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公共哲学〈6〉経済からみた公私問題 Tankobon Hardcover – March 1, 2002
by 佐々木 毅 (編集), 金 泰昌 (編集, 原著)
4.3 out of 5 stars 2 ratings
Product description
出版社からのコメント
新しい公共的な制度設計のために 私的利益の追求のみによっては公共善は実現できない。では果たして私的利益に国家が介入・統制することによってその隘路を打開できるのだろうか。日本経済の問題をどのように捉えるべきだろうか。本巻は、経済と公共性に関する理論と現実の問題をえぐり出す。
〈主要目次〉
はじめに(鈴村興太郎)
1 公私の問題と自発的な中間組織(猪木武徳)
2 社会的選択の観点からみた公私問題(鈴村興太郎)
3 財政問題からみた公私問題(本間正明)
4 グローバル化・リスク社会・公共的ルール(金子 勝)
発展協議
おわりに(金泰昌)
【担当編集者から】
戦後の日本は経済中心の国家であり,現在,経済運営について苦悶している.公私問題を論じる際に経済の観点は欠かすことができない.第6巻には第一線の経済学者から発題をあおぎ,理論的かつ現実的な諸問題に,多様な視角からアプローチしている.
内容(「BOOK」データベースより)
私的利益の追求のみによっては公共善は実現できない。では果たして私的利益に国家が介入・統制することによってその隘路を打開できるのだろうか。日本経済の問題をどのように捉えるべきだろうか。本巻は、経済と公共性に関する理論と現実の問題をえぐり出す。
内容(「MARC」データベースより)
私的利益の追求のみによっては公共善は実現できない。では果たしてそこに国家が介入・統制することでその隘路を打開できるのか? 日本経済の問題をどう捉えるべきか? 経済と公共性に関する理論と現実の問題をえぐり出す。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐々木/毅
1942年生れ。東京大学総長。政治学・政治学史専攻
金/泰昌
1934年生れ。将来世代総合研究所長。政治哲学・比較社会思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Product Details
Publisher : 東京大学出版会 (March 1, 2002)
Publication date : March 1, 2002
Language : Japanese
Tankobon Hardcover : 264 pages
ISBN-10 : 4130034162
ISBN-13 : 978-4130034166
Amazon Bestseller: #525,375 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 経済学のふところの広さを感じる一冊
Reviewed in Japan on May 9, 2002
経済学の幅の広さを感じる良書です。特に鈴村興太郎氏の「社会選択の観点からみた【公】【私】問題」は一読に値すると思います。私は経済学を専攻としていませんが、社会的選択論は「経済学」と聞いて引き起こされるイメージを払拭します。日本人にはなじみの薄い社会的選択論ですが、この本では誰が読んでもわかるように書かれています。また、鈴村氏の社会的選択論系の著書のなかでは、数理的に書かれていて難しくて倦厭してしまうきらいがありますが、この本ではほとんど「言葉」で書かれているのでしきいが低く読みやすく、かつ奥の深い内容です。社会的選択論の関心のある人にはおすすめの一冊です。この本では論文のあと討論するという流れで構成しているのですが、鈴村さんの討論のときには論者の一人が「哲学的な発題だった」と感想しています。
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