2019/10/04

「生命」と「いのち」 を考える② - くわブロ

「生命」と「いのち」 を考える② - くわブロ



「生命」と「いのち」 を考える②

お話は、緩和ケアについて。

緩和ケアとは、
苦痛を和らげることを目的に行われる医療的ケア
なわけだけど、
身体的な苦しみは緩和できるが、
スピリチュアルな苦しみには
医療だけでは限界がある
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苦しみとは
希望と現実のギャップ
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そして
スピリチュアルの苦しみとは
存在と意味の消滅からくる苦しみ
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生きるのに必要なのは、
目標(夢)・支え・自由
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ここで例に出されたのが、
アニメアタックNO.1のテーマソング
♪苦しくったって~
悲しくったって~
チームの仲間がいるんだもん♪
・・・と、
仲間という支えと、
試合に勝つという目標をもっているから頑張れると謡っている

スピリチュアルな苦しみは
一人一人違うわけだけど、
苦しんでいる時、
わかろうとしてくれる人の存在が支えになる
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普段のコミュニケーションでもそうだけど、
やっぱり、相手をわかろうとする気持ちが大切なのだなぁ

また支えとなった側も
大切な人との死別
スピリチュアルな苦しみが残る。

その苦しみを緩和し、
立ち直る支援を行うのがグリーフケアというもの。
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これは、
セミナー第二回目以降のテーマにもなってくる。

では、
「生命」と「いのち」の違いは何か。
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生命とは、生き物の生命現象で、
生物の死によってくなるもの。

いのちは、生物個体の死によっても消えず、
心にるもの。
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例として紹介されたのは
映画「ブタがいた教室
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大阪府の小学校で
実際に900日間かけて行った授業を基にした映画。

クラスで子豚を飼うこととなり、Pちゃんと名付け可愛がるうちに
生徒たちは徐々に、
家畜としてではなく、
ペットとして愛着を抱くようになる

が、
卒業の時は迫り、
Pちゃんをどうするかクラス皆で話し合い、
意見は「食べる」「食べない」に二分される。
泣き出す生徒も多く、
その話し合いのシーンは、
リアルにセリフなしのディベートになっているそう。

人は生きるために
生き物の死を犠牲にしているわけだけど、
スーパーで買う豚肉は「生命」で、
ここでいうPちゃんは「いのち

心の中に残っていくいのち
その死を通して、
生きることの大切さや意義を考える機会となるのだ。


最後にスクリーンには
JUJUがカバーした
MY LITTLE LOVERの
Hello, Again~昔からある場所』の
ミュージックビデオが流れる。
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♪記憶の中でずっと二人は生きていける
君の声が今も胸に響くよ♪


会場の至る所からすすり泣く
目頭を押さえるおじいちゃんおばあちゃん達。

前から大好きな歌なのだけど、
今日のいのちのお話を聞いてからだと、
歌詞と映像によるストーリーが
ダイレクトに胸に突き刺さり、号泣・・・

先生、グッと纏めるわぁ~(ノД`)・゜・。

本日の参加者は、
ご高齢の世代が大半だったわけだけど、
いのちを考える機会として、
若者世代にも是非聞いてほしいと思う涙あり、笑いあり、学びありのご講話でした。

第二回目は、5月17日(日)13:30~
テーマは
緩和ケア入門~地域を支える医療センターでの遺族の悲嘆のケアも含めて
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場所は同じく善西寺の本堂にて行われます。



セミナー終了後、
場所を本堂から集会場へと移し、
有志の方々で山中先生を囲む。
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質疑応答や、
より具体的かつ個人的な話等、
各々のお悩み相談

参加者の方々にお茶をお淹れし、
私もお話に参加させて頂く
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和菓子屋和の最中
やっぱり美味しい
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挙げられた相談に、
一人一人、丁寧に答えて下さる山中先生

こうして、
お医者さんとじっくり話せる機会は、
診察以外では中々ないので、
とても貴重な時間になりました