【書評】「洗脳の楽園―ヤマギシ会という悲劇」米本 和広
2022/07/29公開 更新
【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
ヤマギシ会に入る
安倍首相の暗殺で注目された統一教会では、合同結婚式を行っています。どうすればこのような異常な行事を行えるるのか?洗脳について興味を持ち、手にした一冊です。
この本ではヤマギシ会という農業・牧畜をしながら共同生活を行っている組織の洗脳の手法を紹介しています。1997年と古い本なので、現在のヤマギシ会がどうなっているのかわかりませんので、洗脳の手法だけ紹介していきましょう。
ヤマギシ会に入るためには、特別講習研鑽会(以下特講)に参加する必要があります。「特講」を受けると、人が変わったようになり仕事も財産も家族をも投げ捨ててヤマギシ会に入る人が出てくるというのです。著者も実際に「特講」を受けてみることにしました。
著者が受けた「特講」には、男53人、女36人の89名が参加していました。男性のうち46人は、妻がヤマギシ会にハマリ、妻から特講を受けなければ離婚すると言われて、しぶしぶ参加した人だったという。
8日間の「特講」では、食事は一日二食。寝るときは一つの布団に二人で寝ることになります。この布団に二人で寝るのが曲者で、著者は隣の人が気になって寝不足になったという。
また、持ち物を没収され、担当者から指示される生活を続けていると、不安になり集団に溶け込みたいという気持ちになったというのです。同時に、自分の頭で考えることもできなくなっていったというのです。
あなたはいつも腹を立てている。その性格を直すために「特講」に行って欲しい。気持ちが楽になるし、幸せになれる。(p111)
特別講習研鑽会(特講)の内容
「特講」では担当者(係)が質問して、参加者が一人ひとりが質問への答えを発言するという形で進みます。
まず、「嫌いな食べ物を出し合ってみましょう」と質問され,嫌いな食べ物をあげていきます。そして、「それは嫌いなものですか」と係が質問を続けるのです。「嫌いなものは嫌い」と答えても、「それは嫌いなものですか」とひたすら質問し続けられます。
そのようなやりとりをひたすら続けていると、「卵を嫌いといいましたが、卵は卵であって、卵が嫌いなのは自分に原因があるのではないか」と言う人が出てきたり,別の人は「ゴキブリがただのゴキブリに見えてきました」という人も出てきたりするという。
次は「腹が立つ」ことについても,同じことを繰り返します。「なぜ、腹が立つのですか」とひたすら聞かれていると、不安になり、寝不足の中で、そこに答えを出さなければという心理になってしまうという。「腹を立てても問題は解決しない」と発言する人がでてくるのです。
また、「角が取れた」「楽になった」と発言する人もあり、そうした人に後でインタビューすると、「仕事をやめようと思えばやめられる、やろうと思ったら何でもできる」と満足感を味わい、同時に快感が走り、心が軽くなったと回答していたという。
他の人の例は、意識が宇宙に飛び出したり、観音様が登場したり、お腹に光が生まれたなど涙を流しながら、こうした超常現象を感じていたと証言する人もいたというのです。
意識が宇宙に飛び出し、観音様が背中に登場する。食器が踊り、お腹に光が生まれる。彼らの話は驚きの連続だった(p219)
「幸福一色・快適社会」を輪読
その他には、ヤマギシのテキストを読み上げて、参加者に感想を求めるというワークもあります。これは、ヤマギシのテキストの内容を頭の中にイメージとして残すことを目的としているようです。
例えば「世界革命実践の書」では「幸福一色・快適社会」を輪読し、そのイメージがヤマギシ村で暮らしたいという希望をインプットさせるという。
我欲を捨てることが前提となっているヤマギシ会では結婚は恋愛ではなく、調正係が結婚相手を決めることになります。それも男性の多いヤマギシ会では20代前半の女性と30、40代の男性が結婚するというパターンが多いのです。
そのため小学校の娘を持つ村人の一人は、娘を中年男に嫁がされると思うとやりきれなくなり、ヤマギシ会を脱退したという。我欲、我執のない人間が集まっているという理屈なので、何をしても問題ないということなのでしょう。
山岸巳代蔵は、男性の村人を一列に並ばせ、襖一枚隔てた部屋で女を寝かせ、一人ずつ交尾した。それは男性に我執が起こらないか研鑽するためだった(p307)
寝不足にする。質問を繰り返して圧力をかける
ヤマギシ会の「特講」での洗脳のコツは、持ち物を取り上げて不安にすること。寝不足にすること。繰り返し質問を繰り返して圧力をかけること。洗脳したい内容を読ませ、意見を求めるなどです。高いストレスの中で、その状態から逃げ、自分を守るために脳がその状態を肯定する全能感、多幸感を持つ状態になっているようなのです。
これは日本の検察の長い取り調べや、ウイグルで行われている収容所での洗脳教育と同じものに感じました。普通の人間は長時間のストレスに耐えられないのです。洗脳についてはもう少し調べてみます。米本さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・村人の労働は厳しい・・・年間の総労働時間は4000時間弱に及ぶ(p41)
・特講生の23、4%が研鑽学校に入り、特講生の6%弱が村に入ってきます(p252)
・研鑽学校の最終日に参画請願の署名をすると、村人から財産目録を記入するように指示される(p289)
・村に参画するのは、親への情という執着を断ち切った人である・・・ところが、親への執着は断ち切れといいながら、親の遺産には執着しろというのである(p296)
【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
僕なんか死ねばいいんだ
地上の楽園
脱走する子どもたち
交わることのない"二つの真実"
脳を洗う
脳を洗った八十八人のその後
脳に浮かんだユートピア
