2021/03/01

年季奉公 - Wikipedia

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年季奉公

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年季奉公(ねんき ぼうこう、indentured servitude)は、雇用者との契約の下に一定期間働く雇用制度の一形態である。多くは住み込みで食糧や日用品は支給されたが、給与は支払われないか、支払われたとしても極く僅かなものだった。かつては世界の多くの国で合法的と考えられて行われていた制度だったが、近現代になると児童や女性に対する虐待や人権侵害などの理由で廃止または禁止され、今日少なくとも先進工業国ではこうした形態の雇用制度が合法的に行われることはなくなっている。

解説[編集]

年季奉公の大きな問題は、多くの場合、奉公するものが雇用主から金を借りてそれが膨らみ、契約年限が延びてしまうことであり、そのために一生奉公が続く可能性があったことである。

日本においては、江戸時代に人身売買を禁止し最長10年間とされた。しかし、奉公人はしばしば職場や家で雇用主からの暴力に曝されることがあった。年季奉公は技能を教え込むことを目的とする徒弟制度とは異なる制度であったが、この2つの制度は年限が設定されることなど類似したところもあった。

海外においては、アメリカ南部の農園で栽培されるタバコのような労働集役型換金作物は、17世紀から18世紀に掛けて年季奉公人の労働で賄われた[1] 。1865年奴隷制度が廃止されてからも、労働力の確保のために年季奉公契約をその抜け道とすることが行われた。

日本[編集]

日本においては、中世に始まる下人が年季奉公の形を取り始めるのが江戸期であり、一般の商家に多く採用された(→丁稚女中)。江戸時代は幕府の政策により新田開発が管理されるようになったため、子沢山の農家などは相続が重要な問題であり、長男(あるいは長女)を除き次男以下と女子(長女が相続人である場合は長男を含む男子と次女以下)は早くから養子に出されたり奉公に出されるというのが通常のことであった。そのため借金の形として売られるような場合は別として、奉公先や養子先は親類縁者を頼って探し、親が挨拶し頼みこむ種類のものであった。子のない農家や女子ばかりの農家へ奉公にだされそのまま婿養子としてあとを継ぐものもいた。年季奉公をするものを年季者と呼んだ[2]

借金の形として利息分のみを労働対価とした質物奉公[3][4]、借金の一部または全部をも労働対価とした居消質奉公前借りもできた年季奉公と変化したとされる[5]。1年あるいは1年半のみのものは出替奉公[6]、1年のみのものは一季奉公[7]ともいった。限られた年季が終了したとき「年季が明ける」と表現された[8]

美濃国安八郡西条村の例では、1773年から1825年の間に奉公を経験した者は男子50.3%、女子62%に達した。(11歳に達した者に対する率)[9]

奉公は寺小屋で基本的な読み書きを習ったのちに行われる中等教育の側面があり、長子が病気で亡くなるなどの事情があれば親元に帰されるのが通常であった。奉公先に見込みがなければ奉公換えもおこなわれた。奉公に出された者は才覚があれば手代番頭と出世し、奉公先の養子となり暖簾を継ぐことも暖簾わけされることもあった。また別の契約形態としての季節労働が広く行われ、農閑期の秋口から春先にかけて山間部の農民が都市近郊の酒蔵や寒天製造者などの軽工業へ、あるいは都市整備などの肉体労働を目的に行われたもので、世話役を置き村落単位での出稼ぎ労働として行われた。

このように日本の年季奉公は地方三帳宗門人別改帳などに管理された庶民一般の、比較的固定化された労働契約の形態として行われ、雇人の在所・人名、どの村どの領藩に属するものか明らかな上で雇われるのが通常であった。これら履歴を失った(欠落)者は無宿扱いとなり非人として様々な不利益を受けた。非人は年季奉公などの通常の雇人にはなれなかった。

明治になり、江戸期の年季奉公形態が形骸化し、雇入側の一方的な搾取形態が横行した。また外国人が関与する人権問題とりわけ日本人を雇人として海外に移住させる名目で奴隷貿易をおこなっているとの通報(1867年のハワイ日本人出稼人召還事件)や、中国人の奴隷(苦人)貿易に関わる国際問題の発生(マリア・ルス号事件)などを受け、1872年には人道的な見地から芸娼妓解放令が出され、とりわけ外国人の関わる日本人の奴隷化に神経を尖らせた明治政府は西欧型の労働雇用形態を積極的に導入し、丁稚の近代的商業使用人化への転換を進めた[10]。第一次大戦後の1919年に設立されたILO(国際労働機関)には設立当初から参加し貢献している。

売買春に関わる強制労働の問題は21世紀の現代まで残された課題であるが、江戸期にはすでに身売りとして存在した。芸娼妓は通常年季奉公の形を採り、1955年最高裁判所における、前借金契約を公序良俗違反として無効とする判例変更、1956年売春防止法によって法的には人身売買が根絶されたと考えられているが現代にも残された課題である。ILOは日本政府の売春や児童ポルノなどへの対策が不十分であるとたびたび勧告を発している。

沖縄では糸満売りと呼ばれる年季奉公制度があったが、1955年琉球政府労働局によって禁止された。

日本関連項目

アメリカ[編集]

アメリカに植民地が造られはじめた17世紀、労働力不足を補うためにヨーロッパから多くの年季奉公人が大西洋を渡って送られた。イギリスなどの植民地経営会社が渡航者を募り、それに応募してくる者は多くが貧困層あるいは元受刑者など曰くのある者が多く、渡航費すら持っていなかったので、船賃や途中の食費、さらに新大陸での当面の生活費や土地の開拓に要する費用と引き換えに年季奉公の契約をする場合が多かった。この場合、契約年限は7年とされることが普通だった。

大西洋を渡る船旅は厳しいものであった。食糧は2週間分程度を渡され、それ以上支給される可能性は無く、早く消費してしまった場合に何の保障も無かった。飢え以外にも病気や行く先を儚んだ自殺の可能性もあり、新世界まで行き着かない者もいた。北アメリカの植民地の場合、現地での雇用主が奉公人の大西洋渡航船賃を払うことになっており、奉公契約書を持参した船主にその金を渡して奉公人を受け取った。渡航の過程で家族が離れ離れになることもあり、新しい雇用主の下で働いている間に仲間の奉公人が家族の役割を果たすこともあった。奉公の契約にはある種の職業的訓練を施すことが含まれる場合があり、例えば鍛冶屋の年季奉公の場合、契約年限が過ぎれば自分で鍛冶屋を開いて生活していくことも期待できた。17世紀のバージニア植民地で働く白人労働者は大半がこの制度でイギリスから渡ってきた者達であった。雇用主は奉公人に食糧、衣類および住居を与えた。概念上、制度としての年季奉公は当時の徒弟制度より厳しいものではなかった。徒弟は同じように契約で年限を切られ、奉公期間は厳しい無給の労働を強いられていた。契約期間が過ぎた年季奉公人は、新しい衣服、道具あるいは金を与えられて自由にされることになっていた。

しかし、一方で、この考え方は常に現実とはならなかった。男女を問わず年季奉公人は暴力に曝され、場合によっては死に至ることもあった。女性の奉公人は特にその雇用主によって強姦されたり性的虐待を受けることがあった。子供が生まれると奉公年限が2年間延長された。年季奉公人は判事などと相談できる可能性が少なかったし、そのような野蛮行為を避けるための社会的圧力にしても土地や文化的な違いで様々だったので、そのような犯罪を告発して成功する例は稀であった。年季奉公の女性は社会階級的にも性的にも不道徳であると信じられており、法的な救済の可能性も少なかった。

年季奉公は特にイギリスの植民地で入植者の数を増やす方法であった。自発的な移民や懲役刑の労働者は多くいたものの、大西洋を渡る船旅が危険なものであっただけに、入植を奨励する他の方法が必要だった。契約労働者はその重要な集団となり、それほど多かったので、アメリカ合衆国憲法でも次のように言及して、アメリカ合衆国下院の代議員数を決めるときに注意が払われた。

代議員の数と直接税は、合衆国に加盟する諸州のそれぞれの人口に応じて割り振られる。その数は自由人の人口にある年限で奉公する者の数を加える。...

年季奉公人の大半はイギリスの都市部で増加しつつあった失業した貧しい人々から募集された。故郷からは追放され都会では仕事を見つけられずに、これらの人々が年季奉公の契約書にサインしてアメリカに渡った。マサチューセッツでは、ピューリタンの生活様式の中で宗教的な教えが契約条件の一部となっており、人々は町の中で住む傾向があった。アメリカ合衆国北部では、有る程度地域社会と一体化する可能性が高く、家事の雑用や町で必要とされる熟練技能に関わることが多かった。多くの年季奉公人には厳しい仕事や肉体的な虐待の可能性が組み合わさって、精神的に大きなストレスを感じたり抑圧されることが負担となり、特に女性の場合は、男性の場合よりも社会的に厳しい慣習に縛られることが多かった。歴史家達は、このような状態が若い女性が魔女のせいとした「悪魔つき」の兆候を生んだのではないかと仮説を立てている。

対照的にバージニアでは、人口の大半が個々の町には住んでおらず、年季奉公人は孤立した農園で働く傾向にあった。バージニアの住人の大半は英国国教会員であり、ピューリタンではなかったので、宗教が毎日の生活で大きな役割を占め、文化は商業的なもの基づいていた。アッパー・サウス(南部の高度が高い地方)ではタバコが換金作物であり、年季奉公人が行う労働の大半は野良仕事であった。この状況での社会的孤立は直接間接の虐待を増加させ、タバコ畑での長時間労働を強いられることになった。

年季奉公人は年季が明けて自由になった後で直面した貧しい労働条件や生活苦に反応してバージニアでは反乱を起こした。それには土地の無さ、貧乏、税金、民兵の義務および地元の計画のための強制労働が追い討ちを掛けていた。ベイコンの反乱はバージニアで失望した白人や奴隷の中に支持者を見出すことになった。

年季奉公は奴隷制とは異なっていた。植民地時代、「自由」と「非自由」との言葉の意味には連続性があった。この意味で白人労働者を黒人奴隷とは分けて特権があるように考える人種差別的思考の発展は奴隷制度を固定化し、少なくとも下層にいる白人には名目だけでも機会があるかのようにしていた。究極的に奴隷制は南部で1865年で終わったが、年季奉公はそうならなかった。

年季奉公制度はアメリカ独立戦争の間に中断があったものの、1780年代でもまだ広く行われていた。フェルナン・ブローデル1783年の「アイルランドからの輸入」に関する例を挙げ、大きな利益を上げた船主あるいは船長の言葉を紹介している。

