2020/02/08

Nobuya Fukuda - 週に一回以上は講座もしくは勉強会に足を運んでいて、どれもすごく勉強になるんですが、バタバタしているせい...

Nobuya Fukuda - 週に一回以上は講座もしくは勉強会に足を運んでいて、どれもすごく勉強になるんですが、バタバタしているせい...



週に一回以上は講座もしくは勉強会に足を運んでいて、どれもすごく勉強になるんですが、バタバタしているせいで、なかなかシェアできなくて、でも、つい最近参加した、浦添市主催(受託団体:NPO法人 おきなわCAP)の「ひとり親家庭の現状と必要な支援」は、自分とも関わりが深い社会的課題だったこともあって、ぜひ、多くの人にシングマザー/シングルファーザーが置かれている状況について知っていただきたいなあと、話を聞きながら取った走り書きをシェアさせていただきます。
プライバシーを守るため講演された方の名前は伏せさせていただきますが、お母さんも、娘さんもとってもとても最高に素敵な方でした。
印象的だったのは、「たとえ性産業で働いているとしても、母親の労働条件労働環境が良くなるような施策が必要」という趣旨の発言。困り感、行きづらさが少しでも改善するために支援はある。そういうことですよね。
それにしても、基本形から外れた存在に対して、冷たすぎる社会ってほんとになんとかしたいですね。普通と違うもの、マイノリティ、風変わりな人、個性的すぎる人。すべての人がその人らしく生きられるようになれば、いろんな問題が解決するのにね。

※写真はイメージです。
以下、「走り書き」です。
+++++++++++++++++++
ひとり親家庭の現状と必要な支援
〜シングルマザーと子供の声から考える〜
●しんぐるまざあず沖縄の取り組み
1 議会陳情
1–1)未婚シングルの困難さの解消
1-2)寡婦控除が認められていない
  保育料寡婦控除適用
  所得税公営住宅家賃2)公営団地の保証人
1-3)児童扶養手当の毎月支給 
2 頑張らないでいいよキャンペーン
2-1)おしゃべり会開催
2-2)メンタルケア講座、エンパワーメント講座
ーーーーーーー
●達成したこと
みなし寡婦控除ーーーR2から子供のいるシングルは未婚も同じ扱いになる
ーーーーーーー
●課題
1)「しんどい、助けてほしい」と言えない状況
シングルに冷たい日本社会
 シングルマザー:低賃金+母親だから当たり前というプレッシャー
 シングルファーザー:社会的に孤立しやすい(男が子育てすることへの理解を職場等で得られない)
2)子育て支援が脆弱
 土曜日は自分のために使える日なのに、土曜保育少ない
  母親がリラックスできない、リフレッシュできないーー美容院に行く時間、ショッピングなどをする時間がない(子育てと仕事に忙殺されている日々)
3)行政との距離 
・現況届(8月)の際に窓口ハラスメント(毎年のこと)
  事実婚チェック、不正受給チェックなど、窓口でのヒアリングが原因の傷つき〜妊娠のことも根掘り葉掘り聞かれることがある
・ワンストップ相談窓口が少ない
  〜役所に相談に行きたくなくなる
・面会交流の問題
 共同親権の誤った議論がなされている
 面会交流を支援する事業がない(相談のみ)
 葛藤がある中で中で安全・安心に面会を許せるような支援、苦しまないで済む支援がない
・養育費の問題
 ・債権執行が変わった。裁判所が動き回収が容易になる
 ・立替払いの動きが自治体によってはある。国も動いている。
・児童扶養手当の所得制限緩和
  満額を受給するには年収160万未満という制限がある
4)子育て支援
・若年出産した母子が安心かつ肯定感を持って過ごせる場所(スタッフのいるシェアハウスなどでゆるく支援)が必要
・夜の仕事の時に安心して預けられる場所、支援
・安全して働ける場所(たとえ風俗であったとしても・・・性産業での労働であっても支援必要)
ーーーーーーー
●今後10年の目標
1)学校
・学校が居場所になる(放課後、夏休みーーー食堂機能、遊び場)
・給食無償化、副教材・制服の無償化(所得制限なしで)
2)行政
・生活保護世帯の車使用許可(保険加入も)
・申請主義をやめる(希望したら基本適用、攻めtオンライン申請認める
・生活支援の充実(家事一般、子どもの送迎を廉価で)
3)犠牲
・従業員の子育て支援を義務化
行事の参加、病気への対応(子どもの病気休暇)
 