「地上の楽園」の実態
ユートピアの終着点
著者経歴
米本 和広(よねもと かずひろ)・・・1950年生まれ。横浜市立大学卒業。「識研新聞」記者を経て、フリーのルポライター。著書に『カルトの子』、『我らの不快な隣人』、『教祖逮捕』など多数。書籍に対して、カルトと指摘されたヤマギシ会、ライフスペース、幸福の科学が裁判を起こしたが、いずれも棄却判決(筆者勝訴)となっている。
ヤマギシ会関連書籍
「「ヤマギシ会」と家族: 近代化・共同体・現代日本文化」黒田 宣代
「洗脳の楽園―ヤマギシ会という悲劇」米本和広
「カルトの子―心を盗まれた家族」米本和広
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https://ameblo.jp/yuuqyu/entry-12113351375.html
米本和広「洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇」★★★★★
2016-01-03 16:20:55
テーマ:本・雑誌
米本和広「洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇」★★★★★
特講の体験ルポが凄い。洗脳の過程がよく分かる。人は簡単に洗脳されてしまうことに驚く。
学生時代に高田馬場駅近くのヤマギシ会東京事務所を本を買うために訪問したことを思い出した。はまっていたら大変だった。
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『洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇』米本和広(080913)
米本和広さんの『我らの不快な隣人』,『カルトの子 心を盗まれた家族』を読んで,大宅壮一賞候補になった本書も,是非とも読んでおかねばと思いました。本書では,ヤマギシ会のいわゆる「洗脳」の要である「特講」に参加,取材した体験を中心として,〈ヤマギシ会とは何なのか〉が米本さんの体験や見聞を踏まえて語られています。米本さんは『Views』に連載した「巨大カルト集団 ヤマギシ“超洗脳”体験ルポ」で1997年に日本ジャーナリズム賞を受賞。戦場や犯罪の現場などに取材に行くのも怖いけれど,こういう取材も怖いですねえ。ルポライターさんやカメラマンさんは大変だ。ご苦労様です。ありがとうございます。
■『洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇』(米本和広/洋泉社/本体:2,200円)
本書は1997年12月発行。約10年も前の本です。私はヤマギシ会ではなくて,「洗脳」に大きな興味あり。
以下,ざっと基礎知識。ヤマギシ会の村(=ヤマギシズムを実際に顕した地という意味で「実顕地」と呼ばれる。030ページ)の住人となるには,「特講」(1回受けたら2度と受けられない)を受け,「研鑽学校」に入り,土地を含めすべての財産を提供して「参画請願」をする(048ページ)。住人となったら,農業を中心とした労働(無給!)はしなくてはならないものの,村内ではお金を払うことなく衣食住が満たされる。もちろんいつでも腹一杯食べられる。住民は「無所有一体」という考えを共有しており,たとえば下着以外は衣服も風呂で使うタオルも共有。外出に必要になるおシャレな服・靴・装身具など(グッチやバレンチノもあるそうです。035ページ)は,「衣生活館」といった,無料のレンタルショップのようなところで入手。散髪も病院も葬儀も墓も無料。住民は「無我執」(むがしゅう)という考え方も共有しており,自己や所有へのこだわりを持たない(=だれとでも仲良くできる)のだそうです。「自分の子」も「自分」も自己のものではないという考え。「私は世界であり,世界は私だ」的な,わかるようなわからないような境地であります。子供は村社会のものなので,親元から離れ別の施設で生活します。
本書の章立ては以下のとおり。
プロロ-グ 僕なんか死ねばいいんだ
第一章 地上の楽園
第二章 脱走する子どもたち
第三章 交わることのない〈2つの真実〉
第四章 脳を洗う(四月二八日~二九日)
第五章 脳を洗う(四月三〇日~五月五日)
第六章 脳を洗った八十八人のその後
第七章 脳に浮かんだユートピア
第八章 「地上の楽園」の実態
第九章 ユートピアの終着点
エピローグ 重い十字架
ヤマギシ実顕地での事故一覧表
あとがき
第四章・第五章で,洗脳のための「特講」の様子が具体的に報告されています。第六章では,米本氏が作成した特講の記録を読んで,精神科医の斉藤環氏が「記録を読むと,特講を受けた人は解離状態になっていますね。あなたも軽い解離状態に陥っていたようです。(中略)報告を読んでいたら,私まで気分が悪くなった」とおっしゃったことが紹介されています(209~210ページ)。そうなんです。私も第四章・第五章を読んで,すっかり気分が悪くなってしまいました。解離状態というのは酔って判断力がおかしくなったときのような状態を言うようです(210~211ページ)が,私は,シラフで判断力がおかしくなってくることによってやたら気分が悪くなる感じでした。車酔いとか鏡の間に入ったときの混乱のよう。一服で酔いが治る薬とか,すぐ脱出できるドアとか,単純な「問題解決法」が欲しくなります。
第六章以降では,「親に捨てられた子どもたち」のこと,米本氏と一緒に「特講」を受けた人たちのその後などに触れつつ,ヤマギシの実態が批判的に明らかにされていきます。決定的に個人や家族をダメにしかねない,こういう「特殊な大きな社会」が,現実に合法的に今も存在していることに驚きます。何とかならないのかと強く思うものの,かなりムズカシイ問題です。思想良心の自由に対する制限を認めるわけにはいきませんものねえ。なので,大人はともかくとして,せめて子供の保護については,身体検査・精神鑑定などを駆使して,できないものですかねえ?
