2016/11/04

トーマス・カーライル - Wikipedia

トーマス・カーライル - Wikipedia





山路愛山内村鑑三新渡戸稲造およびその門下生たち矢内原忠雄畔上賢造等に多大な影響を与えた。例えば内村鑑三は「後世への最大遺物」において、「勇ましい高尚なる生涯」が「後世への最大遺物」になる例として、カーライルがハリエット・テイラー英語版)(友人ジョン・スチュアート・ミルの晩年の内妻)により誤って燃やされてしまった「フランス革命史」の膨大な完成原稿を書き直したエピソードを挙げ、「私はカーライルという人については全体非常に尊敬を表しております」としている。

作家夏目漱石ロンドン留学時に記念館を訪れ、帰国後に紀行文「カーライル博物館」を書いている。初期作品「吾輩は猫である」に、登場人物がカーライルと同じ「胃弱」であることを自慢して友人にからかわれる描写がある。

なおボルヘスが再評価している。訳文は『序文つき序文集』(国書刊行会、2001年)に所収。