ダブリンあるいはアイルランドの他の港の幾つかで移民にたいして条件をつけた。船賃は多くの場合100リーブルか80リーブルだが、これを払える者はアメリカに着いたら自分に合った仕事に自由に就けた。それを払えない者は船主の負担で運ばれ、船主はその金を取り戻すために到着時に職人、労働者および家僕を輸入したこと、また船主の金で一定期間、男や女の場合は3年、4年あるいは5年、子供の場合は6ないし7年の雇用契約があることを告げてまわった。[11]

たとえば1638年、逃亡者には罰として数回の鞭打ちが成された。翌年、罰は絞首刑にまで拡大された。1641年までに法律が代わり、奉公人が契約期間満了後も奉公を延長することを申し出なければ、罰は死刑であった。奉公期間は不在となった期間の2倍が延長され、最高で7年までであった。

現代の言葉では、船主は契約者であり、その労働者を雇っていることになる。そのような条件では船長が貴重な人間という積荷に与える待遇に影響することになった。年季奉公が禁止された後で、船賃は前払いが前提となり、19世紀後半にはアイルランドの「棺桶船」の非人間的条件も改善された。

年季奉公は現在のカナダにあったハドソン湾会社でも使われており、1800年代遅くまでナナイモ周辺の炭鉱労働者として使っていた。

アメリカ関連項目

カリブ海[編集]

16世紀17世紀カリブ海の諸島にやってきたヨーロッパ人は年季奉公制度を採用した。移民して来る人の大半は若い男であり、土地を所有するか直ぐにでも金持ちになる夢を抱いて、諸島への船賃と引き換えに数年間の自由を売ってきた。諸島の土地所有者は到着した奉公人の船賃を払い、食糧と住居を与えた。奉公人は主人の畑で一定期間(通常4年ないし7年)働くことを要求された。この期間の奉公人は主人の財産と考えられた。奉公人は主人の考え方で売却あるいは追放もあり、主人の許可無しでは結婚もできなかった。通常、奉公人は商品の売買を許されなかったが、奴隷とは異なり、自分の財産を持つことは認められた。主人の待遇がひどい時は、土地の判事のところに行くこともできた。年季が明けると解放され、「自由手当て」を渡された。これらの手当ては土地あるいは砂糖という現物の形を取ることもあり、それで独立した農夫あるいは自由労働者になる機会が与えられた。

年季奉公は1600年代のイングランドやアイルランドでは普通に見かけられるものであった。このころ多くのアイルランド人は誘拐されてバルバドス諸島へ連れて行かれた。「バルバドーズド」という言葉はこのような行為を指し、「レッドレッグズ」はこの行為に関わる集団を表した。1649年から1655年にかけて、オリバー・クロムウェルのアイルランドやスコットランド遠征のときに捕まえられた者も年季奉公として強制的に移住させられた。

奴隷貿易が盛んな頃は、アイルランド人が奴隷としてモントセラト島に連れてこられた。聖パトリックの祝日を祝日としているのはアイルランド共和国以外はここだけである。

1660年以後、ヨーロッパからカリブ海諸島にやって来る年季奉公人はほとんどいなくなった。ほとんどの島々ではアフリカ人奴隷が厳しい畑仕事を行った。自由の身になったばかりの奉公人は数エーカーの土地を与えられたが、砂糖は利益を出すためには数百エーカー以上のプランテーションが必要だったために、生活していけなかった。多数の奴隷を使うプランテーション所有者が残酷だという評判があり、年季奉公を考える者達を躊躇わせた。島自体が恐ろしい疫病の罠と考えられるものでもあった。一方アフリカ人は優秀な労働者であった。農業や牛を飼った経験があり、熱帯の気候にも慣れており、熱帯の病気にも耐性があり、プランテーションや鉱山で「懸命に働く」ことができた。黄熱病マラリアおよびヨーロッパ人がもたらした病気で、17世紀の間に年季奉公人の33ないし50%は年季が明ける前に死んだとされている。

1838年にイギリス帝国で奴隷制が廃止され、プランテーション所有者は安い労働者として年季奉公に顔を向けた。これら奉公人は世界のあちこち、中国ポルトガル、特にインドから多く集められた。この仕組みはモーリシャスアープラヴァシ・ガートで始められ1917年まで続いた。その結果インド系カリブ人はガイアナでは多数派、トリニダード・トバゴスリナムでも多くの住人がおり、ジャマイカグレナダおよびバルバドス諸島などカリブ海の諸島で少なからぬ人々が生活している。

カリブ関連項目

オーストラリアと太平洋[編集]

1860年代オーストラリアフィジーニューカレドニアおよびサモア諸島の入植者は労働力を補うために、「ブラックバーディング英語版」と呼ばれる長期間の年季奉公人貿易を奨励した。一番盛んなときには、島で働く成人男性の半分以上が年季奉公人であった。

19世紀中頃から20世紀初頭にかけての40年間以上、オーストラリアのクィーンズランド州のサトウキビ畑労働者は、強制徴募された者や年季奉公の者達であり、南洋諸島から62,000名が集められた。メラネシアの主にソロモン諸島バヌアツからが多く、ポリネシアミクロネシアのサモア、キリバスおよびツバルからも少数が集められた。

どのくらいの島人が誘拐されたかについては不詳であり、議論が残されている。島人達が合法の徴募、説得、詐欺あるいは強制のどの方法によって船でクィーンズランド州に連れて行かれたかという問題も回答が難しい。当時の公式文書や証言も、労働者の子孫に語り継がれた口伝とはしばしば一致しない。露骨に暴力的な誘拐という話は、貿易の初めの10年ないし15年の間のこととされている。

オーストラリアは、1901年の太平洋諸島労働者法の規定により1906年から1908年にかけてこれらの人々を生まれ故郷に送還した[12]

オーストラリアのパプアとニューギニアの植民地(第二次世界大戦後、パプアニューギニアとなった)は年季奉公人を使った世界でも最後の地区となった。

オーストラリアと太平洋関連項目

インド洋[編集]

インド洋の諸島、特にモーリシャス諸島ではサトウキビのプランテーションに特化して、高い賃金を要求する解放労働者よりも安く働ける労働者を求めた。

モーリシャス諸島はこのクーリー(苦力)すなわち年季奉公人を「プラーク・トーナント」として扱っており、アフリカやインドに数十万人のクーリーを送り出していた。

1845年から1917年の間に、14万人以上のインド人がトリニダード諸島のプランテーションで働くと契約した。トリニダードに連れて行かれた年寄奉公人とアフリカ人奴隷の間には類似性があったという証言も有る。

モーリシャスとそのアープラヴァシ・ガートはそこで始まった年季奉公を世界に広めた場所と呼ぶこともできる。

イギリス帝国関連項目

参考文献[編集]

  • Immigrant Servants Database
  • Morgan, Edmund S. American Slavery, American Freedom: The Ordeal of Colonial Virginia. New York: Norton, 1975.
  • Salinger, Sharon V. 'To serve well and faithfully': Labor and Indentured Servants in Pennsylvania, 1682-1800. New
  • Khal Torabully and Marina Carter, Coolitude: An Anthology of the Indian Labour Diaspora Anthem Press, London, 2002, ISBN 1843310031
  • Saxton, Martha. Being Good: Women's Moral Values in Early America New York: Hill and Wang, 2003.
  • Brown, Kathleen. Goodwives, Nasty Wenches & Anxious Patriachs: gender, race and power in Colonial Virginia, Chapel Hill: University of North Carolina Press, 1996.
  • Jernegan, Marcus Wilson Laboring and Dependent Classes in Colonial America, 1607-1783 Westport, CT: Greenwood Press, 1980
  • Frethorne, Richard. The Experiences of an Indentured Servant in Virgina (1623)

脚注[編集]

  1. ^ Virtual Jamestown: Laws
  2. ^ 年季者』 - コトバンク
  3. ^ 質物奉公』 - コトバンク
  4. ^ 質奉公』 - コトバンク
  5. ^ 年季奉公』 - コトバンク
  6. ^ 出替奉公』 - コトバンク
  7. ^ 一季奉公』 - コトバンク
  8. ^ 年季が明ける』 - コトバンク
  9. ^ 速水融, 『歴史人口学で見た日本』, 文藝春秋.
  10. ^ 世界大百科事典丁稚』 - コトバンク
  11. ^ The Perspective of the World 1984, pp 405f
  12. ^ Documenting Democracy(アーカイブされたコピー)”. 2009年10月26日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年7月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


2021/02/28

Introduction: Religious Buddhism and ‘Secular’ Buddhism - The Buddhist Diagnosis | Coursera

Introduction: Religious Buddhism and ‘Secular’ Buddhism - The Buddhist Diagnosis | Coursera