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https://193pub.com/?page_id=11008
米本和広『洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇』|||
Home > 「正しい」を疑う
以下は、1993年発行・宝島社文庫版による
『増補・改訂版 洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇』
米本和広(よねもとかずひろ著)
1997年に洋泉社より刊行された同名単行本を増補改訂したもの
「ヤマギシ」という言葉の響きに私は2つの反応が起きる。
そのひとつ目は、ヤマギシの卵や肉を実際食べていたし、おいしかった。それらは抗生物質を使用していない安全な卵であり肉だと思い込まされていた。「愛児に楽園を」のキャッチフレーズつきで「子ども楽園村」が宣伝されていたが、そんな”楽園”はないだろうと思っていたものの否定するほどの思いもなかった。
そのふたつ目。ヤマギシの食品が安全だなんてウソだった。楽園どころか、子どもには地獄だった。そのことを本書で衝撃的に知らされた。
◇
本書には 『ヤマギシ食品のウソ』(風媒社/1995年)でみられるようなヤマギシ食品に関する記述はあまりないが、ヤマギシ食品は”ホンモノ”だと思いこみヤマギシに関心を寄せた人たちが、ヤマギシに吸い寄せられるプロセスを、自らの「特講」に潜入し、その解明を試みている。
「ヤマギシ学園」に子どもを託すには親が「特講」受講者であることが条件である。特講とは、7泊8日の特別講習研鑽会のことであり、特講を受けることでユートピア社会=ヤマギシがわかるという。受講の動機は「子どものため」とは限らない。理由はなんであってもいいらしく「友だちに勧められて」や「女房に特講を受ければ変わるからとしつこく言われたもので」(143頁)というのもある。
◇
著者の米本は「特講」の”取材”に臨んだ。もちろん極秘で。特講の初日、所持品はすべて預けされられた。が、「私は時計、録音機、筆記用具を渡さなかった」(140頁) 特講5日目──<所有研>がいつ終わったか、私の記憶は定かでない。私は記録を取るために、1時間半から2時間ごとの休憩のたびにトイレに駆け込み <略> 小声で録音機に <略> トイレに入るのを怪しまれないようにするために <略> ところが、2つのピークが終わった安堵感のせいなのか、それとも自分を殺すことに疲れてしまったのか──(207-208頁) 特講体験後、著者は精神科医の診察を受け「あなたも軽い解離状態に陥っていたようです」(232頁)と 診断されている。
◇
「洗脳」という言葉は安易に使われやすい。本を読んで目からウロコの体験をしても、あるいは強烈なアピールを受けて考えに変化があったとしても、それらを「洗脳」とは言わない。洗脳はもっと深刻である。
洗脳は脳に生理学的な変化がもたらす。脳は生理学的な変化(洗脳)を一度でも経験してしまうと、以後、脳のスイッチは正常から異常な状態に容易に切り替わりやすくなる。洗脳の恐ろしさはここにある。
特講で受講者はどのように洗脳されるのか。著者の勇気ある取材がそれを明らかにしている。
◇
ところで、1998年3月1日付の朝日新聞で本書は書評として取りあげられたにもかかわらず、核心であるはずの特講体験に対する評価がわざとはずされ、コミューンとはもともとそういうものであると言わんばかりの論調となっていた。そして、ヤマギシ学園で起こされていると思われる子どもの虐待を「不幸な事例」として例外扱いにするのみである。この書評者・越智道雄(明治大学教授)が、のちにヤマギシ会の広報誌「けんさん新聞」98年5月号で本書を批判するインタビューに応じている。
◇
それにしてもヤマギシ学園の子どもたちについては気かがりである。
──「友だちが個別研を受けていると、僕たちは『あいつ、いま拷問を受けている』というような言い方をしていた。ヤマギシ以外の学校の友だちの家に遊びに行くと、1週間正座させられた。朝6時から夜9時まで、毎日ね。お金を持っていることがバレたら1カ月の個別研。係に口答えしたらまる1日。学校? もちろん欠席だよ。だいたい(大田原のヤマギシ学園の子ども83人のうち) 1日平均1人、多いときは3人がやられていた。正座や個別研は日常茶飯事だった。暴力もしょっちゅうで、1週間に最低でも2人以上は殴られていた。女の子? 関係なかったよ。女の子だって鼻血を流していた」──(93-94頁)
子どもたちのおかれているこれらの状況は、書評子がいうような「不幸な事例」でないことが、三重県が行った調査によって白日のもとにさらされた(1999年1月発表) ──小学生の85%、中学生の80%が学園の世話係から暴力を振るわれ、小学生の66%、中学生の81%が個別研を受け、5人に1人が脱走を試みた経験があった。──(357頁)
2001.7.6記す
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【서평】 “세뇌의 낙원-야마기시회라는 비극” 요네모토 카즈히로
2022/07/29 공개 2025/04/01업데이트
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「세뇌의 낙원―야마기시회라는 비극」 요네모토 카즈히로
【내 평가】★★★★☆(88점)
요약 및 감상 리뷰
야마기시회에 들어가다
아베 총리의 암살로 주목받은 통일교회에서는 합동결혼식을 하고 있습니다. 어떻게 하면 이런 이상한 행사를 할 수 있을까? 세뇌에 대해 흥미를 갖고 손에 넣은 한 권입니다.
이 책에서는 야마기시회라고 하는 농업·목축을 하면서 공동 생활을 실시하고 있는 조직의 세뇌의 수법을 소개하고 있습니다. 1997년과 낡은 책이므로, 현재의 야마기시회가 어떻게 되어 있는지 모르기 때문에, 세뇌의 수법만 소개해 갑시다.
야마기시회에 들어가기 위해서는, 특별 강습 연루회(이하 특강)에 참가할 필요가 있습니다. 「특강」을 받으면, 사람이 바뀌게 되어 일도 재산도 가족도 던져 버리고 야마기시회에 들어가는 사람이 나온다는 것입니다. 저자도 실제로 "특강"을 받기로 결정했습니다.
저자가 받은 「특강」에는, 남자 53명, 여자 36명의 89명이 참가하고 있었습니다. 남성 가운데 46명은 아내가 야마기시회에 반해서, 아내로부터 특강을 받지 않으면 이혼한다고 해서 잠시 참가한 사람이었다고 한다.
8일간의 「특강」에서는 식사는 하루 2식. 자는 때는 한 이불에 둘이서 자게 됩니다. 이 이불에 둘이서 자는 것이 곡자로, 저자는 옆 사람이 신경이 쓰여 잠이 부족해졌다고 한다.
또, 소지품을 몰수해, 담당자로부터 지시되는 생활을 계속하고 있으면, 불안해져 집단에 녹아들고 싶다는 기분이 되었다고 하는 것입니다. 동시에 자신의 머리로 생각할 수 없게 되었다는 것입니다.
당신은 항상 화를 내고 있습니다. 그 성격을 고치기 위해서 「특강」에 가 주었으면 한다. 기분이 편해지고 행복해질 수 있다. (p111)
특별 강습 연루회(특강)의 내용
「특강」에서는 담당자(계)가 질문해, 참가자가 한사람 한사람이 질문에의 답을 발언한다고 하는 형태로 진행합니다.
