『上代タノー女子高等教育平和運動のパイオニア-』 |
◆まえがき 島田法子 第一部 上代タノと女子教育者への道 島田法子 第一章 若き日の上代タノ-出雲の国から日本女子大学校へ はじめに p.17 1 われ故郷を愛す p.17 2 松江市高等女学校時代-外国との出会い p.23 3 日本女子大学校時代-英文学とキリスト教受洗 p.29 4 日本女子大学校の教壇に立つ p.33 おわりに p.35 第二章 新渡戸稲造との出会い-新しい世界への歩み はじめに p.42 1 新渡戸稲造との出会いとアメリカ留学への道 p.43 2 ウェルズ女子大学の四年間 p.47 3 新渡戸稲造と東京女子大学創立 p.51 4 新渡戸稲造の国際問題研究会と国際連盟事務次長就任 p.53 5 ミシガン大学とケンブリッジ大学への留学 p.56 6 世界平和への理解の深まり p.59 7 新渡戸稲造との別れ p.62 おわりに p.63 第三章 アメリカ・イギリスへの留学-教育者としての基礎を築く はじめに p.67 1 ウェルズ女子大学への留学 p.68 2 カリキュラムの変革 p.71 3 新しい女性像 p.73 4 日本女子大学校の国際化と姉妹校 p.74 5 ミシガン大学への留学とバーバー奨学金 p.77 6 ミシガン大学における研究 p.82 7 学位より学生、研究より教育の選択 p.84 8 ケンブリッジ大学留学 p.87 9 帰国後の上代と日本女子大学校 p.88 10 『リー・ハント』の出版 p.92 11 戦火の中での教育者としての上代タノ p.94 おわりに p.97 第二部 上代タノと戦後の日本女子大学時代 中嶌邦 第一章 師成瀬仁蔵と上代タノ 1 成瀬仁蔵と日本近代の教育 p.113 2 上代タノと師成瀬仁蔵との出会い p.116 第二章 戦後の教育改革と女子大学の成立 はじめに p.124 1 戦後の女性解放と教育 p.125 戦後の日本と女性 女子教育政策の変化 2 戦後の女子高等教育と女子大学の成立 p.127 戦前の女子高等教育から戦後へ 女子高等教育機関の活動 新制女子大学の誕生 3 学長就任まで p.132 戦後の上代タノ 新制日本女子大学の発足と上代 第三章 日本女子大学学長としての活動 はじめに p.137 1 学長就任と学内制度の改革 p.137 学長就任 学園の制度改革 2 教育改革の取り組み p.141 女子高等教育をめぐる状況 学生とともに 3 創立六〇周年を契機に p.147 記念式に 主な記念事業 おわりに p.155 第三部 上代タノと平和運動 杉森長子 序 p.169 第一章 平和運動のパイオニア、上代タノ-第二次世界大戦前の時期 はじめに p.173 1 成瀬仁蔵の理想「世界平和」と女性への期待 p.174 2 国際問題研究会の創設-新渡戸稲造の成瀬への協力 p.177 3 「地球世界」の実感-上代タノと「世界平和」への道 p.182 4 婦人平和協会の結成-上代タノ、女性平和運動への参画 p.186 5 WILPF国際会長、ジェーン・アダムズと上代タノ p.190 ジェーン・アダムズの来日 上代タノとジェーン・アダムズ-初めての対面 ジェーン・アダムズの訪日効果-WILPFへの加盟 6 WILPF第五回国際総会と上代タノ p.200 7 婦人平和協会の活動展開 p.209 難民、避難民支援活動の展開 軍縮書名運動の展開 8 満州事変と上代タノの決断-初めての試練 p.216 おわりに p.222 第二章 国際理解を求めて、上代タノの活躍-第二次世界大戦中の時期 はじめに p.231 1 上代タノと中国の人々 p.232 2 盧溝橋事件への対峙 p.234 3 「時局下、吾等何をなすべきか」-上代タノの英知 p.238 4 「コンピエーニュの森」-『婦人平和協会会報』最終号巻頭言 p.241 5 上代タノの回顧「戦時中の婦人平和協会」-ガントレット恒会長と河井道会長の勇気 p.243 6 戦中期における平和主義者、上代タノの勇気と決断 p245 おわりに p.248 第三章 平和運動の新たな地平を拓く上代タノー第二次世界大戦後の時期 はじめに p.251 1 上代タノと婦人平和協会の再建 p.252 「日本婦人平和協会」への改名 WILPF会員の友情 2 日本婦人平和協会会長、上代タノの抱負 p.256 3 戦後の新たな活動展開 p.260 全面講和を求めて 平和憲法護持と再軍備回避の努力 p.262 WILPFへの復帰 p.267 4 WILPF第一三回国際総会と上代タノ p.269 5 原水爆禁止運動への参画 p.273 原水爆実験禁止署名運動 原水爆禁止世界大会への参画 6 世界平和アピール七人委員会の結成と上代タノ p.283 7 WILPF第二〇回国際総会と上代タノ p.286 8 人権主義とクエーカー主義-上代タノの平和運動を支えた基本思想 p.292 おわりに p.298 結語 p.304 上代タノ略年譜 p.316 あとがき p.323 |