Hi. Welcome to my course on Buddhism and Modern Psychology. I'm Robert Wright and I'm here at Princeton University where, for the past couple of years, I've been teaching the seminar that this course will be based on. Now, I've never taught an online course before, so I'm very excited about this. It's kind of an adventure for me. And I want to thank you all for choosing to be part of it. I want to spend the f, the first segment of this first lecture just giving you an overview of, of the main themes of the course and then I'm going to talk a little bit about myself and what got me interested in this. Now one question you could ask about a course called Buddhism and Modern Psychology is which Buddhism are we're talking about. After all, as with other religions, there are varieties of Buddhism. Just as there are different denominations of Christianity. 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But this, this Western Buddhism doesn't really pay much attention to these kinds of ideas. And in that sense, the focus of this course will have something in common with the Western Buddhism, because we won't be talking much about things like Buddhist deities or reincarnation. And the reason is simple. This course is about the scientific evaluation of Buddhist ideas. And reincarnation is just not an idea that's very susceptible to scientific evaluation. I don't know how you'd set up an experiment to kind of test the hypothesis of reincarnation. Now there are lots of ideas in, in Buddhism that are what you might call naturalistic. That is to say, they are susceptible to scientific evaluation. A lot of ideas about the human mind. So for example, Buddhism addresses questions like, why do people suffer? Why do we all feel anxiety? And sadness, and so on. Why do people behave unkindly sometimes? Does the human mind deceive people about the nature of reality? And can we change the way the mind works? In particular, through meditation? Now, I want to emphasize that this kind of naturalistic part of Buddhism is an authentic part of Buddhist heritage. It's found in the earliest writings. And it is common to Asian Buddhism and, and Western Buddhism. It's kind of a common denominator of Buddhisms. Now some people refer to this as a secular Buddhism, but that may be a little misleading. because, I think it's possible to have a wholly naturalistic world view that does address some of the questions that religions address and does do for people some of the things religion does for people. So for example, I think a naturalistic world view, including this naturalistic Buddhism, can in principle, give people a sense that their lives have meaning. Give them moral orientation. Give them consolation in times of sorrow. Give them equinimity as they encounter the turbulence of life. Now, whether that means that you could call this naturalistic version of Buddhism religious depends ultimately on how you are going to define religion. One of the, one of the broadest definitions I've seen comes from William James, the great American psychologist who said that the kind of animating essence of religion is the belief that there is an unseen order. And that our supreme good lies in harmoniously adjusting ourselves thereto. Now, Buddhism does in a sense, say that there is an unseen order that we should adjust ourselves to. Now it's not talking about a kind of cosmic plan. The unseen order that is referred to, is the truth about the way things work. The truth about the structure of reality, the truth about human beings, even the truth about yourself. According to Buddhism, these truths often go unseen because the human mind contains certain built-in. distortions, illusions. We don't see the word clearly. And Buddhism certainly does assert that our supreme good lies in harmoniously adjusting ourselves to this normally hidden truth. And in fact Buddhism lays a path for the harmonious adjustment. it, it, it, it lays out what it considers to be the truth about reality. It tells us what we need to do to bring our lives in line with that reality. and, the claim, the Buddhist claim is, that we can thereby relieve our suffering even end our suffering. And in the process, align ourselves with moral truth. At least that's the claim. That is the Buddhist claim. Is it true? Is the Buddhist diagnosis of the human predicament, why they're are suffering through? And the prescription for for, for the human predicament powerful and effective? Well that's largely what this course is about. And, I hope it's not too much of a plot spoiler to say that I do think that modern psychology is in some respects lending support to Buddhist ideas. For example, I think psychology does show us that the, certain deceptions, distortions, are built into the human mind, and actually that we do suffer as a result. And I think even some of the more radical sounding Buddhist doctrines are, are getting some support. For example Buddhism says that there is a sense in which the self, that is the thing that I think of as running the show, the thing inside me does not exist. In a sense. And I think psychology is also raising real questions about the actual nature. Of what we think of as the self. Now, when I talk about modern psychology, I definitely mean to include evolutionary psychology. And that is the study of how the human mind was shaped by natural selection and I think there is evidence. That some of these delusions that the mind is subject to were actually built in by natural selection for reasons we'll come to. The mind is kind of programmed that way. But to say that something is natural, or was engineered by natural selection, isn't to say that it's not changeable. And in fact, part of the idea of Buddhism is to do what you might call kind of counter programming of, of the brain. In particular through such techniques as meditation. And kind of neutralize some of these tendencies that I would say were built into the brain By natural selection. And in fact one thing I like about Buddhism is the sheer audacity of it. You know, it's kind of like a rebellion against our creator. Natural selection it, it very much wants to, wants to run in opposition to some of the logic by which natural selection wired the brain. Now. Should emphasize that it's not a complete rebellion against natural selection. Buddhism does make use of some things natural selection engrained in us including, you know, love, compassion, rational thought, but still it's a pretty thorough going rebellion we're talking about. [COUGH] Now can the, can the rebellion be successful? I've already suggested that modern psychology lend support to, to some of the Buddhist diagnosis of the human predicament. But what about the prescription? Can the prescription laid out by Buddism end or greatly alleviate human suffering. By making us see the world more clearly? Well, we're going to be hearing from some people who say that it's worked for them. These are people I've talked to over the last few months. But I want to emphasize that I'm not just interested in the question of whether, whether meditation has made them happier, made them suffer less but whether it has done that. By helping them see the world more clearly. Whether dispelling these illusions that seem to be built into us is the key to happiness. Now in looking at this issue we will also be hearing from some prominent psychologists. That I've also been having conversations with other the last few months. And we'll be looking at various kinds of evidence. Brain scans, social psychology experiments. And we'll also be hearing a little bit from me about my experiences with meditation. I'm not a hardcore meditator, I don't meditate hours a day. But I do try to meditate everyday. and. Perhaps more important, I have done some of these one week silent meditation retreats, which are pretty, pretty intense. And involve a whole lot of meditation and not much else and they can have dramatic effects on your consciousness, and I think these have given me a glimpse of what some of these much more serious meditators. Experience and the conclusions they reach about how their mind is working. These retreats are really, probably the main thing that got me interested in this whole area, and, and, and they're the reason that I decided to research it and write about it and teach about it. At the same time, my interest also grows out of my. Previous work in a kind of natural way. About 20 years ago, I read a book called The Moral Animal, about evolutionary psychology when that term, evolutionary psychology, was just starting to circulate. And then I went to teach in a psychology department of Penn, the University of Pennsylvania, for a while. Meanwhile, I was getting more interested in religion. And I wrote a book called The Evolution of God about the emergence of the Abrahamic God. And in the last few chapters of that, I addressed the question of whether there can be a religion that is viable in the modern world, whether you could have something you could call a religion that is fully compatible with modern science. And now I'm kind of returning to that question here and I'm really looking forward to to sharing what, my thinking with you and my findings with you. So now let's dive into the course and move on to the second segment of lecture one. [BLANK_AUDIO]

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안녕하세요. 불교와 현대심리학 강의에 오신 걸 환영합니다 저는 로버트 라이트이며 여기는 프린스턴 대학입니다 
지난 몇 년간 이 온라인 강의의 토대가 되는 세미나를 여기서 가르쳤습니다 
온라인 강의를 해본 적이 없어서 매우 흥분됩니다 저에겐 일종의 모험이죠
강의에 참여해주신 여러분께 감사드립니다 

우선 첫 강의로 이 강의에 대한 개요를 말씀드리겠습니다 
강의의 주제에 대해 그리고 제가 어떻게 여기에 관심을 갖게 되었는지 말씀드리겠습니다 

여러분은 이런 질문을 할 수 있을 겁니다 불교와 현대심리학 강의라면 어떤 불교를 다루느냐고 말입니다 다른 종교처럼 불교도 다양한 분파가 있습니다 
기독교에 여러 종파가 있듯이요 동양의 불교에도 여러 분파가 있습니다 
그리고 최근에는 서양 불교라고 하는 것도 등장하고 있습니다 제가 있는 미국과 유럽 등지에서 말입니다 그들은 불교인으로 태어나지 않았습니다 불교 수행을 하기로 결심한 사람들입니다 특히 명상 수행입니다 서양 불교의 한 가지 특징이라면 이들은 불교의 초자연적인 부분에는 별로 관심을 갖지 않는다는 점입니다 - 서양 불교인에게 이 그림을 보여주면 그들은 이게 뭐냐고 할 겁니다 이것은 아귀(餓鬼)라는 배고픈 귀신입니다 
동양의 많은 불교인들은 <br />일이 잘못되면 아귀로 환생한다고 믿습니다 
만약 일이 잘 되면 천당에 가서 오랜 시간 지낸 뒤에 또 다시 환생한다고 믿지요 그러나 서양 불교는 이런 것에 관심을 갖지 않습니다 
이런 차원에서 <br />본 강의의 초점은 서양불교에 <br />맞춰져 있습니다 우리는 불교의 신이나 윤회에 대해 <br />말하지 않을 겁니다 

이유는 간단합니다 본 강의는 불교 사상에 대한 <br />과학적 평가입니다 윤회는 과학적 평가의 적절한 대상이 아닙니다 저는 윤회의 가설을 <br />증명하는 실험을 어떤 식으로 해야 하는지 <br />알지 못합니다 불교에는 자연적 부분이라고 할 수 있는 사상들이 매우 많습니다

 이런 사상들은 <br />과학적 평가의 대상으로 적절합니다 인간의 마음에 관한 생각들 말입니다 예를 들어 불교는 우리가 왜 고통을 겪는가 하는 문제를 다룹니다 우리 모두 불안과 슬픔을 느끼는 이유는 무엇인가? 하는 문제들 말입니다 왜 사람들은 때로 거칠게 행동하는가? 인간의 마음은 실재의 본성에 대해 <br />우리를 기만하는가? 그리고 우리는 마음의 작동방식을 <br />바꿀 수 있는가 특히, 명상이라는 방법을<br /> 통해서 말입니다 

저는 불교의 이런 자연적 측면이야말로 불교 유산에서 참된 부분임을 강조하고 싶습니다 초기불교 문헌에도 <br />그런 내용이 나옵니다 불교의 자연적 측면은 <br />동양불교와 서양불교에 공통됩니다 불교의 공통 분모라고 할까요 어떤 사람은 이것을 <br />세속 불교라고 부릅니다 

그러나 이것은 약간의 <br />오해의 소지가 있습니다 왜냐하면 저는 <br />완전히 자연적인 세계관이라도 종교가 다루는 문제를<br /> 다룰 수 있고 종교가 사람들에게 해주는<br /> 역할을 할 수 있다고 생각하기 때문입니다 
예를 들어 저는 <br />자연적 불교를 포함한 자연적 세계관이 원칙적으로는 사람들의 삶에 <br />의미를 부여할 수 있다고 봅니다 도덕적 지향점도 <br />제시할 수 있고요 슬픔의 시기에 <br />위안도 줄 수 있으며 삶의 폭풍과 만났을 때 <br />평정심을 제공할 수 있다고 봅니다 자연적 측면의 불교를 <br />종교로 볼 수 있느냐 하는 문제는 종교를 어떻게 정의하느냐에 <br />따라 달라집니다 미국의 위대한 심리학자 <br />윌리엄 제임스에 따르면 종교에 대한 <br />가장 광범위한 정의는 이렇습니다 

종교의 살아 있는 본질은 눈에 보이지 않는 질서가 <br />존재한다는 믿음이다 그리고 우리의 최고선은 우리 자신을 <br />그 질서에 조화롭게 맞추는 것이다 불교는 어떤 의미에서 <br />우리 눈에 보이지 않는 질서가 존재하며 <br />우리를 거기에 맞추라고 말합니다 보이지 않는 질서란 <br />우주적 계획을 말하는 것이 아닙니다 눈에 보이지 않는 질서란 <br />사물의 작동 방식에 관한 진실을 가리킵니다 

실재의 본성에 관한 진실이요 인간 존재에 관한 진실, <br />당신 자신에 관한 진실입니다 불교에 따르면 <br />이러한 진실들은 때로 눈에 보이지 않습니다 <br />왜냐하면 인간의 마음은 왜곡과 환영을 그 안에 <br />내장하고 있기 때문입니다 우리는 세계를 <br />명료하게 보지 못합니다 그리고 불교는 <br />

우리의 최고선은 우리 자신을 평소 숨겨져 있는 이 진실에 <br />조화롭게 맞추는 것이라고 말합니다 그리고 불교는 실제로 <br />이 조화로운 적응을 위한 길을 펼쳐보입니다 불교는 실재의 진실을 펼쳐보이고 실재에 맞게 우리의 삶을 가져가려면 <br />우리가 무엇을 해야 하는지 말합니다 또 불교의 주장은 그렇게 함으로써 우리가 <br />고통을 덜거나 끝낼 수 있다는 것입니다 그리고 그 과정에서 우리 자신을 <br />도덕적 진실에도 맞춰가게 됩니다 적어도 불교가 주장하는 <br />한에서는 그렇습니다 