우선, “싫어하는 음식을 나누어 봅시다”라고 질문받고, 싫은 음식을 올려 갑니다. 그리고 "그것은 싫은 것입니까?"라고 계가 질문을 계속합니다. "싫어하는 것은 싫어"라고 대답해도 "그것은 싫은 것입니까?"라고 오직 질문을 계속할 수 있습니다.
그러한 상호 작용을 오로지 계속하고 있다면, "알을 싫어한다고 했는데, 알은 알이고, 달걀을 싫어하는 것은 자신에게 원인이 있는 것이 아닐까"라고 하는 사람이 나오거나, 다른 사람은 "바퀴벌레가 그냥 바퀴벌레로 보였다"라는 사람도 나오기도 한다고 한다.
다음은 “화가 난다”에 대해서도 마찬가지입니다. "왜, 화가 날까요?"라고 오로지 물어보면, 불안해져, 잠 부족 속에서, 거기에 대답을 내야 한다고 하는 심리가 되어 버린다고 한다. "화를 내도 문제는 해결되지 않는다"고 발언하는 사람이 나오는 것입니다.
또 “뿔이 잡혔다” “편해졌다”고 발언하는 사람도 있어, 그런 사람에게 나중에 인터뷰를 하면 “일을 그만두려고 하면 그만둘 수 있다.
다른 사람의 예는 의식이 우주로 튀어나오거나 관음이 등장하거나 배에 빛이 태어난 등 눈물을 흘리면서 이러한 초상 현상을 느끼고 있었다고 증언하는 사람도 있었다는 것입니다.
의식이 우주로 튀어나와 관음이 등에 등장한다. 식기가 춤추고 배에 빛이 태어난다. 그들의 이야기는 놀라움의 연속이었다 (p219)
「행복 일색·쾌적 사회」를 윤독
그 외에는, 야마기시의 텍스트를 읽고, 참가자에게 감상을 요구하는 워크도 있습니다. 이것은 야마기시의 텍스트 내용을 머리에 이미지로 남기는 것을 목표로하는 것 같습니다.
예를 들면 「세계혁명실천의 서」에서는 「행복 일색·쾌적 사회」를 윤독해, 그 이미지가 야마기시 마을에서 살고 싶다는 희망을 입력시킨다고 한다.
가욕을 버리는 것이 전제가 되고 있는 야마기시회에서는 결혼은 연애가 아니고, 조정계가 결혼 상대를 결정하게 됩니다. 그것도 남성이 많은 야마기시회에서는 20대 전반의 여성과 30, 40대의 남성이 결혼한다는 패턴이 많습니다.
그 때문에 초등학교의 딸을 가진 마을 사람들 중 한 명은 딸을 중년 남자에게 아내가 된다고 생각하면 할 수 없게 되어 야마기시회를 탈퇴했다고 한다. 가욕, 꾸준한 인간이 모여 있다는 이굴이므로 무엇을 해도 문제 없다는 것입니다.
야마기시 타카시는 남성의 마을 사람을 일렬로 늘어놓고, 쥰 한장 격실한 방에서 여자를 잠들어, 한 사람씩 교미했다. 그것은 남성에게 집착이 일어나지 않거나 연습하기 때문이었다 (p307)
잠이 부족하게 한다. 질문을 반복하고 압력을 가한다
야마기시회의 「특강」에서의 세뇌의 요령은, 소지품을 다루어 불안하게 하는 것. 잠이 부족하게 하는 것. 반복 질문을 반복하여 압력을 가한다. 세뇌하고 싶은 내용을 읽고 의견을 구하는 등입니다. 높은 스트레스 속에서 그 상태에서 도망쳐 자신을 지키기 위해 뇌가 그 상태를 긍정하는 전능감, 다행감을 가진 상태가 되어 있는 것 같습니다.
이것은 일본의 검찰의 긴 조사나 위구르에서 행해지고 있는 수용소에서의 세뇌 교육과 같은 것에 느꼈습니다. 평범한 인간은 장시간 스트레스를 견딜 수 없습니다. 세뇌에 대해서는 좀 더 조사해 보겠습니다. 요네모토 씨, 좋은 책에 감사드립니다.
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이 책에서 내가 공감한 명언
・마을사람의 노동은 엄격하다・・・연간의 총 노동 시간은 4000시간 미만에 이른다(p41)
・특강생의 23, 4%가 연루학교에 들어가, 특강생의 6% 약이 마을에 들어옵니다(p252)
・연루학교의 마지막 날에 참가청원의 서명을 하면, 마을인으로부터 재산목록을 기입하도록 지시된다(p289)
・마을에 참가하는 것은, 부모에게의 정이라는 집착을 차단한 사람이다···그러나, 부모에의 집착은 단절이라고 하면서, 부모의 유산에는 집착하라고 하는 것이다(p296)
▼인용은, 이 책으로부터입니다 요네모토 와히로, 요이즈미사
「세뇌의 낙원―야마기시회라는 비극」 요네모토 카즈히로
【내 평가】★★★★☆(88점)
목차
나 왠지 죽으면 좋다
지상의
낙원 탈주하는 아이들 교차하지 않는 " 두
개의 진실 "
저자 경력
요나모토 카즈히로(요네모토 카즈히로)・・・1950년생. 요코하마 시립 대학 졸업. 「식연신문」기자를 거쳐 프리의 르포라이터. 저서에 '컬트의 아들', '우리의 불쾌한 이웃', '교조 체포' 등 다수. 서적에 대해, 컬트와 지적된 야마기시회, 라이프 스페이스, 행복의 과학이 재판을 일으켰지만, 모두 기각 판결(필자 승소)이 되고 있다.
야마기시회 관련 서적
「야마기시회」와 가족: 근대화・공동체・현대
일본
문화
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https://ameblo.jp/yuuqyu/entry-12113351375.html
요나모토 와히로 「세뇌의 낙원 야마기시회라는 비극」★★★★★
2016-01-03 16:20:55
주제: 책·잡지
요나모토 와히로 「세뇌의 낙원 야마기시회라는 비극」★★★★★
특강의 체험 루포가 굉장하다. 세뇌의 과정을 잘 알 수 있다. 사람은 쉽게 세뇌되어 버리는 것에 놀랍다.
