
ユートピアの模索―ヤマギシ会の到達点 2013
by 村岡到 (Author)
3.8 3.8 out of 5 stars (3)
Content
お金のためではない働き方を実現、お金を使わない“無所有”の生活、農業を土台とした共同生活を実現、高齢者の生活・医療を完全に保障―ヤマギシ会は健在だった。日本一の農業共同体、その秘密に迫る。
Author Biographies (from BOOK Author Referral Information)
村岡/到
1943年4月6日生まれ。1962年新潟県立長岡高校卒業。1963年東京大学医学部付属病院分院に勤務(1975年に失職)。1969年10・21闘争で逮捕・有罪。1980年政治グループ稲妻を創成(1996年に解散)。NPO法人日本針路研究所理事長、『プランB』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ユートピアの模索―ヤマギシ会の到達点Product Details
Publisher : ロゴス(文京区) (March 1, 2013)
Publication date : March 1, 2013
Language : Japanese
Tankobon Hardcover : 226 pages
===
Customer Reviews:
3.8 3.8 out of 5 stars (3)
===
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二鶴
5.0 out of 5 stars 予想以上のひどい、危険な本であるReviewed in Japan on April 10, 2013
Verified Purchase
読まなくとも内容は容易に推測できるのだが、推測で語るのは妥当ではあるまい。
到着を首を長くして待っている。ヤマギシ会については、それなりの知識があるつもりなので、詳細に検討させていただく。
読みました。予想以上のひどさである。危険な本である。近年のヤマギシを論じるのならば、ヤマギシ学園における悪質な児童虐待(日弁連、三重県が認定)、司法が「公序良俗に違反する」として相次いで認めた財産の返却命令を正面から受け止めて総括しなければならないはずだが、基本的に逃げている。総括をしないで逃げているのは、鶴見俊輔氏、故宇井純氏も同じだから、彼らは尊敬するにあたらない。この本も、鶴見氏らにならったのかもしれない。
巻頭早々に「マスコミの為にする悪宣伝」という言葉が出てくるが、こういう超古典的常套句が出てくるあたりに、「読まずとも分かる」レベルのひどさがみごとに象徴されている。
ヤマギシを批判したジャーナリスト、米本和広氏などの著作名が文中に並べてあるが、「今回は取り上げないことにした。列記するだけで許してほしい」のだそうだ。??? この種の本で「許して」と言う言葉を聞くことにものすごい違和感がある。何を許すのか。甘えないで欲しい。もちろん、これらの本は巻末の資料覧にも出てこない。これを逃げと言わずに何と言うのだろうか。
ヤマギシ会の問題の本質は特講にある。米本氏は体験もして取材し、自らの精神に変容を覚えたので、精神科医の斎藤環氏の診断を求めたら、「人格が解離している」と言われている。
これを社会的な表現にすれば、洗脳とかマインドコントロールとか言うのであろう。私財を寄付して夢の農業・共同生活に入るのは自由である。しかし、これほど多数の人が、ほぼ即効的に決断をするのは、特講が可能ならしめている。米本氏の本を読めば分かるが、人格の解離を起こさせる。特講は自由な雰囲気の中で人生を語り合うような会では決してない。ある単純な結論を脳の中に暴力的に注入して、人の価値観を変える、極めて危険な場所である。そのことの是非を論じないと、ヤマギシでの「夢の生活」をいくら描写しても本質は見えてこない。むろん、隠してしまう。
著者がどう考えているか分からないが、この人も理念でしかモノを考えきれない人のようだ。理念は操作できるというのが精神医学の教えるところである。この本はヤマギシのプロパガンダとして利用されることだろう。人生を間違ってしまう人が出るのではないかと、深く深く憂慮する。
そして、この本を宗教学者の島田裕巳氏が推薦している。「オウム騒動」に巻き込まれて不当なまでの批判を浴び、最近やっと社会的に復活してきた学者が、またアブナイ橋を渡った。島田氏は大学時代に特講を受けたことがあり、ヤマギシにもかかわった人である。しかし一方で、オウム事件を通じて洗脳やマインドコントロールの恐ろしさを知ったと思うのだが、違うのだろうか。島田氏も特講の影響力から脱していないのではないかと推測する。
ヤマギシ学園に子どもを2人預けていた夫婦がいる。その過ちに気付いて子どもを退園させたが、子どもは学園で受けた圧力でのPTSDに苦しみ、親を責め、不登校にもなった。一家は長い期間、修羅場のような状態に陥った。これをヤマギシとは無関係の、単なるある家族の過ち、不幸と言えるのだろうか。
オウムに入った人も最初は本からであった。本というものは、時に、サリン同様の毒物だと痛感している。
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福ちゃん
1.0 out of 5 stars 驚きました。Reviewed in Japan on April 23, 2014
よく行く図書館で新刊の棚にあったので、手に取り、びっくり。
ヤマギシって、カルトじゃなかった?市立図書館はカルトを推奨しているわけ?
