2016/10/25

ドイツから来日されたハーン博士のお話を伺って : Visioning

イツから来日されたハーン博士のお話を伺って : Visioning
2012年 06月 21日


ドイツから来日されたハーン博士のお話を伺って

ドイツから来日されたエクハルト・ハーン博士から
ドイツやヨーロッパのエコタウン事情を伺う機会がありました。

写真の建物は、太陽に合わせて360℃動く建物だそうです。

「見た目はあんまり格好良くないかもしれないけど、最先端技術の組合せだけでなく、自然とダイレクトに繋がる、自然に対して人間の感覚を内面から引き出すようにも考えられていて、僕が好きな建物なんだ」と紹介してくださってました。

その考え方は、モーラの家設計時に私たちも留意した点だったので共感を覚えた次第です。

再生エネルギーへ移行し始めたドイツを中心に、各地でのエネルギーシフトの事例を紹介しているドキュメンタリー映画『第4の革命』を見た後に、ドイツで出来たこと(原発廃止路線の政策)が、あれほどの事故があった日本でなぜ未だに出来ないんだ、と思っていました。

しかしドイツでも40年に渡る反原発運動があって、市民が闘いの末に勝ち取った政策だったということをおっしゃってました。世論が自然エネルギーに動いたのは大体3年ぐらい前で、それまでは大企業・商業主義が根強かったと。

何十年にもわたる市民運動での闘いあっての結果だったんですね。

そのことは伺って、日本はこれから、というか今まさに渦中なんだろうな、と思いました。私たちはホントに重要な時期にいるんだという自覚を改めて持ちました。

こういった本で、内容が日本バージョンになってヨーロッパで出版されることを目指したいです。