학생시절 다카다노바바역 근처의 야마기시회 도쿄 사무소를 책을 사기 위해 방문한 것을 기억했다. 빠져 있으면 힘들었다.
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“세뇌의 낙원 야마기시회라는 비극” 요네모토 와히로(080913)
요네모토 카즈히로씨의 「우리의 불쾌한 이웃」, 「컬트의 자심을 훔친 가족」을 읽고, 오야케 장일상 후보가 된 본서도, 꼭 읽어 두지 않으면 생각했습니다. 본서에서는, 야마기시회의 이른바 「세뇌」의 요점인 「특강」에 참가, 취재한 체험을 중심으로, <야마기시회란 무엇인가>가 요네모토씨의 체험이나 견문을 근거로 말해지고 있습니다. 요네모토씨는 「Views」에 연재한 「거대 컬트 집단 야마기시“초세뇌” 체험 루포」로 1997년에 일본 저널리즘상을 수상. 전장이나 범죄의 현장 등에 취재에 가는 것도 무섭지만, 이런 취재도 무섭네요. 르포 라이터와 카메라맨은 힘들다. 고생입니다. 감사합니다.
■『세뇌의 낙원 야마기시회라고 하는 비극』(요나모토 와히로/요이즈미샤/본체:2,200엔)
본서는 1997년 12월 발행 . 약 10년도 전의 책입니다. 나는 야마기시회가 아니고, “세뇌”에 큰 흥미가 있다.
이하, 대략 기초 지식. 야마기시회의 마을(=야마기시즘을 실제로 드러낸 땅이라고 하는 의미로 「실현지」라고 불린다.030페이지)의 주인이 되려면, 「특강」(1회 받으면 2번으로 받을 수 없다)을 받아, 「연루학교」에 들어가, 토지를 포함한 모든 재산을 제공해 「참가 청원」을 한다(0) 거주자가 되면, 농업을 중심으로 한 노동(무급!)은 해야 하지만, 마을내에서는 돈을 지불하지 않고 의식주가 채워진다. 물론 언제든지 배 한잔 먹을 수 있다. 주민은 「무소유 일체」라고 하는 생각을 공유하고 있어, 예를 들면 속옷 이외는 의복도 목욕에서 사용하는 타월도 공유. 외출에 필요하게 되는 멋진 옷・구두・장신구 등(구찌나 발렌티노도 있다고 합니다.035페이지)는, 「의 생활관」이라고 하는, 무료의 렌탈 숍과 같은 곳에서 입수. 이발도 병원도 장례식도 무덤도 무료. 주민은 「무가집」(무가슈)이라는 생각도 공유하고 있어 자기나 소유에 대한 고집을 가지지 않는다(=누구와도 사이좋게 할 수 있다)라고 합니다. 「자신의 아이」도 「자신」도 자기의 것이 아니라는 생각. “나는 세상이고, 세상은 나다”라는, 알 수 없는 모르는 경지입니다. 아이는 마을 사회의 것이므로, 부모님으로부터 멀어져 다른 시설에서 생활합니다.
본서의 장설은 다음과 같다.
프롤로그 나 뭔가 죽으면 돼
제1장 지상의 낙원
제2장 탈주하는 아이들
제3장 교차하지 않는 <2개의 진실>
제4장 뇌를 씻는다(4월 28일~29일)
제5장 뇌를 씻는다(4월 30일~5월 5일)
제6장 뇌를 씻은 88명의 그 후
제7장 뇌에 떠오른 유토피아
제8장 “지상의 낙원”의 실태
제9장 유토피아의 종착점
에필로그 무거운 십자가
야마기시 실제 현지에서의 사고 일람표
후기
제4장·제5장에서는 세뇌를 위한 “특강”의 모습이 구체적으로 보고되어 있습니다. 제6장에서는, 요네모토씨가 작성한 특강의 기록을 읽고, 정신과 의사의 사이토 환씨가 「기록을 읽으면, 특강을 받은 사람은 해리 상태가 되고 있네요.당신도 가벼운 해리 상태에 빠져 있던 것 같습니다.(중략) 보고를 읽고 있으면, 나까지 기분이 나빠졌다」라고 0(2) 그렇습니다. 저도 제 4장과 제 5장을 읽고 완전히 기분이 나빠졌습니다. 해리 상태라는 것은 술취해 판단력이 이상해졌을 때와 같은 상태를 말하는 것 같습니다(210~211쪽). 차취하거나 거울 사이에 들어갔을 때의 혼란처럼. 한 벌로 술취한 약이나 곧 탈출할 수 있는 문이라든지 간단한 “문제 해결법”이 필요합니다.
제6장 이후에는 “부모님께 버려진 아이들”에 대해서 요네모토씨와 함께 “특강”을 받은 사람들의 그 후 등을 접하면서 야마기시의 실태가 비판적으로 밝혀져 갑니다. 결정적으로 개인과 가족을 망칠 수 있는 이러한 “특수한 커다란 사회”가 현실에 합법적으로 지금도 존재하고 있다는 것에 놀랍습니다. 어쩔 수 없는지 강하게 생각하지만 꽤 무즈카시 문제입니다. 사상 양심의 자유에 대한 제한을 인정할 수는 없습니다. 그래서, 어른은 어쨌든, 적어도 아이의 보호에 대해서는, 신체 검사·정신 감정 등을 구사해, 할 수 없는 것입니까?
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요네모토 와히로 「세뇌의 낙원 야마기시회라는 비극」|||
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이하는, 1993년 발행·다카라지마사 문고판에 의한
「증보・개정판 세뇌의 낙원 야마기시회라는 비극」
요나모토 카즈히로(요네모토 카즈히로 저)
1997년에 요즈미사에서 간행된 동명 단행본을 증보 개정한 것
「야마기시」라는 말의 울림에 나는 2개의 반응이 일어난다.