ーーーーーーーー
●母子家庭で育った子の話
現在海外の大学に留学中
母はしっかり者で人に頼らないタイプ
0歳から保育園、お迎えは最後から一二番目
友達とどっちが早いか「競争」
小学校は学童ーー何もない狭い場所で辞めたかった
派が出張でいないときはヘルパーか友人の家に宿泊ーー誕生日もひいとりで過ごしたことがある。
会うヘルパーと合わないヘルパーがいたーー合わないときは駄々こねてた。今思えなわがまま・自己中だと思う。
合わないヘルパーについては良い思い出ではない
気が合うヘルパーは母以外に気を許せる関係、いろいろ話しちゃう。口止めするけど母に話される
小学校高学年から塾。お迎え比べ
中学時代はみんなに合わせる時期
 親友もいたけど、広く浅くの付き合いをしていた。
 ヤンキーの友達もいたけど、そっちにはいかなかった。
年長から卵焼きを作れた、適応力がついた。
どこでも楽しく過ごせた。
その一方で何かを「嫌!」と思う気持ちも強かった
那覇高校、「あすのば」という団体の夏合宿東京〜いろんな家庭でそだあった人がいた(普通の家庭から虐待親の家庭まで)話したいことを話せた。(なんでも話せるという状況設定だったから話せた)
https://www.usnova.org/about/
その時に初めて子ども時代からの話をした。虐待体験など他人の苦しい話を聞いて衝撃だった。
みんなに出会ったことでいつでもなんでも話せる相手が見つかった。
その関係は今でも続いてる。
この体験があったおかげで自分は人前で話せるようになった。 
海外の大学に行ったのは。広い世界を知りたかったから。母と子の世界、沖縄の世界しか知らなかった。親元から離れたい。一時は言い争いがすごかった。今はいい時間を過ごせるように努力をし合っている。
母は関西出身で怒ると怖い。正論を言う。言いくるめられる。途中からもういいやと諦める。考えて、趣味レーションしても言い負かされる。思いををちゃんと伝えられない。嫌だな。離れたい。消えた今では思わないけど。他の家庭の母は許してくれることをうちの母は許しいてくれないのはなぜ?
反抗期で、二人っきりは大変。
仕事は辞めれるけど、母業は辞められない。しんどいんだあろうなあ。休みの日に自分のことおをできないって大変だあろうな。自分だったら、好きなことができるから頑張れてるのに、鬱になるんだろうな。
母は長女、自分はひとりっこ。お互いに甘える相手、相談する相手がいなかった。二人を知らない支援者がいたらよかった。
片方にしか繋がっていない支援者がいたらよかった。学校の先生に相談すると母に話が行ってしまう。
「ここが辛かった、きつかった」という思いはない。
自分んがきついことはあっても、家自体がきついと言うことはなかった。
それは母のおかげ。
母は仕事があったから団地を待機する必要もなかった。
自分には結婚願望がない。母子の友達もそう言う子がいる。生まれた時から父がいない。
いないのがデフォルト。両親の家庭の周りからは夫「夫婦喧嘩すごいし、いつ別れるかわからない」と聞いてる。結婚に良い印象がない。子育てはしたい、。そう思うのは育ちのせいだと思う。
母はお父さんの役割もやっていたお母さんとお父さんが合体した人だった。
DSを買ってもらえなかったのは残念だったけど、父の日に羨ましいと思ったことはなかった。
ーーーー
●会場からの質問
Q(シングル家庭の預かりをやってる方)
 月水金、火木土で20人ずつ預かってる。
 印象は自分たち(預かりのスタッフ)の前だとわがまま。
 自分たち(預かりのスタッフ)の前だとわがままで、 お母さんの前では「ごめんね」とすぐ謝る。なぜだろうか?
娘)
好きな人だから、自分をさらけ出せるからでは? 
母) 
頼れる親(他人)がいない母は子に厳しい。人前ほど厳しいのは、自分への評価(あそこは母子家庭だからという評価)を気にしているから。
 子供が声を泣き叫ぶと虐待だと思われるんじゃないかと言う不安に苛まれている
→お母さんを緩めてあげる支援が必要
どんな仕事につきたいかはわからないが、仮に支援する仕事についたら、子どもと接する時に何を大切にするか?
娘)
好き嫌いはある、合う合わないもある、
子供の気持ちを尊重する、追いかけない、選ばせる
湯後施設の小一生とバディを組んだ。
嫌われた、でも何度かどかきてくれた。
男子学生を慕っていた。
ーーーーーーー
●まとめ
シングルだけでなくそうでない母も生きづらさをある。女性の問題。
そして母だけではなく、父も生きづらさを抱えている。まだまだ支援の形は出来上がっていない。
参考:しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄
https://www.facebook.com/smf.okinawa/