이것이 불교에서 주장하는 내용입니다 그것이 진실일까요? 인간이 처한 곤경에 대한 <br />불교의 진단이 즉 인간이 고통을 겪는 이유에 대한 <br />불교의 진단이 진실일까요? 그리고 인간의 곤경에 대한 <br />불교의 처방이 효과가 있을까요? 이것이 본 강의에서 <br />주로 다룰 내용입니다 

대단한 스포일러는 아닙니다만 저는 현대심리학이 <br />불교의 생각을 지지한다고 봅니다 예를 들어 심리학은 특정한 기만, 왜곡이<br /> 인간의 마음에 본래부터 들어 있다고 봅니다<br />그래서 우리가 고통을 겪는다는 거죠 그리고 제가 보기에는 <br />불교의 보다 급진적인 교리들도 현대 심리학으로부터 <br />일정한 근거를 얻고 있습니다 

예를 들어, 불교에서는 <br />자아가 존재하지 않는다고 말합니다 쇼를 주관하는 존재로서의 자아가 <br />내 안에 존재하지 않는다는 겁니다 어떤 의미에서 보면요 저는 심리학이 <br />우리가 자아로 여기는 것의 실제적 본성에 대해 <br />진지한 질문을 제기한다고 생각합니다 제가 말하는 현대심리학에는 물론 진화심리학도 포함됩니다 진화심리학은 인간의 마음이<br /> 자연선택에 의해 형성된 방식을 연구하는 학문입니다 인간의 마음이 빠지기 쉬운 미망이<br /> 자연선택에 의해 우리 안에 심어졌다는 증거도 있습니다. <br />그 이유를 앞으로 살펴보겠습니다 

마음은 그런 식으로 <br />프로그래밍 되었습니다 그렇지만 무언가가 자연스럽다는 것 즉 자연선택에 의해 우리 안에 심어졌다고 해서 <br />그것을 바꿀 수 없다는 말은 아닙니다 실제로 불교의 목적은 뇌의 프로그래밍을 <br />반대로 돌리는 것입니다 특히 명상 등의 기법을 사용해서요 자연선택 때문에 우리 뇌에 심어진 성향을 중화시키는 것입니다 

제가 불교에서 마음에 드는 부분은<br /> 이런 대담성입니다 우리의 창조자인 자연선택에 대한 <br />일종의 반역이라는 점에서 말입니다 불교는 자연선택이 우리 뇌에 프로그래밍한 로직에 <br />거스르고자 합니다 자 그것은 자연선택에 대한 <br />커다란 반역입니다 불교는 자연선택이 우리 안에 심어놓은 것들을 이용합니다 즉, 사랑과 연민 <br />이성적 사고를 이용합니다 그렇지만 우리는 지금 <br />아주 철저한 반역에 대해 말하고 있습니다 (기침) 

이 반역이 성공할 수 있을까요? 저는 앞에서 현대 심리학이<br /> 인간의 곤경에 대한 불교의 진단에 일정한 근거를 제공한다고 말했습니다 그렇다면 불교의 처방은 어떨까요? 불교가 제시하는 처방이 <br />인간의 고통을 끝내거나 크게 줄일 수 있을까요? 우리가 세계를 <br />더 명료하게 보게 해줄까요? 우리는 그렇다고 말하는 사람들의 <br />이야기를 들어볼 것입니다

 저는 지난 몇 개월 간 <br />그들과 이야기를 나눴습니다 제가 강조하고 싶은 게 또 있습니다 저는 명상이 우리를<br /> 더 행복하게 만들어주고 더 행복하게 만들고 고통을 덜어주는지에만<br /> 관심이 있지 않습니다 저는 명상이 우리가 세계를<br /> 더 명료하게 보게 하는지에도 관심이 있습니다 우리 안에 심어진 환영을<br /> 몰아내는 것이야말로 행복의 열쇠이기 때문입니다 

이 문제를 살펴봄에 있어 우리는 유명 심리학자들의 <br />말을 들어볼 것입니다 저는 지난 몇 달 동안 <br />그들과 대화를 나눴습니다 또 여러 증거도 살펴볼 것입니다 뇌 영상, 사회심리학 실험 등 또 저의 개인적인 명상 경험도 여러분과 나누려 합니다 

저는 골수 명상가는 아닙니다 <br />하루에 몇 시간씩 명상하지 않습니다 그렇지만 매일 명상을 하려고 <br />노력은 합니다 그리고 저는 일주일 간의 침묵 명상 수련회를 <br />경험해 보았습니다 아주 빡센 수련회였습니다 

명상은 아주 많이 하고 <br />다른 자극은 거의 없습니다 명상 수련회는 당신의 의식에 커다란 영향을 미칠 수 있습니다 저는 수련회를 통해 저보다 훨씬 <br />진지한 명상가들의 경험과 마음의 작동에 관한 그들의 생각을 <br />잠시 엿볼 수 있었습니다 

저는 명상 수련회를 통해 이 분야 관심을 <br />갖게 되었습니다 그리고 제가 불교와 명상을 <br />연구하겠다고 결심한 계기도 또 그에 관하여 글을 쓰고 가르치겠다고<br /> 결심한 계기도 그것입니다 

또 불교와 명상에 대한 저의 관심은 저의 이전 작업의 자연스런 결과이기도 합니다 20년 전 저는 <br /><도덕적 동물>이라는 책을 썼습니다 진화심리학에 관한 책입니다 진화심리학이라는 용어가 <br />처음 회자되던 때에 쓴 책입니다 

그다음 저는 펜실베이니아 대학 심리학부에서 한동안 가르쳤습니다 그 시기에 저는 종교에 관심이 커졌습니다 그래서 <신의 진화>라는 책을 썼습니다 아브라함 신의 출현에 관한 책이죠 그 책의 마지막 몇 챕터에서 나는 이런 문제를 제기했습니다 <br />즉 현대 세계에서 유효한 종교가 있느냐는 <br />문제 제기였습니다 

다시 말해 현대과학과 모순되지 않는 종교를 <br />우리가 가질 수 있느냐는 겁니다 여기서 저는 그 질문으로 <br />다시 돌아왔습니다 본 강의에서 저의 생각과 발견을 <br />여러분과 공유하고 싶습니다 이제 강의에 빠져봅시다<br /> 

1강 2부에서 뵙겠습니다 [무음]

Buddhism and Modern Psychology | Robert Wright Visiting Lecturer

Buddhism and Modern Psychology | Coursera

Buddhism and Modern Psychology
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About this Course
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The Dalai Lama has said that Buddhism and science are deeply compatible and has encouraged Western scholars to critically examine both the meditative practice and Buddhist ideas about the human mind. A number of scientists and philosophers have taken up this challenge. There have been brain scans of meditators and philosophical examinations of Buddhist doctrines. There have even been discussions of Darwin and the Buddha: Do early Buddhist descriptions of the mind, and of the human condition, make particular sense in light of evolutionary psychology?

This course will examine how Buddhism is faring under this scrutiny. Are neuroscientists starting to understand how meditation “works”? Would such an understanding validate meditation—or might physical explanations of meditation undermine the spiritual significance attributed to it? And how are some of the basic Buddhist claims about the human mind holding up? We’ll pay special attention to some highly counterintuitive doctrines: that the self doesn’t exist, and that much of perceived reality is in some sense illusory. Do these claims, radical as they sound, make a certain kind of sense in light of modern psychology? And what are the implications of all this for how we should live our lives? Can meditation make us not just happier, but better people? All the features of this course are available for free. It does not offer a certificate upon completion.


SKILLS YOU WILL GAIN
PhilosophyPsychologyMindfulnessMeditation


Learner Career Outcomes

44%
started a new career after completing these courses

33%
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100% online
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Robert WrightVisiting Lecturer
Religion Department and the Center for Human Values
516,935 Learners
1 Course


Offered by


Princeton University

Princeton University is a private research university located in Princeton, New Jersey, United States. It is one of the eight universities of the Ivy League, and one of the nine Colonial Colleges founded before the American Revolution.


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Universiteit Leiden
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Syllabus - What you will learn from this course
Content Rating98%(45,572 ratings)
WEEK1
2 hours to complete
The Buddhist Diagnosis


5 videos (Total 87 min), 5 readingsSEE LESS
5 videos
Introduction: Religious Buddhism and ‘Secular’ Buddhism11m
Feelings and Illusions12m
The First Two Noble Truths15m
Evolutionary Psychology and the First Two Noble Truths21m
Office Hours 126m
5 readings
The Basics10m
Course Overview10m
About the Instructor10m
Contact us10m
Resources for Week 110m
WEEK2
2 hours to complete
The Buddhist Prescription




5 videos (Total 84 min), 1 readingSEE LESS
5 videos
The Eightfold Path13m
Meditation15m
Mindfulness Meditation and the Brain16m
Can Our Feelings Be Trusted?15m
Office Hours 222m
1 reading
Resources for Week 210m
WEEK3
3 hours to complete
Does Your Self Exist?




4 videos (Total 91 min), 2 readings, 1 quizSEE LESS
4 videos
The Buddha’s Discourse on the Not-Self16m
What Did The Buddha Mean?20m
Modern Psychology and the Self22m
Office Hours 330m
2 readings
Resources for Week 310m
Guidelines for Grading Assignments10m
WEEK4
2 hours to complete
A New Model of the Mind




4 videos (Total 94 min), 1 readingSEE LESS
4 videos
Delusions about Ourselves21m
What Mental Modules Aren’t8m
What Mental Modules Are30m
Office Hours 433m
1 reading
Resources for Week 410m
WEEK5
2 hours to complete
Mental Modules and Meditation




4 videos (Total 101 min), 1 readingSEE LESS
4 videos
Choosing ‘Selves’ Through Meditation18m
‘Self’ Control27m
The Experience of Not-self20m
Office Hours 534m
1 reading
Resources for Week 510m
WEEK6
5 hours to complete
What is Enlightenment?




