2020/08/05

崔吉城 民俗学者宮崎公立大学の永松敦教授が拙著に対する読後感を投稿

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人の往来の少ない昨今、本欄などを含め、ネットなどを通じた、まさにソシアルディスタンス(?)を狭くした交流をしている。わたしは実に幸いなことに、まだ若い20代にタイプライターの教師を1年ほど経験したことがあり、感謝する。当時、負担だった科目だが、私がコンピューターなどの機材に近づくきっかけになったからである。

読者との出会いを広くする良い基礎になったことになる。拙著の 内容によっては離れていく人もいるが、より深い理解を与えて下さった質の高い読者を持つことが出来て感謝。 昨日、著名な民俗学者宮崎公立大学の永松敦教授が拙著に対する読後感を投稿してくださった。約20年前に書いたもの、あまりにも時代を先行した内容で、読者があまりいなかったが、今韓国でも再版準備進行中である。感謝のあいさつを兼ねてここに転載する。
  永松敦氏から
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 崔吉城先生の御本、本当に読みごたえがありました。戦前の鳥居龍蔵、秋葉隆といった諸先学の研究法の見直しから、セマウル運動での戦前の日本の影響、私が最も興味深かったのは旧朝鮮総督府、のちの韓国国立中央博物館の解体に対する崔先生のお立場。私は解体寸前の中央博物館に公務出張で訪れる機会があり、最後の館長と2度面会する機会に恵まれた。もう1回は、九州国立博物館誘致運動での視察である。ただ、当時、素人であった私の目にも、ソウル市の景福宮の正面に立ちはだかるこの建物を韓国国民がどのように見ていたのかを考えれば、解体は致し方なかったのではないかと思ってしまう。

保存しておいてもそれは「恨」の象徴にしかならなかったのではないかと・・・ただ、私は福岡市博物館に勤務していた1990年から韓国を訪れるようになりました。当初は、同僚からの忠告もあり、警戒していった記憶があります。ただ、行っておどろいたのは、うどんがあったり、日式食堂があったり、日本を嫌いなのか好きなのかよくわからない不思議な国という驚きがありました。確かに、中央博物館は解体されましたが、旧ソウル市庁舎は図書館として再利用されていますし、必ずしも日本の要素を完全に否定しているのではないようにも見受けられます。

今、在日の方とも十五夜行事のことでお世話になっておりますので、最後の章も大変参考になりました。学生にも是非読ませたい書物です。機会がございましたら、是非、宮崎にお越しいただければと思います。これからもご健康でご活躍されることを心より祈念いたしております。ありがとうございました。
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Soon Ae Choi, 민속원 and 53 others
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  • 転載ありがとうございます‼️とても勉強になりました。『朝鮮の鬼神』など、古い文献は便利ですが、使い方は要注意であることがよくわかりました。これからも日韓両国の文化研究者の相互理解を深めて参りたいと考えます。
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  • 紹介シェアします。
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  • 柳田国男の書いたものに
    迎日湾というのがあるので、神功皇后の上陸地点かと思ってきいたが、何もなかった。後日行ったら、住民がしきりに神功皇后を説くのに驚いた
    とあります。
    短時間でなかったものが出来る実例です。
    日本な統治は成功していたのでは
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  • 今は小さな漁村の迎日湾、以前村祭りのクッを調査に行きました。
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  • 風評被害を思い出しましょう。「被害を被った」という方が、思わぬ所で、「火の無い所に煙は立たぬ」などと「根も葉もない噂話をし、流しているかも知れません」 この様なことは、「水に流せない」と憤る者がいても不思議では有りません!
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  • 「迎撃ミサイル」なる物が在る。「迎日湾」をどの様な意味で捉えるか。精神は、反撃のために「迎える」事も在る。 如何でしょうか。意味を全く逆に理解するととんでもないことになり、「真珠湾pearl harbor」の様相を呈するかも知れません。
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    • 文も内容も難解です。
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  • 事態は、簡単には揉みほぐせないのではないでしょうか。巌流島の決闘について、先生はどの様に考えますか。これと、「真珠湾攻撃」(歴史的検証をする方達はどの様に語っているか)は似たような発想が観られます。コインcoin の裏と表の関係として論ずることも出来ます (*´∀`*)。
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