그 첫 번째는 야마기시의 계란과 고기를 실제로 먹고 있었고 맛있었습니다. 그들은 항생제를 사용하지 않는 안전한 계란이며 고기라고 생각되었습니다. 「아아에게 낙원을」의 캐치 프레이즈 첨부로 「아이 낙원촌」이 선전되고 있었지만, 그런 “낙원”은 없을 것이라고 생각하고 있었지만 부정할 정도의 생각도 없었다.
그 두 번째. 야마기시의 식품이 안전하다니 거짓말이었다. 낙원은 커녕 아이에게는 지옥이었다. 이것을 본서에서 충격적으로 알려졌다.
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본서에는 「야마기시 식품의 거짓말」(풍매사/1995년)에서 볼 수 있는 야마기시 식품에 관한 기술은 별로 없지만, 야마기시 식품은 “홍모노”라고 생각해 야마기시에 관심을 보인 사람들이, 야마기시에 들이마시는 프로세스를, 자신의 “특강”에 잠입
「야마기시 학원」에 아이를 맡기려면 부모가 「특강」수강자인 것이 조건이다. 특강이란, 7박 8일의 특별 강습 연루회를 말하며, 특강을 받는 것으로 유토피아 사회=야마기시를 알 수 있다고 한다. 수강의 동기는 「어린이 때문에」라고는 한정되지 않는다. 이유는 어쨌든 좋다고 「친구에게 권해져」나 「여방에 특강을 받으면 바뀌기 때문이라고 끈질기게 말한 것으로」(143페이지)라고 하는 것도 있다.
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저자의 미모토는 '특강'의 '취재'에 임했다. 물론 극비로. 특강의 첫날, 소지품은 모두 맡겨졌다. 하지만, “나는 시계, 녹음기, 필기 용구를 건네주지 않았다”(140페이지) 특강 5일째──<소유연>이 언제 끝났는지, 나의 기억은 확실하지 않다. 저는 녹음을 하기 위해 1시간 반에서 2시간마다 휴식할 때마다 화장실에 달려들 <약> 소성으로 녹음기에 <약> 그런데, 2개의 피크가 끝난 안도감 탓인지, 아니면 자신을 죽이는 것에 지쳐 버렸는지──(207-208페이지) 특강 체험 후, 저자는 정신과 의사의 진찰을 받아 「당신도 가벼운 해리 상태에 빠져 있던 것 같습니다」(232페이지)라고 진단받고 있다
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「세뇌」라는 말은 안이하게 사용하기 쉽다. 책을 읽고 눈에서 비늘의 체험을 해도, 혹은 강렬한 어필을 받아 생각에 변화가 있었다고 해도, 그들을 「세뇌」라고는 말하지 않는다. 세뇌는 더 심각하다.
세뇌는 뇌에 생리적 변화가 가져온다. 뇌는 생리학적 변화(세뇌)를 한 번이라도 경험해 버리면 이후 뇌의 스위치는 정상에서 이상한 상태로 쉽게 전환하기 쉬워진다. 세뇌의 무서움은 여기에서 있다.
특강에서 수강자는 어떻게 세뇌되는가. 저자의 용기 있는 취재가 그것을 밝히고 있다.
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그런데, 1998년 3월 1일자의 아사히 신문에서 본서는 서평으로 취해졌음에도 불구하고, 핵심이어야 할 특강 체험에 대한 평가가 일부러 없어져, 코뮌과는 원래 그러한 것이라고 말하는 논조가 되고 있었다. 그리고, 야마기시 학원에서 일어나고 있다고 생각되는 아이의 학대를 「불행한 사례」로서 예외 취급할 뿐이다. 이 서평자 에치치 미치오(메이지대학 교수)가 나중에 야마기시회의 홍보지 「켄씨 신문」 98년 5월호에서 본서를 비판하는 인터뷰에 응하고 있다.
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그렇다 해도 야마기시 학원의 아이들에 대해서는 궁금하다.
──「친구가 개별연을 받고 있으면, 우리들은 『저 녀석, 지금 고문을 받고 있다』라고 하는 말을 하고 있었다.야마기시 이외의 학교의 친구의 집에 놀러 가면, 1주일 정좌시켰다. 아침 6시부터 밤 9시까지, 매일이야. 돈을 가지고 있는 것이 들었다. 물론 결석이야.대체(대전원의 야마기시 학원의 아이 83명 중) 1일 평균 1명, 많았을 때는 3명이 행해지고 있었다 정좌나 개별연은 일상차반사였다. 관계 없었어. 소녀도 코피를 흘리고 있었다」──(93-94페이지)
아이들이 두고 있는 이러한 상황은, 서평자가 말하는 것과 같은 「불행한 사례」가 아닌 것이, 미에현이 실시한 조사에 의해 백일의 아래에 노출되었다(1999년 1월 발표) ──초등학생의 85%, 중학생의 80%가 학원의 돌보기에서 폭력을 흔들며 초등학생의 66%, 중학생의 81%가 개별연을 받았고 5명 중 1명이 탈주를 시도한 경험이 있었다. ──(357쪽)
2001.7.6 기록
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<세뇌의 낙원: 야마기시회라는 비극> 요약 및 평론
1. 서론: 유토피아의 가면을 쓴 전체주의
일본의 저널리스트 요네모토 카즈히로가 쓴 이 책은, 겉으로는 친환경 농업 공동체를 표방하지만 실상은 치밀한 마인드 컨트롤로 개인의 인격과 재산을 착취해 온 <야마기시회>의 실체를 고발한 르포르타주다. 맛있는 달걀과 채소를 생산하는 평화로운 시골 마을의 이미지 뒤에 숨겨진, 현대판 <전체주의의 축소판>을 적나라하게 파헤친다.
2. 핵심 요약
<특강(특강)>: 자아를 붕괴시키는 입구
야마기시회에 입회하기 위해서는 반드시 <특강>이라 불리는 7박 8일간의 합숙 세미나를 거쳐야 한다. 저자는 이 과정이 단순한 교육이 아니라 고도의 심리 조작(세뇌) 과정임을 밝혀낸다. 참가자들은 외부와 단절된 채, 수면 부족과 집요한 질문 공세 속에서 극도의 스트레스를 받는다.