8 videos (Total 254 min), 1 reading, 1 quizSEE LESS
8 videos
Not-Self as Interconnection23m
Essentialism and Emptiness28m
Buddhist and Darwinian Enlightenment31m
A Naturalistic Religion?14m
Office Hours 634m
Extra Office Hours 142m
Extra Office Hours 236m
Extra Office Hours 341m
1 reading
Resources for Week 610m
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Reviews
4.8
1755 reviews

5 stars

83.68%
4 stars

13.02%
3 stars

1.94%
2 stars

0.55%
1 star

0.78%

TOP REVIEWS FROM BUDDHISM AND MODERN PSYCHOLOGY

by VCNov 15, 2015

I have been practicing meditation for two years already.In so far I have attended all Deepak Chopra meditation experiences which I found very helpful but not as helpful this course provided me so far.

by CVMar 2, 2016

Engaging content and excellent pace. While the level is introductory (I'd have liked a bit more depth), I would expect this from a lower-division/breadth course—and even more so from a MOOC like this.

by LWOct 25, 2020

I thought this was a great introduction to both modern Buddhist thought and evolutionary psychology. Professor Wright is an excellent lecturer, and his office hours are informative as well as amusing.

by RSep 29, 2020

This is a great effort which should be appreciated. Just because at a time like this, some are curious to know about the Buddhism, & with the psychological background, which adds more value for this.View all reviews


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알라딘: [전자책] 불교는 왜 진실인가 로버트 라이트 (Robert Wright) (지은이)

알라딘: [전자책] 불교는 왜 진실인가

불교는 왜 진실인가 - 진화심리학으로 보는 불교의 명상과 깨달음  epub 
로버트 라이트 (지은이),이재석,김철호 (옮긴이)마음친구2019-01-25 
원제 : Why Buddhism is True: The Science and Philosophy of Meditation and Enlightenment
-
종이책 페이지수 416쪽,

책소개

인간이 괴로움을 겪는 근본 원인이 세계를 있는 그대로 명료하게 보지 못하는 미망 때문임을 진화심리학의 렌즈로 살핀 뒤, 미망을 걷고 괴로움을 줄이는 실제적 처방으로 불교의 마음챙김 명상에 주목한다. 그밖에 공과 무아, 열반과 깨달음 등 불교의 주요 주장에 담긴 진리성을 형이상학과 도덕, 인간 행복의 차원에서 살핀다.

진화심리학에 관한 로버트 라이트의 기념비적 저작인 『도덕적 동물』(1994)에서 시작해 그 스스로 명상 수행을 실천하면서 세계의 명상가, 과학자와 교류해온 과학적.영적 여정의 정점에서 얻은 결과물이다. 
불교를 종교적 신앙이 아닌 심리학과 철학, 과학 등 합리적 탐구의 대상으로 접근하려는 이, 
명상이 어떻게 우리를 삶의 미망과 고통에서 구할 수 있는지, 
또 어떻게 우리를 조금 더 행복하고 조금 더 좋은 사람으로 만들 수 있는지 궁금한 이를 위한 책이다.


목차
일러두기
1장 ‘빨간 약’을 먹다
2장 명상의 역설
3장 느낌은 언제 환영인가
4장 극락감, 황홀경, 그리고 명상을 하는 더 중요한 이유들
5장 자아가 존재하지 않는다는 주장은 과연 진실인가

6장 나를 다스리는 주인은 어디에도 없다
7장 우리의 삶을 움직이는 정신 모듈
8장 생각은 어떻게 스스로 생각하는가
9장 ‘자기’ 통제에 관하여

10장 형상 없음과의 만남
11장 공이 가진 좋은 면
12장 ‘잡초’가 사라진 세상

13장 모든 것이 하나로 보이다
14장 간략히 살펴보는 열반
15장 깨달음은 정말 우리를 깨닫게 하는가
16장 명상과 눈에 보이지 않는 질서

[부록 A] 불교적 진실의 목록 
[부록 B] “붓다가 다윈을 만났을 때”

옮긴이의 말?

책에 사용한 용어에 관하여?
감사의 말?주?
참고문헌?
찾아보기
----
첫문장
인간이 처한 상황을 다소 과장하는 위험은 있지만 이런 이야기를 해보자.

P. 16 붓다의 가르침의 핵심은 결국엔 일시적일 수밖에 없는 감각 쾌락에 강하게 끌리는 인간 내면의 일반적 역동이다. 우리가 구하는 쾌락은 빠르게 사라지며 결국엔 더 큰 쾌락을 갈망하게 된다는 것이 붓다가 전하는 메시지다. 

P. 27 불교 명상은 그 바탕에 깔린 철학과 더불어, 인간이 처한 곤경을 놀랍도록 직접적이고 포괄적인 방식으로 다룬다. 불교는 문제를 명료하게 진단하고 그에 대한 처방을 내놓는다. 이 처방은 행복을 가져다줄 뿐 아니라 명료한 시야를 제공한다. 여기서 명료한 시야란 사물과 현상의 실제적 진실을 본다는 의미다. 아니면 적어도 사물과 현상에 관한 우리의 일상적 관점보다는 훨씬 ‘진실에 가깝게’ 본다는 의미다.  접기

P. 318 나만 특별하다고 여기는 자연선택의 첫 번째 가치에는 맞서 싸워야 하지만 생명의 소중함이라는 자연선택의 두 번째 가치는 존중해야 한다. 다행히도 이러한 태도에 딱 맞는 활동이 있으니 바로 마음챙김 명상이다. 게다가 마음챙김 명상은 덤으로 우리를 진실에 더 가까이 데려간다.

P. 366 과학이 인간이 처한 곤경의 근본 원인을 밝히기 2천 년도 더 전에 불교가 이를 파악했다는 사실은 불교가 오늘날에 지닌 적절성을 보여준다. 만약 붓다가 오늘날 살아 있었다면 인간이 어떻게 해서 미망과 그에 따르는 고통을 당하게 되었는지 설명해준 다윈에게 고마워했을 것이다. 그리고 다윈이 아직까지 살아 있었다면 (그리고 마음챙김 명상 운동에 동참했다면) 인간이 빠진 미망과 고통의 문제에 대처하는 법을 가르쳐준 붓다에게 감사했을 것이다.  접기

짝 구하기 모드에서 유동적으로 변하는 심리적 특징에는 시간 할인 외에도 또 있다. 그것은 사람들의 직업적 포부에 관한 것이다. 아마 당신은 직업적 포부가 매순간 급격히 바뀐다고는 생각하지 않을 것이다(물론 시간의 흐름과 함께 어느 정도 바뀔 수는 있겠지만). 그러나 이런 생각과 달리 사람들의 직업적 포부는 실제로 ‘매순간‘ 바뀐다고 한다. 어느 연구에서 심리학자들이 남성들에게 자신의 커리어 플랜에 관한 설문지를작성하도록 했다. 어떤 남성들은 여성들과 함께 있는 장소에서 작성하도록 했고, 어떤 남성들은 남성들만 있는 장소에서 작성하도록 했다. 그 결과, 여성들과 함께 설문지를 작성한 남성들은 남성들만 있는 장소에서 작성한 이들보다 부의 축적을 주요 목표로 설정하는 성향이 더 크게 나타났다.(직업적 포부와 짝 구하기 모드에 관한 연구: Roney 2003)  접기 - 로쟈

--
저자 및 역자소개

로버트 라이트 (Robert Wright) (지은이) 
-
프린스턴 대학에서 공공문제와 국제관계, 그리고 진화심리학의 전신인 사회생물학을 공부했다. 다양한 미디어를 통해 진화심리학, 역사, 종교, 전쟁, 기술 등의 주제로 대중과 소통하는 저널리스트의 경력을 쌓아왔다. 
<뉴요커> <애틀랜틱> <타임> <뉴리퍼블릭> 등 주요 잡지에 칼럼을 기고했으며 
<사이언스> 기자로 근무하며 쓴 과학, 기술, 철학에 대한 칼럼으로 ‘미국 잡지상’을 수상했다.

  1.  첫 번째 저서인 『세 과학자와 그들의 신』(1989)이 ‘전미 도서비평가 협회상’을 수상하며 주목받는 저술가로 부상했다. 
  2. 그의 두 번째 책 『도덕적 동물』(1994)은 12개 국어로 번역되면서 진화심리학을 대표하는 지식인으로 자리를 굳혔다. 
  3. 그 밖에 『넌제로』(2001) 『신의 진화』(2009) 등의 저서가 있다. 

펜실베이니아 대학 심리학부와 프린스턴 대학 종교학부에서 가르쳤으며 프린스턴 대학에서는 <불교와 현대 심리학Buddhism and Modern Psychology>이라는 일련의 온라인 강의를 진행한 바 있다(코세라와 유튜브에서 시청 가능). 

또 정치, 세계문제, 철학, 과학 등의 주제를 다루는 비디오 블로그 <블로깅헤드Bloggingheads.tv>를 운영하고 있다. 현재 뉴욕에 있는 유니언 신학대학의 과학 및 종교 객원교수이며 뉴저지 주 프린스턴에서 아내와 두 딸과 함께 살고 있다.
접기
최근작 : <불교는 왜 진실인가>,<신의 진화>,<넌제로> … 총 122종 (모두보기)
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이재석 (옮긴이) 

서울대학교에서 러시아어를 전공하고 출판저작권 에이전시와 출판사에서 일했다. 위빠사나 명상을 통한 몸-마음 치유에 관심이 있으며 보리수선원, 서울불교대학원 심신치유학과에서 공부했다. 옮긴 책으로 『불교는 왜 진실인가』 『조셉 골드스타인의 통찰 명상』 등이 있다.

blog.naver.com/anljs
최근작 : … 총 46종 (모두보기)
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김철호 (옮긴이) 

경인교육대학교 윤리교육과 교수(2009년 이후). 한국학중앙연구원(전 한국정신문화연구원)에서 성리학에서의 도덕추론(2000, 석사)과 선악론(2006, 박사)을 공부한 후, 전통도덕교육론의 구도, 주희의 자연관, 경(敬)의 도덕교육적 의미 등, 전통 사상을 현대도덕교육에 접목시키기 위한 공부를 이어갔다. 그러는 와중에 경을 일종의 명상(도덕적 명상)이라 생각하게 되면서 불교 명상과 현대의 마음챙김 명상에로 관심을 확대하게 되었다. 

지은 책으로는 <도덕교육의 체계적 이해>(공저)가 있고, 논문으로는 [마음챙김 명상의 도덕·인성교육적 의미와 적용 방안], [도덕적 명상으로서의 경(敬)] 등이 있다.
접기
최근작 : <도덕교육, 어떻게 할 것인가>,<도덕교육의 체계적 이해> … 총 6종 (모두보기)
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출판사 제공 책소개

고통 완화와 인간 깨달음을 향한 붓다와 다윈의 합작 프로젝트!
<뉴욕타임스> 베스트셀러, 20개국 번역 출간!

