霊(漢字)とは? 意味や使い方 - コトバンク
霊(漢字)
普及版 字通 「霊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
霊
常用漢字 15画
(旧字)靈
24画
(異体字)
21画
[字音] レイ
[字訓] みこ・たま・かみ
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[その他]
[字形] 会意
旧字は靈に作り、(れい)+巫(ふ)。は祝の器である(さい)を列して、雨乞いを祈る意。巫はその巫祝をいう。その雨をまた雨という。〔説文〕一上に字をに作り、「巫なり。玉を以てに事(つか)ふ」とし、重文として靈をあげている。金文には字をに作り、また示を加え、心を加え、玉を加えるなどの字形がある。が初文、他はその繁文とみるべき字である。
[訓義]
1. みこ、あまごいするみこ。
2. たま、たましい。
3. くしび、すぐれる、よい。
4. かみ、くものかみ、あめつちのかみ、みいつ、あきらか。
5. いのち、いきもの。
6. こころ、おもい。
7. さいわい、たすけ、いつくしみ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕靈 日本紀私記に云ふ、美太万(みたま)、一に云ふ、美加介(みかげ)。、魂魄の二字を用ふ 〔名義抄〕靈 ミタマ・ミカゲ・スダマ・ネガフ・アヤシ・メヅラシ・タマシヒ・アキラム・カミ/靈 ムスビノカミ/靈 タマシヒ/靈 クサヒトカタ
[語系]
靈・・零lyengは同声。天より降るものをいう。天の人に命ずるところを令liengといい、また命miengという。櫺・・lyengも同声。櫺(れい)は窓櫺、(れい)は舟の窓あるもの、は車前の竹を織った孔、みな中空、すきまの意がある語である。
[熟語]
霊異▶・霊衣▶・霊威▶・霊域▶・霊雨▶・霊宇▶・霊液▶・霊応▶・霊屋▶・霊哥▶・霊怪▶・霊覚▶・霊活▶・霊感▶・霊漢▶・霊鑒▶・霊眼▶・霊気▶・霊▶・霊鬼▶・霊旗▶・霊機▶・霊▶・霊柩▶・霊居▶・霊墟▶・霊香▶・霊▶・霊境▶・霊禽▶・霊区▶・霊煦▶・霊空▶・霊計▶・霊景▶・霊慧▶・霊慶▶・霊剣▶・霊験▶・霊源▶・霊語▶・霊光▶・霊骨▶・霊魂▶・霊砂▶・霊瑣▶・霊坐▶・霊犀▶・霊祭▶・霊▶・霊算▶・霊賛▶・霊山▶・霊子▶・霊芝▶・霊祀▶・霊祉▶・霊姿▶・霊祠▶・霊▶・霊畤▶・霊▶・霊車▶・霊舎▶・霊若▶・霊秀▶・霊脩▶・霊獣▶・霊潤▶・霊牀▶・霊場▶・霊辰▶・霊▶・霊人▶・霊瑞▶・霊性▶・霊跡▶・霊蹟▶・霊泉▶・霊銭▶・霊籤▶・霊前▶・霊草▶・霊爽▶・霊台▶・霊沢▶・霊丹▶・霊壇▶・霊智▶・霊地▶・霊知▶・霊▶・霊兆▶・霊鳥▶・霊潮▶・霊長▶・霊洞▶・霊徳▶・霊▶・霊魄▶・霊秘▶・霊匹▶・霊表▶・霊▶・霊敏▶・霊巫▶・霊府▶・霊符▶・霊武▶・霊物▶・霊氛▶・霊▶・霊変▶・霊保▶・霊峰▶・霊鳳▶・霊味▶・霊妙▶・霊夢▶・霊薬▶・霊囿▶・霊輿▶・霊曜▶・霊利▶
[下接語]
悪霊・威霊・遺霊・英霊・怨霊・岳霊・感霊・乾霊・群霊・交霊・光霊・皇霊・降霊・坤霊・山霊・死霊・至霊・霊・受霊・秀霊・衆霊・昭霊・湘霊・照霊・心霊・神霊・芻霊・生霊・性霊・聖霊・精霊・仙霊・祖霊・尊霊・地霊・帝霊・洞霊・万霊・百霊・霊・亡霊・明霊・冥霊・幽霊・揚霊・陽霊・曜霊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報