今時分、よく無批判にこのような本を書けるなんて驚きです。前の星5つの人はジョークですね。
時を経て、オウム事件を知らない若い人たちが育ってきているのが心配だと言った人がいますが、
同じように、ヤマギシ会の諸々の問題点や事件を知らない若い人が育ってきているのが心配です。
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じゃがたらおはる
5.0 out of 5 stars 良書も悪書も平等に提供するのが図書館ですReviewed in Japan on November 28, 2014
図書館に対する誤解があるようなので、ひとこと。図書館は「良書」や「正しい本」ばかりを置いておくところではありません。あくまでも、正しいかどうかは読者が判断することであって、図書館は利用者に、あらゆる立場の情報を提供する場でしかありません。良書推薦を図書館が一方的やるのは、一種の検閲と押しつけでであり、読者がさまざまな立場の情報を得る妨害にすらなります。
この本の場合は、村岡という左翼観念イデオロギーのうわべだけの思考しかしてこなかった人物が、左翼業界を無原則に漂浪してきた、そのていたらくの末の成れの果て、その証拠物件として図書館が残しておくことに意味があるのだと思います。
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二鶴
5.0 out of 5 stars 予想以上のひどい、危険な本であるReviewed in Japan on April 10, 2013
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読まなくとも内容は容易に推測できるのだが、推測で語るのは妥当ではあるまい。
到着を首を長くして待っている。ヤマギシ会については、それなりの知識があるつもりなので、詳細に検討させていただく。
読みました。予想以上のひどさである。危険な本である。近年のヤマギシを論じるのならば、ヤマギシ学園における悪質な児童虐待(日弁連、三重県が認定)、司法が「公序良俗に違反する」として相次いで認めた財産の返却命令を正面から受け止めて総括しなければならないはずだが、基本的に逃げている。総括をしないで逃げているのは、鶴見俊輔氏、故宇井純氏も同じだから、彼らは尊敬するにあたらない。この本も、鶴見氏らにならったのかもしれない。
巻頭早々に「マスコミの為にする悪宣伝」という言葉が出てくるが、こういう超古典的常套句が出てくるあたりに、「読まずとも分かる」レベルのひどさがみごとに象徴されている。
ヤマギシを批判したジャーナリスト、米本和広氏などの著作名が文中に並べてあるが、「今回は取り上げないことにした。列記するだけで許してほしい」のだそうだ。??? この種の本で「許して」と言う言葉を聞くことにものすごい違和感がある。何を許すのか。甘えないで欲しい。もちろん、これらの本は巻末の資料覧にも出てこない。これを逃げと言わずに何と言うのだろうか。
ヤマギシ会の問題の本質は特講にある。米本氏は体験もして取材し、自らの精神に変容を覚えたので、精神科医の斎藤環氏の診断を求めたら、「人格が解離している」と言われている。
これを社会的な表現にすれば、洗脳とかマインドコントロールとか言うのであろう。私財を寄付して夢の農業・共同生活に入るのは自由である。しかし、これほど多数の人が、ほぼ即効的に決断をするのは、特講が可能ならしめている。米本氏の本を読めば分かるが、人格の解離を起こさせる。特講は自由な雰囲気の中で人生を語り合うような会では決してない。ある単純な結論を脳の中に暴力的に注入して、人の価値観を変える、極めて危険な場所である。そのことの是非を論じないと、ヤマギシでの「夢の生活」をいくら描写しても本質は見えてこない。むろん、隠してしまう。
著者がどう考えているか分からないが、この人も理念でしかモノを考えきれない人のようだ。理念は操作できるというのが精神医学の教えるところである。この本はヤマギシのプロパガンダとして利用されることだろう。人生を間違ってしまう人が出るのではないかと、深く深く憂慮する。
そして、この本を宗教学者の島田裕巳氏が推薦している。「オウム騒動」に巻き込まれて不当なまでの批判を浴び、最近やっと社会的に復活してきた学者が、またアブナイ橋を渡った。島田氏は大学時代に特講を受けたことがあり、ヤマギシにもかかわった人である。しかし一方で、オウム事件を通じて洗脳やマインドコントロールの恐ろしさを知ったと思うのだが、違うのだろうか。島田氏も特講の影響力から脱していないのではないかと推測する。
ヤマギシ学園に子どもを2人預けていた夫婦がいる。その過ちに気付いて子どもを退園させたが、子どもは学園で受けた圧力でのPTSDに苦しみ、親を責め、不登校にもなった。一家は長い期間、修羅場のような状態に陥った。これをヤマギシとは無関係の、単なるある家族の過ち、不幸と言えるのだろうか。
オウムに入った人も最初は本からであった。本というものは、時に、サリン同様の毒物だと痛感している。
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福ちゃん
1.0 out of 5 stars 驚きました。Reviewed in Japan on April 23, 2014
よく行く図書館で新刊の棚にあったので、手に取り、びっくり。
ヤマギシって、カルトじゃなかった?市立図書館はカルトを推奨しているわけ?
今時分、よく無批判にこのような本を書けるなんて驚きです。前の星5つの人はジョークですね。
時を経て、オウム事件を知らない若い人たちが育ってきているのが心配だと言った人がいますが、
同じように、ヤマギシ会の諸々の問題点や事件を知らない若い人が育ってきているのが心配です。
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じゃがたらおはる
5.0 out of 5 stars 良書も悪書も平等に提供するのが図書館ですReviewed in Japan on November 28, 2014
図書館に対する誤解があるようなので、ひとこと。図書館は「良書」や「正しい本」ばかりを置いておくところではありません。あくまでも、正しいかどうかは読者が判断することであって、図書館は利用者に、あらゆる立場の情報を提供する場でしかありません。良書推薦を図書館が一方的やるのは、一種の検閲と押しつけでであり、読者がさまざまな立場の情報を得る妨害にすらなります。
この本の場合は、村岡という左翼観念イデオロギーのうわべだけの思考しかしてこなかった人物が、左翼業界を無原則に漂浪してきた、そのていたらくの末の成れの果て、その証拠物件として図書館が残しておくことに意味があるのだと思います。
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