“우리가 고통을 겪는 이유는 세계를 명료하게 보지 못하기 때문이다”

불교의 핵심 주장은 간단하다. 우리가 고통을 겪는 (그리고 다른 존재에게 고통을 안기는) 이유는 세계를 명료하게 보지 못하기 때문이라는 것이다. 
(나 자신을 포함한) 세상의 실상을 있는 그대로 보지 못하는 것, 이것을 불교에서는 무지, 무명, 어리석음이라고 하며 저자는 이것을 미망이라고 부른다. 
이런 차원에서 불교 수행의 요체는 명상을 통해 미망을 걷고 세계를 명료하게 보는 것이다. 세계를 명료하게 볼 때 더 깊은 차원의 행복, 도덕적으로 의미 있는 행복이 가능하다는 것이 불교의 처방이다.

이 선구적인 책에서 로버트 라이트는 
  • 명상 수행이 내건 이와 같은 급진적 전망을 진지하게 받아들일 때 실제로 우리 삶이 크게 변화할 수 있음을 보인다. 
  • 명상을 통해 불안, 후회, 증오가 휘두르는 영향을 누그러뜨리고 세상의 아름다움을 알아보는 눈과 타인에 대한 공감력을 키울 수 있다고 말한다. 
  • 또 저자는 뇌과학과 심리학의 최신 이론에 인간 진화에 관한 통찰을 바탕으로 진실을 향한 길이 곧 인간의 행복을 향한 길과 다르지 않음을 보인다. 
  • 인간의 고통에 대한 불교의 진단과 처방은, 거기에 현대 과학이라는 빛을 비추었을 때 완전히 새로운 타당성을 획득한다.


진화심리학을 통해 본 인간 미망의 기원

진화심리학은 인간의 마음이 왜 지금과 같은 마음을 갖게 되었는지를 생물 진화의 관점에서 이해하려는 학문이다. 
로버트 라이트는 『도덕적 동물』에서 진화심리학을 이렇게 설명한다. 
“진화심리학은 인간의 뇌가 인간을 잘못 이끌고 심지어 노예 상태에 빠지도록 자연선택에 의해 만들어진 방식을 탐구한다.” 
여기서 ‘인간을 잘못 이끈다’는 말은 인간이 미망, 즉 불교에서 말하는 무명, 무지, 어리석음에 빠질 수 있다는 말이다. 
그렇다면 생명체가 환경에 적응하도록 해준 자연선택이 어떻게 해서 인간을 잘못 이끌어 미망에 빠지게 했다는 것일까?

그 답은 자연선택의 최종 목적생명 개체의 유전자를 다음 세대에 전하는 것이라는 데 있다. 자연선택은 의식적인 설계가 아니라 맹목적인 과정으로 오랜 진화 과정에서 유전자 전파에 유리한 유전적 특징은 살아남은 반면 그렇지 않은 특징은 중도에 사라졌다. 
유전자 전파라는 시험대를 통과한 특징에는 인간의 신체적 특징뿐 아니라 정신적 특징도 있다. 여기서 정신적 특징이란 인간의 뇌에 깊이 새겨져 일상의 경험을 빚어내는 정신 구조와 알고리즘을 말한다. 

그렇다면 ‘어떤 종류의’ 지각과 생각과 느낌이 인간의 일상을 빚어내는가? 

  • 그것은 실재에 대한 정확한 그림을 제공하는 지각과 생각과 느낌이 아니다. 
  • 그것은 유전자를 다음 세대에 전하는 데 유리한 지각과 생각과 느낌이다. 
  • 그 결과 인간의 지각, 생각, 느낌이 실재에 관한 부정확한 그림을 그리는 일이 실제로 벌어졌다. 
  • 이렇게 인간의 뇌는 인간을 미망에 빠트리도록 ‘처음부터’ 만들어졌다.

인간이 미망에 빠진 기본 논리를 더 자세히 설명하면 이렇다. 
우리는 우리 조상들이 자신의 유전자를 다음 세대에 전하는 데 유리했던 행동을 하도록 처음부터 자연선택에 의해 설계되었다. 
  • 이런 행동에는 예컨대 먹기, 섹스, 사람들의 존경을 얻는 것, 경쟁 상대를 제압하는 것 등이 있었다. 
  • 유전자를 되도록 많이 퍼뜨리는 생명체를 설계하는 것이 자연선택의 목표라면 여기에는 최소한 세 가지 기본적인 설계 원칙이 적용되어야 한다.

  • 첫째, 목적을 달성했을 때 쾌락을 느껴야 한다. 인간을 비롯한 모든 동물은 쾌락을 느끼는 행위를 더 열심히 하려고 할 것이기 때문이다. 
  • 둘째, 쾌락이 영원히 지속되면 안 된다. 만약 쾌락이 일시적이지 않고 끝없이 지속된다면 다시는 그 행위를 하지 않을 것이다. 
  • 셋째, 쾌락이 곧 사라질 거라는 사실보다 목적 달성에 쾌락이 따른다는 사실을 더 크게 인식해야 한다. 

이 세 가지 설계 원칙을 합하면 붓다가 진단한 인간의 곤경에 대한 설명과 일치한다. 붓다는 말하기를 쾌락은 일시적이며 이런 사정 때문에 우리는 계속해서 불만족한 상태에 처하게 된다고 했다. 조금 가혹한 얘기처럼 들린다. 
그런데 자연선택의 임무는 유전자를 퍼뜨리는 기계를 설계하는 것뿐이다. 유전자를 퍼뜨리기 위해 어느 정도의 환영을 인간의 뇌에 프로그래밍 해야 한다면 인간은 환영을 가질 수밖에 없어 보인다.

진화심리학에서 마음챙김 명상으로

자연선택의 관점에서 보면 왜 인간에게 이런 환영이 심어졌는지 알 수 있다.
 그러나 우리의 목적이 실제로 환영에서 벗어나는 것이라면 진화심리학이 던지는 빛은 제한적인 의미밖에 갖지 못한다. 
진화심리학을 통해 인간이 처한 상황에 대한 진실을 알게 된다 해도 그 자체로 우리의 삶이 더 행복해지는 건 아니다. 
어쩌면 진실을 알게 된 다음은 진실을 알기 전보다 나쁠 수 있다. 
왜냐하면 인간이 쾌락의 쳇바퀴에 갇힌 존재라는 사실을 알게 된 데다 그 ‘덤으로’ 인간이 처한 부조리한 상황의 근거까지 알게 되기 때문이다.

그렇다면 우리가 쾌락의 쳇바퀴에서 벗어나는 방법은 없을까? 
진화심리학이 보인 진리를 무지와 괴로움에서 벗어나는 데 사용할 수는 없을까? 
인간의 본성과 인간이 처한 조건에 관한 과학적 진실을, 인간이 빠져 있는 환영을 설명하고 정당화하는 데 그치지 않고 실제로 환영에서 벗어나는 데 사용할 수 없을까? 
저자는 불교와 불교 명상이 그 방법일 수 있다고 생각한다.

로버트 라이트가 말하는 불교 명상은 마음챙김 명상이다. 
마음챙김(mindfulness)이란 지금-여기에서 일어나는 자기 내면과 외면의 현상을 주의를 기울여 ‘알아차리는’ 것이다. 평소 덧씌워져 있는 갖가지 정신적 혼미함을 걷어낸 채로 지금 일어나는 일을 분명하고 직접적으로 경험하는 것이다.

일반적으로 마음챙김 명상은 호흡에 주의를 집중함으로써 마음을 고요하게 안정시켜 지금 일어나는 일을 명료하고 차분하게, 덜 반응적인 방식으로 관찰한다. 
이때 ‘지금 일어나는 일’이란 자신의 몸과 마음에서 일어나는 일체의 현상을 가리킨다. 
통증 등 신체적 감각뿐 아니라 슬픔, 걱정, 짜증, 안도감, 기쁨 같은 느낌이 일어날 때 평소와 다른 관점에서 경험하고자 시도한다. 
좋은 느낌에 집착하지 않고, 나쁜 느낌으로부터 도망가지 않는다. 
있는 그대로 경험하면서 관찰한다. 
이런 변화된 관점은 느낌과의 관계에서 근본적이고 지속적인 변화를 일으키는 출발점이 된다. 그리고 이런 훈련을 충분히 하면 느낌의 노예 상태에서 벗어날 수 있다.

마음챙김 명상에서 깨달음으로

마음챙김 명상은 무엇보다 일종의 마음 훈련이다. 
  • 명상 방석에 앉아 자신의 느낌을 마음챙김으로(mindfully), 즉 깨어있는 마음으로 바라보는 연습을 하면 실제 생활에서 느끼는 느낌도 더 잘 관찰할 수 있다. 
  • 이것은 우리의 삶을 잘못 인도하는 비생산적인 느낌에 덜 지배당한다는 의미다.
  • 마음챙김 명상이 가진 또 다른 장점은 주변의 아름다움에 더 잘 감응하게 된다는 점이다. 
  • 이 효과는 명상 수련회에서 특히 잘 나타나는데, 왜냐하면 명상 수련회에서는 현실 세상으로부터 일정 정도 단절되어 걱정과 기대, 후회가 많이 일어나지 않기 때문이다. 
  • 명상 수련회에서는 걱정, 기대, 후회 등의 원료를 집어넣지 않기 때문에 지금 현재 순간을 직접적으로 경험하는 경험 모드에 머물기가 더 수월하다. 
  • 일상의 감각에 깊이 몰입할 때 우리의 의식도 극적으로 변화할 수 있다.

마음챙김 명상을 통해 궁극적으로는 사물과 현상의 본질에 대한 심오한 깨달음에 이르러 자유와 행복에 다가갈 수 있다. 
  • 다시 말해, 스트레스를 완화하는 등 치료 목적으로 시작한 마음챙김 명상이 철학적이고 영적인 시도로 승화할 수 있다. 
  • 이것이 마음챙김 명상이 가진 세 번째 장점이다. 
  • 즉 마음챙김 명상은 우리가 빠져 있는 삶의 ‘매트릭스’라는 환영에서 벗어나 실재의 참된 본질을 꿰뚫어보게 한다. 
  • 불교 경전들은 우리가 꿰뚫어 보아야 하는 실재의 참된 본질을 존재의 세 가지 특상(特相), 즉 삼법인(三法印)으로 제시하고 있다. 
  • 무상(無常)·고(苦)·무아(無我)가 그것이다. 
  • 그중에서도 특히 무아가 과연 삶의 실상에 부합하는 진실인지를 진화심리학의 관점에서 살필 수 있다.


