62
  おわりに p.63
  第三章 アメリカ・イギリスへの留学-教育者としての基礎を築く  はじめに p.67
  1 ウェルズ女子大学への留学 p.68
  2 カリキュラムの変革 p.71
  3 新しい女性像 p.73
  4 日本女子大学校の国際化と姉妹校 p.74
  5 ミシガン大学への留学とバーバー奨学金 p.77
  6 ミシガン大学における研究 p.82
  7 学位より学生、研究より教育の選択 p.84
  8 ケンブリッジ大学留学 p.87
  9 帰国後の上代と日本女子大学校 p.88
  10 『リー・ハント』の出版 p.92
  11 戦火の中での教育者としての上代タノ p.94

  
おわりに p.97

 第二部 上代タノと戦後の日本女子大学時代              中嶌邦
  第一章 師成瀬仁蔵と上代タノ
  1 成瀬仁蔵と日本近代の教育 p.113
  2 上代タノと師成瀬仁蔵との出会い p.116

  第二章 戦後の教育改革と女子大学の成立
  
はじめに p.124
  1 戦後の女性解放と教育 p.125
      戦後の日本と女性
      女子教育政策の変化
  2 戦後の女子高等教育と女子大学の成立 p.127
      戦前の女子高等教育から戦後へ
      女子高等教育機関の活動
      新制女子大学の誕生
  3 学長就任まで p.132
      戦後の上代タノ
      新制日本女子大学の発足と上代

  第三章 日本女子大学学長としての活動
  
はじめに p.137
  
1 学長就任と学内制度の改革 p.137
  
    学長就任
      学園の制度改革
  2 教育改革の取り組み p.141
      女子高等教育をめぐる状況
      学生とともに
  3 創立六〇周年を契機に p.147
      記念式に 
      主な記念事業
  おわりに p.155

 第三部 上代タノと平和運動                        杉森長子

   p.169

  第一章 平和運動のパイオニア、上代タノ-第二次世界大戦前の時期
  はじめに p.173
  1 成瀬仁蔵の理想「世界平和」と女性への期待 p.174
  2 国際問題研究会の創設-新渡戸稲造の成瀬への協力 p.177
  3 「地球世界」の実感-上代タノと「世界平和」への道 p.182
  4 婦人平和協会の結成-上代タノ、女性平和運動への参画 p.186
  5 WILPF国際会長、ジェーン・アダムズと上代タノ p.190
      ジェーン・アダムズの来日
      上代タノとジェーン・アダムズ-初めての対面
      ジェーン・アダムズの訪日効果-WILPFへの加盟
  6 WILPF第五回国際総会と上代タノ p.200
  7 婦人平和協会の活動展開 p.209
      難民、避難民支援活動の展開
      軍縮書名運動の展開
  8 満州事変と上代タノの決断-初めての試練 p.216
  おわりに p.222

  第二章 国際理解を求めて、上代タノの活躍-第二次世界大戦中の時期

  はじめに p.231
  1 上代タノと中国の人々 p.232
  2 盧溝橋事件への対峙 p.234
  3 「時局下、吾等何をなすべきか」-上代タノの英知 p.238
  4 「コンピエーニュの森」-『婦人平和協会会報』最終号巻頭言 p.241
  5 上代タノの回顧「戦時中の婦人平和協会」-ガントレット恒会長と河井道会長の勇気 p.243
  6 戦中期における平和主義者、上代タノの勇気と決断 p245
  おわりに p.248

  第三章 平和運動の新たな地平を拓く上代タノー第二次世界大戦後の時期
  はじめに p.251
  1 上代タノと婦人平和協会の再建 p.252
      「日本婦人平和協会」への改名
     WILPF会員の友情
  2 日本婦人平和協会会長、上代タノの抱負 p.256
  3 戦後の新たな活動展開 p.260
      全面講和を求めて
      平和憲法護持と再軍備回避の努力 p.262
      WILPFへの復帰 p.267
  4 WILPF第一三回国際総会と上代タノ p.269
  5 原水爆禁止運動への参画 p.273
      原水爆実験禁止署名運動
      原水爆禁止世界大会への参画
  6 世界平和アピール七人委員会の結成と上代タノ p.283
  7 WILPF第二〇回国際総会と上代タノ p.286
  8 人権主義とクエーカー主義-上代タノの平和運動を支えた基本思想 p.292
  おわりに p.298

  結語 p.304

  上代タノ略年譜 p.316
  あとがき p.323