「日本のこころ」 産霊 (むすひ)
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Apr 15, 2013
自然に抱かれ生きた日本人は、万物を産む霊妙な力を感じ、神の力として尊びました。 --------------------
万物を産み出す産霊の力を尊び、逞しく生きてきた日本人 冬、凍えた大地は、春になると新たな生命を芽吹かせます。 大自然の営みを見つめ、その懐に抱かれ生きていた日本人は、万物を産み出す働きに大いなる力を感じ、それを神の力として尊びました。 日本の神話によると、天地(あめつち)が開かれた時、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)の三柱の神があらわれ、その働きによってよろずのものが産まれたとされています。この三神をはじめとする天つ神から「この漂える国をつくり固め成せ」と命じられた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)の二神は、大八島(おおやしま)と六つの島々を産み、さらに海・川・風・山・木・野・火など森羅万象の神々を産みました。 人々は、神々、国土、自然、生命あるすべての存在を、万物を産む産霊(ムスヒ。産巣日とも書く)の力によって産み出されたと考えていたのです。いただいた命だからこそ、生命力を湧き上がらせ、人々は力強く生きてきたのかもしれません。
「平成25年秋 第62回 伊勢神宮式年遷宮」
http://www.sengu.info/
Present by 伊勢神宮 式年遷宮広報本部(制作2013年3月)
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