무아는 진실인가 – ‘마음에 관한 모듈 모형’의 관점에서

불교의 주장 가운데 진화심리학에 의해 유력하게 뒷받침될 수 있는 것으로 무아(無我)가 있다. 불교의 무아 주장은 일반적으로 ‘나, 너, 우리’라고 할 때의 ‘나’가 없다는 것이 아니다. 우리가 개념적으로 ‘나’로 알고 있는 것이 실은 색(色), 수(受), 상(想), 행(行), 식(識)이라는 오온(五蘊)의 조합일 뿐이라는 주장이다. 
우리는 대개 의식하는 자아(conscious self)가 있어 그것이 나를 통제하고 다스린다고 생각한다. 또 나의 자아는 시간상으로 어느 정도 일정하게 지속된다고 여긴다. 
그러나 궁극적 실재(ultimate reality)의 차원에서 살피면 ‘나’라는 존재는 의식적으로 통제할 수 없는 무엇이며, 시간의 흐름에서 고정적 실체를 갖지 않았다는 것이 불교의 주장이다.

의식하는 자아가 나를 다스리는 주인이 아니라면 우리의 행동은 어떤 식으로 결정되는 것일까? 
이 질문에 대해 진화심리학에서 흔히 내놓는 답은 마음이 모듈(module)로 되어 있다는 것이다. 이것을 ‘마음에 관한 모듈 모형’(modular model of mind)이라고 하는데, 이 모형에서는 인간의 마음은 자신이 처한 특정 상황을 평가하고 판단해 그에 대처하는 수많은 특화된 모듈로 구성되어 있을 뿐, 본질이라고 할 만한 의식하는 자아는 존재하지 않는다고 본다. 우리의 행동을 결정하는 주체는 의식하는 자아가 아니라, 많은 부분 우리가 의식하지 못하는 모듈끼리의 상호작용이라는 것이다. 붓다가 무아 개념을 처음 제시하고 2천 년이 지난 지금, 과학이 과학자들을 무아 개념에 다가가도록 안내하고 있다.

불교와 현대 심리학은 우리의 삶을 다스리는 단 하나의 자아, 의식적인 주인은 없다는 데 생각이 일치한다. 매순간 번갈아가며 우리의 삶이라는 쇼를 연출하는—쇼의 통제권을 일시적으로 위임 받은—‘자아들’의 집합이 존재할 뿐이다. 그리고 이 자아들의 집합이 쇼를 연출하는 방법은 ‘느낌’을 통해서다. 그렇다면 쇼에 변화를 주는 한 가지 방법이 일상에서 느낌이 하는 일을 변화시키는 것이라는 점은 타당해 보인다. 그리고 일상의 삶에서 느낌이 하는 역할을 변화시키는 방법으로 마음챙김 명상보다 효과적인 것은 없다는 것이 로버트 라이트를 비롯한 많은 명상 수행자들의 공통된 증언이다.

진화심리학에서 불교에 이르는 과학적‧영적 여정

이 책은 진화심리학에 관한 로버트 라이트의 기념비적 저작인 『도덕적 동물』(1994)에서 시작해 그 스스로 명상 수행을 실천하며 세계의 명상가, 과학자와 교류해온 과학적‧영적 여정의 정점에서 얻은 결과물이다. 그의 글은 재미가 있을 뿐 아니라 적지 않은 깨달음을 선사한다. 라이트 특유의 위트와 명료함, 우아함까지 갖춘 이 책은 종교가 점점 의미가 없어지는 이 세속의 시대에 우리가 어떻게 영적인 삶을 꾸릴 수 있는지, 또 지금과 같은 기술 격변과 사회 분열의 시기에 우리가 어떻게 한 개인으로서, 그리고 인간이라는 종(種)으로서 우리 자신을 구할 수 있는지 보여준다.

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마음챙김에 현미경 비추기

우울증과 번아웃에 운동도 더이상 약발이 먹히지 않자 그 다음으로 고개를 돌리게 된 것이 마음챙김이었다. 여러권의 책에서 운동 다음으로 가장 많이 언급된 해결책이었기에, 지금은 덜할지라도 충분히 운동이 내게 유효했던 것이 사실이었던만큼 마음챙김의 미심쩍은 신비주의적 냄새에 대한 의심은 일단 접어두자는 생각이었다. 

결국에는 마음챙김의 배경인 불교의 무아 개념과 접하게 되면서, 생각보다 마음챙김이 내 삶의 더 많은 것에 연관되어 있다는 데까지 생각이 확장되고(정확히는 내가 원하는 마음챙김의 제대로 효과를 보려면 내가 가지고 있던 기존의 많은 생각이 바뀌어야함을 알게되고), 예상치 못하게 이 책을 읽기까지 이르렀다. 그리고 나는 나를 이 예상치 못한 독서여정으로 이끈 호기심에 감사하다. 산발적으로 보였던 내 관심사들이 사실은 한 방향을 향하고 있었다는 것을 이 책은 볼록렌즈처럼 수렴해 보여준며 하나의 세계관으로 만들어준다. 이 책을 읽기 위해 이제까지 그 여러 책들을 읽었던가 싶을 정도로 읽는 동안 여러권의 책들이 주마등처럼 스쳐 지나가는 경험을 했다. 내가 기대하지 않았던 공백들을 메꿔주는 책이고, 이제까지 마음챙김에 대한 흐릿한 인식의 해상도를 맑고 뚜렷하게 높여주는 책이다. 자신에게 주의력결핍장애가 있다는 작가의 말이 믿어지지 않을 정도로 이 책은 문제를 맹렬하게 쫓는 힘이 있다. 

저자의 날카로운 비판의식이 가장 빛났던 부분은 5장 "자아가 존재하지 않는다는 주장은 과연 진실인가" 였다.  내가 마음챙김 책들을 읽으면서 무아의 개념에 대해 너무 문제의식 없이 순순히 안이하게 받아들였다는 생각이 들었다. 저자는 다른 대상의 무상성을 인식하는 의식 자체도 없을 수 있는지, 그 무상성을 판별하는 주체가 없을 수 있는지에 대해 주류불교의 주장을 그대로 따라가지 않고, 이제까지의 불교 전파 과정에서 덧붙여졌을 해석들을 배제하고 순수하게 붓다 최초의 설법에 대한 해석에 집중하는 독립적 학자들의 주장을 둘러보게 해준다. 결국에는 무아라는 개념의 난해함에 크게 개의치 말고 초기부터 불교 전통의 일부라고 누구나 동의하는 자아개념만 자신에게 유용한만큼 받아들이라고 하지만 진지하게 무아의 개념을 염두에 두고 마음챙김을 받아들이려고 했다면 언젠가는 맞딱뜨려서 혼란이 생겼을 문제에 미리 선을 그어줘서 고마웠다.

그러나 붓다의 말과 의도에 관한 많은 의견 불일치에도 불구하고, 초기부터 불교 전통의 일부라고 누구나 동의하는 주제는 있다. 그 중 하나가 우리가 가진 자아 개념은 실제의 진실과 크게 동떨어져 있다는 점이다. 우리는 대개 자아가 ‘통제‘와 ‘시간상 견고한 지속‘ 이라는 속성을 지녔다고 믿지만 면밀히 살피면 나라는 존재는 내 마음대로 통제할 수 없는 부분이 많으며 시간의 흐름에서 고정적 실체를 지니지 않은 유동적인 존재이다. - P102

이것이 내가 공의 교리를 이해하는 방식이다. 그리고 이것은 실제로 불교 학자들이 널리 인정하는 방식이기도 하다. 여기서 공은 모든 사물이 존재하지 않는다는 의미가 아니라, 존재한다고 여겼던 사물의 본질이 실은 존재하지 않는다는 의미이다. 공을 지각한다는 것은 데이터의 중심에 있는 특정 대상에 관한 이론을 세워 그것을 ‘본질‘이라는 말로 요약하지 않고 날것의 감각 데이터만을 지각하는 것을 말한다. - P201

레몬밤 2019-10-09 공감(3) 댓글(0)
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마이페이퍼  불교는 왜 진실인가

불교와 뇌과학(뇌과학으로 보는 불교)을 다룬 책은 몇 권 되는데, 불교와 진화심리학을 주제로 책은 생각나지 않는다. 로버트 라이트의 <불교는 왜 진실인가>(마음친구)가 처음이지 않을까 싶다. ‘진화심리학으로 보는 불교의 명상과 깨달음‘이 부제.

익숙한 저자여서 놀랐는데 로버트 라이트는 <3인의 과학자와 그들의 신>(정신세계사)을 필두로 하여 진화심리학 소개서 <도덕적 동물>(사이언스북스)로 널리 이름을 알린 과학 저널리스트이다(이후에 <넌제로>와 <신의 진화>도 번역되었다). 

그가 불교에 관심을 갖고서 프린스턴대학에서 일반 대중을 상대로 ‘불교와 현대심리학‘을 강의했고 책은 그 결과물이다.

˝인간이 괴로움을 겪는 근본 원인이 세계를 있는 그대로 명료하게 보지 못하는 미망 때문임을 진화심리학의 렌즈로 살핀 뒤, 미망을 걷고 괴로움을 줄이는 실제적 처방으로 불교의 마음챙김 명상에 주목한다. 그밖에 공과 무아, 열반과 깨달음 등 불교의 주요 주장에 담긴 진리성을 형이상학과 도덕, 인간 행복의 차원에서 살핀다.˝

도올 선생의 불교 강의를 유튜브에서 보다가 불교 관련서도 몇 권 장바구니에 넣고 부모님 댁을 찾으며 이 책도 손에 들었다. 주말에는 책이사도 해야 하는데 책장을 비우기 전에 마음부터 비워야겠다...

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로쟈 2019-02-04 공감 (31) 댓글 (0)
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직업적 포부와 짝 구하기 새창으로 보기
<불교는 왜 진실인가>에서 예상할 수 있는 내용은 아니지만 진화심리학 연구 성과로 참고할 만하다. ‘직업적 포부와 짝 구하기 모드‘. 한데 결과는 예상을 벗어나지 않는군. 우리가 다 알고 있는 ‘진화적 무의식‘을 지식의 영역으로 끌어낸 정도라고 봐아겠다.
로쟈 2019-02-04 공감 (29) 댓글 (0)

알라딘: 신의 진화

알라딘: 신의 진화

신의 진화   
로버트 라이트 (지은이),허수진 (옮긴이)동녘사이언스2010-01-20원제 : The Evolution of God



신의 진화

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736쪽152*223mm (A5신)1030gISBN : 9788990247476
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책소개사랑과 희생, 도덕적 관념 같은 인간 본성의 특징이 자연선택의 산물이라는 내용을 담은 책. 역사학, 인류학, 철학, 고고학, 진화생물학이라는 프리즘을 꺼내 들고 고대 바빌론 시대부터 9.11 이후까지 ‘신’의 기원과 발달과정을 추적하며 이 문제를 풀어 나간다. 또한, 우리가 인식하는 신의 진화와 종교의 성숙을 통해 현 상태를 진단하고 그에 대한 해결책을 모색하는 출발점을 제공한다.

