2022/10/27

霊性の文学 言霊の力 (角川ソフィア文庫) eBook : 鎌田 東二: Kindle Store

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鎌田 東二
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霊性の文学 言霊の力 (角川ソフィア文庫) Kindle Edition
by 鎌田 東二 (著) Format: Kindle Edition


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たった一人の本当の神を探し求めた宮沢賢治、信仰と宗教の違いを問いかけた三輪明宏、自由の魅惑と苦悩を冷徹に突き詰めたドストエフスキー。霊性を見つめた人々の言葉を辿り、底に流れる言霊の力を発見する。

263 pages
Product description

内容(「BOOK」データベースより)
言葉には、不思議な根源的創造力がある。たった1人の本当の神さまを探し求めた宮沢賢治、信仰と宗教の違いを問いかけた美輪明宏、自由の魅惑と苦悩を冷徹に突き詰めたドストエフスキー…。彼らのあらわす言葉には、人間、死者、そして自然界をも鎮める「言霊の力」がある。霊性を見つめる言葉をつないだ時、何が見えてくるのか。宗教・哲学・芸術の世界を自在に横断しながら、その底に流れる言霊の力を発見する。 --This text refers to the paperback_bunko edition.
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鎌田/東二
1951年、徳島県阿南市生まれ。國學院大學文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得満期退学。現在・京都大学こころの未来研究センター教授。宗教哲学・民俗学・日本思想史・比較文明学などを幅広く研究。文学博士。石笛・横笛・法螺貝奏者。フリーランス神主・神道ソングライター。17歳で聖地巡礼に目覚め、以来40年以上にわたり、国内外の聖地を参拝して回る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --This text refers to the paperback_bunko edition.


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From Japan


香桑

VINE VOICE
4.0 out of 5 stars 文学の毒と薬と力Reviewed in Japan on November 9, 2012
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宮沢賢治、折口信夫、三島由紀夫、中上健次、高橋和巳、ドストエフスキー、ニーチェ、バタイユ、ロートレアモン、寺山修二、美輪明宏、宮内勝典、山尾三省、出口王仁三郎。
私にとってはなじみのある人もいれば、なじみのない人もいる。というか、なじみのない人のほうが多い。
小難しくなく読めた上に、ここから読んでみたい本が更に増えた。

宗教は対立するが、しかし、対立するのではない道があるのではないか。
文学を紐解きながら、底に流れる霊性を掬い出しつつ、信仰とはなにか、宗教とはなにか、神とはなにかを問うていく。
それは聖なる高みばかりではない。なにかしらの越境や断絶、解体あるいは混沌を含みうる、ほの暗い深みを覗き込むような作業だ。
その暗さに免疫のない精神では、世界の深みを覗き込むことは決してできない。覗き込んでなお引きずり込まれずに耐えることができない。
深みから高みへと飛翔する力であり、毒にもなり薬にもなる文学の力を、私は信じていたいと思う。

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