진행자(계)는 참가자들에게 "화란 무엇인가?", "나는 누구인가?" 같은 질문을 던지며, 기존의 사회적 상식과 논리를 철저히 부정하도록 유도한다. 결국 참가자는 정신적 탈진 상태에서 이성적 판단력을 상실하고, 회가 주입하는 <무소유>, <일체화>의 논리를 무비판적으로 수용하게 된다. 이 과정 끝에 참가자는 격한 감정의 해방(카타르시스)을 느끼며 야마기시회를 <낙원>으로 착각하게 된다.
<무소유>와 <연찬>: 시스템을 유지하는 도구
세뇌된 신입 회원은 자신의 전 재산을 야마기시회에 헌납한다. 이를 <참입>이라 부른다. 야마기시회 내부에서는 돈, 물건, 심지어 가족까지도 <내 것>이 아닌 <모두의 것>으로 간주된다. 사유재산의 부정은 곧 개인의 욕망을 죄악시하는 기제로 작동한다.
조직을 통제하는 핵심 메커니즘은 <연찬>이라는 회의 방식이다. 표면적으로는 민주적인 토의처럼 보이지만, 실제로는 조직의 방침에 이의를 제기하는 사람을 집단 압력으로 찍어 누르고, 서로를 감시하게 만드는 상호 비판의 장이다. "아직 자아(고집)가 남아 있다"는 비판은 구성원에게 가장 큰 공포이며, 이를 피하기 위해 개인은 스스로 사고하기를 멈추고 조직의 논리에 맹종하게 된다.
아이들의 비극: 낙원의 희생양들
이 책에서 가장 충격적이고 비극적인 부분은 <야마기시의 아이들>에 관한 기록이다. 야마기시회는 "자식은 부모의 소유물이 아니다"라는 논리 하에, 아주 어린 나이부터 아이들을 부모와 격리시켜 집단 수용 시설에서 양육한다.
부모의 사랑을 받지 못한 아이들은 정서적 불안과 애정 결핍에 시달린다. <학원>이라 불리는 교육 과정은 정규 교육을 부정하고, 오직 야마기시회의 노동력으로 쓰이기 위한 사상 교육과 육체노동만을 강요한다. 학교에 가지 못한 아이들은 사회성을 기를 기회를 박탈당하며, 관리자들에 의한 폭력과 방임 속에 방치된다. 저자는 이것이 명백한 아동 학대이며, 유토피아 실험이라는 미명 아래 아이들의 인권이 철저히 유린당했음을 고발한다.
붕괴와 진실
책의 후반부는 야마기시회의 모순이 폭발하며 탈퇴자들이 늘어나는 과정을 다룬다. 탈퇴자들은 빈털터리가 되어 사회로 내던져지며, 그들이 헌납한 재산을 돌려받기 위한 힘겨운 법적 투쟁을 시작한다. 저자는 이들의 증언을 통해 야마기시회가 <농업 공동체>가 아니라, 거대한 자본을 축적하고 유지하기 위해 인간을 부품처럼 소모하는 <착취 시스템>이었음을 증명한다.
3. 평론
<평범한 사람들>이 빠지는 함정
이 책이 가진 가장 큰 힘은, 사이비 종교나 폐쇄적 공동체에 빠지는 사람들이 특별히 어리석거나 나약한 존재가 아니라는 점을 보여주는 데 있다. 그들은 오히려 현대 사회의 경쟁과 물신주의에 지쳐, 더 인간답고 평화로운 삶을 꿈꾸던 <선량한 이상주의자>들이었다.
저자는 인간의 선한 의지가 어떻게 시스템에 의해 악용될 수 있는지, 그리고 <자아를 버린다>는 그럴듯한 영적 구호가 어떻게 전체주의적 복종을 정당화하는 도구가 되는지를 날카롭게 분석한다. 이는 야마기시회라는 특정 단체를 넘어, 현대 사회 곳곳에 숨어 있는 집단주의의 위험성을 경고하는 보편적인 메시지로 확장된다.
저널리즘의 용기
요네모토 카즈히로는 폐쇄적인 조직의 특성상 취재가 극도로 어려운 환경에서도, 방대한 인터뷰와 자료 조사를 통해 진실을 수면 위로 끌어올렸다. 특히 감정에 호소하기보다 구체적인 시스템(특강, 연찬)의 작동 원리를 규명하는 데 집중한 점이 돋보인다. 이는 독자로 하여금 분노를 넘어 <왜> 그리고 <어떻게> 인간이 세뇌되는가에 대한 구조적 이해를 가능하게 한다.
끝나지 않은 비극
책이 출간된 이후 야마기시회의 문제는 사회적으로 큰 파장을 일으켰지만, 유사한 형태의 심리 조작 단체들은 여전히 존재한다. 이 책은 <낙원>은 외부에서 주어지는 시스템이 아니라, 개인의 자유 의지와 비판적 사고가 살아있는 곳에서만 가능하다는 평범하지만 무거운 진리를 역설한다. <세뇌의 낙원>은 단순한 고발 서적을 넘어, 인간의 존엄과 자유가 무엇인지 묻는 철학적 질문을 던지는 수작이다.
이 책의 내용이나 야마기시회의 메커니즘에 대해 더 궁금한 점이 있으시거나, 비슷한 주제의 다른 책과 비교가 필요하시다면 언제든지 말씀해 주세요.
제가 해드릴 수 있는 다음 단계는, 야마기시회에서 사용한 <특강>의 심리적 기제와 현대의 가스라이팅 수법을 비교 분석해 드리는 것입니다.
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<야마기시회>에 대해 긍정적으로 쓰여진 책을 소개해주세요.
