2023/05/03

霊(漢字)とは? 意味や使い方 - コトバンク

霊(漢字)とは? 意味や使い方 - コトバンク

霊(漢字)

普及版 字通 「霊(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

(旧字)靈
24画

(異体字)
21画
[字音] レイ
[字訓] みこ・たま・かみ

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[その他]

[字形] 会意
旧字は靈に作り、(れい)+巫(ふ)。は祝の器である(さい)を列して、雨乞いを祈る意。巫はその巫祝をいう。その雨をまた雨という。〔説文〕一上に字をに作り、「巫なり。玉を以てに事(つか)ふ」とし、重文として靈をあげている。金文には字をに作り、また示を加え、心を加え、玉を加えるなどの字形がある。が初文、他はその繁文とみるべき字である。

[訓義]
1. みこ、あまごいするみこ。
2. たま、たましい。
3. くしび、すぐれる、よい。
4. かみ、くものかみ、あめつちのかみ、みいつ、あきらか。
5. いのち、いきもの。
6. こころ、おもい。
7. さいわい、たすけ、いつくしみ。

[古辞書の訓]
〔和名抄〕靈 日本紀私記に云ふ、美太万(みたま)、一に云ふ、美加介(みかげ)。、魂魄の二字を用ふ 〔名義抄〕靈 ミタマ・ミカゲ・スダマ・ネガフ・アヤシ・メヅラシ・タマシヒ・アキラム・カミ/靈 ムスビノカミ/靈 タマシヒ/靈 クサヒトカタ

[語系]
靈・・零lyengは同声。天より降るものをいう。天の人に命ずるところを令liengといい、また命miengという。櫺・lyengも同声。櫺(れい)は窓櫺(れい)は舟の窓あるもの、は車前の竹を織った孔、みな中空、すきまの意がある語である。

[熟語]
霊異・霊衣・霊威・霊域・霊雨・霊宇・霊液・霊応・霊屋・霊哥・霊怪・霊覚・霊活霊感・霊漢・霊鑒・霊眼・霊気・霊・霊鬼・霊旗・霊機・霊霊柩・霊居・霊墟・霊香・霊・霊境・霊禽・霊区・霊煦・霊空・霊計霊景・霊慧・霊慶・霊剣・霊験・霊源・霊語・霊光・霊骨霊魂・霊砂・霊瑣・霊坐・霊犀・霊祭・霊・霊算・霊賛霊山・霊子・霊芝・霊祀・霊祉・霊姿・霊祠・霊霊畤・霊・霊車・霊舎・霊若・霊秀・霊脩・霊獣・霊潤・霊牀霊場・霊辰・霊・霊人・霊瑞・霊性・霊跡・霊蹟・霊泉・霊銭霊籤霊前・霊草・霊爽・霊台・霊沢・霊丹・霊壇・霊智・霊地・霊知・霊・霊兆・霊鳥・霊潮・霊長・霊洞・霊徳・霊・霊魄・霊秘・霊匹・霊表・霊・霊敏・霊巫・霊府・霊符・霊武・霊物・霊氛・霊・霊変・霊保・霊峰・霊鳳・霊味・霊妙・霊夢・霊薬・霊囿・霊輿・霊曜・霊利
[下接語]
悪霊・威霊・遺霊・英霊怨霊・岳霊・感霊・乾霊・群霊・交霊・光霊・皇霊・降霊・坤霊・山霊・死霊・至霊・霊・受霊・秀霊・衆霊・昭霊・湘霊・照霊・心霊・神霊芻霊・生霊・性霊・聖霊・精霊仙霊祖霊・尊霊・地霊・帝霊・洞霊・万霊・百霊・霊・亡霊・明霊・冥霊幽霊・揚霊・陽霊曜霊


出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報