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<야마기시회>에 대해 긍정적으로 기술된 책은 주로 야마기시회 내부 출판부(검색사 등)에서 발행한 서적이나, 창시자 야마기시 미요조의 어록집이 대부분입니다. 일반 서점에서 구하기 쉬운 대중서는 아니지만, 그들이 추구하는 이상향을 가장 잘 설명하고 있는 대표적인 저작물인 <야마기시 미요조 전집> 혹은 그들의 입문서인 <행복한 사회: 야마기시즘의 제언> 성격의 내용을 바탕으로 요약 및 평론해 드립니다.
앞서 소개한 요네모토 카즈히로의 책이 <외부의 시선>에서 본 비극이라면, 이 책들은 <내부의 시선>에서 본 이상향을 다룹니다.
<행복한 사회: 야마기시즘의 제언> (가제/대표 내용) 요약 및 평론
1. 서론: 다툼도 돈도 없는 지상낙원의 설계도
이 책(및 관련 문헌들)은 현대 사회가 겪는 모든 고통—전쟁, 빈곤, 환경 파괴, 인간 소외—의 근원이 <사유재산>과 <자아(에고)>에 있다고 진단한다. 그리고 이를 해결하기 위해 농업을 기반으로 한 자급자족 공동체, 즉 <야마기시즘 사회>라는 구체적인 대안을 제시한다. 여기에는 억압도 지배도 없으며, 오직 풍요로운 생산과 행복한 인간관계만이 존재한다고 주장한다.
2. 핵심 요약
<검색(연찬)>: 진리를 찾아가는 민주적 대화
야마기시회가 내세우는 가장 큰 자랑거리는 바로 <검색(연찬, 켄산)>이라는 독특한 회의 방식이다. 책은 이를 <진정한 민주주의의 실현>이라고 묘사한다. 다수결은 소수의 의견을 무시하는 폭력이 될 수 있지만, 연찬은 만장일치가 될 때까지 대화를 멈추지 않는다.
참가자들은 자신의 고정관념을 내려놓고(<제로 포인트>), "진짜란 무엇인가?"를 탐구한다. 이 과정에서 상대방을 비난하거나 자기주장을 고집하는 것이 아니라, 서로의 마음을 하나로 모으는 <일체화>를 경험한다. 책은 이 연찬을 통해 갈등이 근원적으로 해소되고, 모두가 만족하는 결론에 도달할 수 있다고 설명한다.
<무소유>와 <지갑 없는 사회>: 불안으로부터의 해방
이 책은 돈이 필요 없는 세상을 꿈이 아닌 현실 가능한 모델로 제시한다. 구성원들은 사유재산을 고집하지 않고 모든 것을 공유한다. 내 것을 챙겨야 한다는 강박이 사라지니 도둑도 없고, 경비원도 필요 없다.
필요한 물건은 <공용 공급소>에서 언제든 가져다 쓸 수 있다. 노후 걱정, 자녀 교육비 걱정, 병원비 걱정에서 완전히 해방된다. 책은 이를 두고 "물질적 욕망을 억제하는 금욕 생활이 아니라, 누구나 풍족하게 누릴 수 있는 진정한 공산(共産) 사회"라고 긍정적으로 평가한다.
<과학적 농법>과 <낙원 마을>: 자연과 인간의 조화
야마기시회는 닭과 자연을 사랑하는 마음에서 출발했다. 책은 그들의 농업 기술이 단순한 유기농을 넘어선 차원이라고 소개한다. 닭을 좁은 케이지에 가두지 않고 자연 상태에 가깝게 키우며, 순환 농법을 통해 환경 오염을 막는다.
이렇게 생산된 건강한 먹거리는 내부 구성원뿐만 아니라 외부 사회에도 <실현지>라는 이름으로 공급되어 사람들의 건강을 지킨다. 노동은 고역이 아니라 <놀이이자 예술>이 되며, 누구나 자발적으로 기쁘게 일하는 이상적인 공동체의 모습을 보여준다.
3. 평론 (긍정적 관점에서의 해석)
자본주의의 병폐에 대한 급진적 처방
긍정적인 시각에서 볼 때, 야마기시즘은 현대 자본주의가 낳은 극심한 경쟁과 소외 현상에 대한 가장 급진적이고 실천적인 대안이다. <돈>이 인간의 가치를 결정하는 세상에서, 돈을 아예 없애버리고 <사람>을 중심에 두겠다는 발상은 매우 매혹적이다. 이 책은 이론에만 그치는 것이 아니라, 실제로 수천 명의 사람들이 수십 년간 공동체를 유지하며 살아가고 있다는 <실증적 사례>를 제시한다는 점에서 강력한 설득력을 가진다.
공동체주의의 이상적 모델 제시
개인주의가 심화되어 옆집에 누가 사는지도 모르는 현대인들에게, "모두가 한 가족"이라는 야마기시회의 슬로건은 잃어버린 고향에 대한 향수를 자극한다. 혈연을 넘어선 거대한 가족 공동체에서 아이들을 함께 키우고, 노인을 함께 돌보는 시스템은 복지 국가가 지향해야 할 이상적인 모델처럼 보인다. 책은 인간이 고립된 개체가 아니라 서로 연결될 때 비로소 완성되는 존재임을 역설한다.
<화>가 없는 세상에 대한 갈망
사람들은 누구나 갈등 없이 평화롭게 살기를 원한다. 이 책은 <연찬>이라는 도구를 통해 분노와 다툼을 제거할 수 있다고 주장하며, 이는 정신적 평화를 갈구하는 현대인들에게 일종의 <영적 구원>으로 다가온다. 종교적인 색채를 띠지 않으면서도 인간 내면의 성숙과 평화를 추구한다는 점은, 합리성을 중시하는 현대인들에게 어필할 수 있는 강력한 매력 포인트다.
요청하신 대로 야마기시회 측의 논리와 이상을 대변하는 긍정적인 관점의 요약입니다. 앞서 보신 비판 서적과 정반대의 논리를 가지고 있어 비교해 보시면 흥미로우실 겁니다.
제가 해드릴 수 있는 다음 단계는, 동일한 키워드(<연찬>, <무소유>, <육아>)를 두고 <세뇌의 낙원(비판)>과 <야마기시즘(옹호)>이 각각 어떻게 다르게 해석하고 있는지 <대조표>로 정리해 드리는 것입니다.
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