종교는 기본적으로 선도, 악도 아니며 자연선택에 의해서 진화해 왔으며, 사람들이 신을 바라보는 시각의 변화에 따라 발전해 왔다고 설명한다. 결국 종교는 점점 더 많은 집단의 사람들을 사랑하고 배려하는 관용의 대상에 포함시켜 왔고, 그 대상의 범위를 오늘날까지 확대시켜 오고 있다고 말해준다. 또한, 종교가 편협함과 전쟁을 조장해 오기는 했지만 전체적으로 볼 때, 선을 향해 움직이고 있다고 알려준다.
목차
옮긴이의 글
들어가는 말

1부 신의 탄생과 성장
1장 최초의 신앙
2장 샤먼
3장 족장 사회의 종교
4장 고대국가의 신들

2부 아브라함 일신신앙의 출현
5장 고대 이스라엘의 종교, 다신신앙
6장 다신신앙에서 일신 숭배로
7장 일신 숭배에서 일신신앙으로
8장 필론 이야기
9장 신의 알고리즘, 로고스

3부 기독교의 발명
10장 예수는 이렇게 말했다
11장 사랑의 사도
12장 적자생존의 기독교
13장 구세주가 된 예수

4부 이슬람의 승리
14장 꾸란
15장 메카
16장 메디나
17장 지하드
18장 무함마드

5부 글로벌 신이 될 것인가?
19장 도덕적 상상력
20장 우리는 특별한가

맺는 말 - 그런데 신이란?
부록 - 인간의 본성이 어떻게 종교를 탄생시켰는가?
번역에 관한 참고사항
감사의 말
참고문헌
찾아보기
한영 인명대조표

접기
책속에서
P. 9 저자는 종교와 신의 기나긴 여정을 이 한 권의 책에 담았다. 종교학, 진화심리학, 역사학, 고고학, 인류학, 철학을 넘나드는 방대한 지식을 동원해 원시시대의 수렵채집 사회에서부터 족장 사회, 고대국가, 현대사회에 이르기까지 종교와 신이 어떻게 발전해 왔고, 성숙해 왔는지를 한눈에 보여 준다. 이 어마어마한 정보를 한꺼번에 접할 수 있다는 것만으로도 이 책을 읽는 재미는 충분하다.
그러나 읽는 재미가 전부는 아니다. 저자는 유대교와 기독교, 이슬람교에 대한 기존의 정설과 통념을 무너뜨린다. 그리고 그것을 날카로우면서도 차분하게 설명하고 있다. 그러나 그러한 도발적이고 획기적인 논리는 당장 종교를 비판하기 위한 것이 아니다. 종교들이 더욱 성숙할 수 있고 조화롭게 공존할 수 있을 것이라는, 과학과 종교가 양립할 수 있을 것이라는 희망의 증거를 제시하기 위한 것이다.  접기
P. 15 이제 정말 대답하기 어려운 문제가 남았다. 종교가 이 과업을 어떤 방법으로 감당할까? 종교는 어떤 식으로 과학에, 다른 종교에 적응할 것인가? 발전된 과학과 급속한 세계화의 시대에 적합한 종교는 어떤 모습일까? 어떤 목적을 가리키고 어떤 방향을 제시할 것인가? 진실로 종교라 불릴 자격이 있고, 이 혼란스러운 세계에서 사람들에게 지침과 위안을 주고, 나아가 세상을 덜 혼란스럽게 만들 수 있는 지적으로 정직한 세계관은 존재할까? 이에 대해 내가 분명한 답을 가지고 있노라고 큰소리칠 수는 없다. 그러나 신에 대한 이야기를 풀어 나가면서 자연스럽게 분명한 실마리를 찾을 수 있을 것이다.  접기
추천글
로버트 라이트는 놀라운 발견의 세계로 우리를 초대한다. 유대교, 기독교, 이슬람교의 진화에는 패턴이 있으며, 그들의 성서에는 ‘숨겨진 암호’가 존재한다는 것이다. 저자는 이들 종교가 오늘날 어떻게 조화로운 방향으로 갈 수 있는지 종교의 기원과 발달과정을 살피며 그 길을 모색한다. 더 나아가 과학과 종교가 화해할 수 있다는 가능성도 제시하며, 신에 대한 우리의 전통적 관념이 어떻게 잘못됐든 그 신들의 진화는 우리가 살아가는 세계에 긍정적인 작용을 할 것이라고 말한다. 이 책은 신에 대한 관념과 신이 어디서 왔고, 신과 우리가 이제 어느 곳을 향해 움직일 것인가에 관한 독자들의 생각을 완전히 바꾸어 놓을 것이다. - 인문사회과학출판인협의회(인사회) 
사랑과 희생, 도덕적 관념 같은 인간 본성의 특징이 자연선택의 산물이라는 내용을 담은 책. 역사학, 인류학, 철학, 고고학, 진화생물학이라는 프리즘을 꺼내 들고 고대 바빌론 시대부터 9.11 이후까지 ‘신’의 기원과 발달과정을 추적하며 이 문제를 풀어 나간다. 또한, 우리가 인식하는 신의 진화와 종교의 성숙을 통해 현 상태를 진단하고 그에 대한 해결책을 모색하는 출발점을 제공한다
- 인문사회과학출판인협의회(인사회) 
이 책을 추천한 다른 분들 : 
중앙일보 
 - 중앙일보(조인스닷컴) 2010년 2월 6일자
조선일보 
 - 조선일보 Books 북Zine 2010년 2월 6일자 '북카페'
한겨레 신문 
 - 한겨레 신문 2010년 2월 6일 지성 새책
저자 및 역자소개
로버트 라이트 (Robert Wright) (지은이) 
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프린스턴 대학에서 공공문제와 국제관계, 그리고 진화심리학의 전신인 사회생물학을 공부했다. 다양한 미디어를 통해 진화심리학, 역사, 종교, 전쟁, 기술 등의 주제로 대중과 소통하는 저널리스트의 경력을 쌓아왔다. <뉴요커> <애틀랜틱> <타임> <뉴리퍼블릭> 등 주요 잡지에 칼럼을 기고했으며 <사이언스> 기자로 근무하며 쓴 과학, 기술, 철학에 대한 칼럼으로 ‘미국 잡지상’을 수상했다. 첫 번째 저서인 『세 과학자와 그들의 신』(1989)이 ‘전미 도서비평가 협회상’을 수상하며 주목받는 저술가로 부상했다. 그의 두 번째 책 『도덕적 동... 더보기
최근작 : <불교는 왜 진실인가>,<신의 진화>,<넌제로> … 총 122종 (모두보기)
허수진 (옮긴이) 
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이화여자대학교 영어영문학과를 졸업하고, 같은 대학교 통역번역대학원을 졸업했다. 번역한 책으로는 <신의 진화>, <잡동사니로부터의 자유>, <속임수의 심리학>, <당신의 영혼을 깨우는 1분> 등이 있다.
최근작 : … 총 10종 (모두보기)
출판사 제공 책소개
“신도 인간처럼 진화해 왔다!”
<도덕적 동물>, <넌제로>의 과학저술가 로버트 라이트가 제안하는
종교와 과학, 문명과 문명, 종교와 종교 간의 전쟁을 끝낼 새로운 해법!

누구나 한 번쯤은 신이 존재할까? 하는 생각을 해 보았을 것이다. 이런 문제를 깊이 고민하는 사람들은 조금 더 나아가 “왜 종교는 혼란의 시대, 사람들에게 위안을 주지 못하고 서로 미워하고 전쟁을 벌이는가?”라는 의문도 가졌을 것이다. 사랑과 희생, 도덕적 관념 같은 인간 본성의 특징이 자연선택의 산물이라는 내용을 담은 <도덕적 동물>의 저자 로버트 라이트가 이런 문제를 풀기 위해 나섰다. 라이트는 역사학, 인류학, 철학, 고고학, 진화생물학이라는 프리즘을 꺼내 들고 고대 바빌론 시대부터 9?11 이후까지 ‘신’의 기원과 발달과정을 추적하며 이 문제를 풀어 나간다.

이 책의 가장 큰 특징은 종교를 비판하면서도 희망과 낙관적인 미래를 제시한다는 점이다. 글로벌 시대라고 하지만 우리는 여전히 문화의 충돌, 종교 간 대립, 민족 간 대립을 목격하고 있다. 라이트는 또 다른 차원의 대립인 과학과 종교의 충돌이 사라지고 서로 공존할 수 있는 가능성을 긍정적으로 부각시켰다. 아울러 이 책은 우리가 인식하는 신의 진화와 종교의 성숙을 통해 현 상태를 진단하고 그에 대한 해결책을 모색하는 출발점을 제공할 것이다.

종교는 말살해야 할 정신의 바이러스일까? 과학은 정말로 종교의 자리를 대체할 수 있을까?
진화론의 후예 로버트 라이트, 과학과 종교가 벌이는 전쟁터에 뛰어들다!

극단적인 무신론을 둘러싼 종교와 과학 간의 대립이 심상치가 않다. <신은 위대하지 않다>를 쓴 미국의 대표적 진보 지식인 크리스토퍼 히친스는 “종교가 없어져야 세상이 좋아질 것”이라고 했고, <종교의 종말>의 저자 샘 해리스는 “종교와 과학은 충돌할 수밖에 없는 제로섬 게임일 수밖에 없다”라고 단언한다. 여기에 신경과학, 분자생물학, 동물행동학, 진화심리학과 같은 종교 비판의 무기가 더해지면 점입가경의 세계가 펼쳐지는데, 그 중심에는 <이기적 유전자>로 일약 스타덤에 오른 진화생물학자 리처드 도킨스가 있다. 도킨스는 2006년에 출간한 <만들어진 신>을 통해 “신(God)은 망상일 뿐이며, 종교는 말살해야 할 정신의 바이러스”라는 주장을 펼쳐 종교계의 거센 반발을 불러일으켰다. 도킨스의 철학적 대변자 역할을 자처하는 미국 터프츠대학교 인지과학연구소의 대니얼 데닛 역시 종교를 초자연적 현상이 아닌 자연 현상으로 해부한 <마법 깨뜨리기(Breaking the Spell)>(동녘사이언스 2010년 번역 출간 예정)를 출간해 종교인들의 간담을 서늘하게 했다.

비교적 종교 간 갈등이 심하지 않은 우리나라의 경우는 어떨까. 2009년에 사단법인 한국창조과학회가 “진화론만 가르치는 교과서는 위헌”이라며 헌법소원을 낸다고 해서 진화론 대 창조론 논쟁이 불붙었고, 연이어 종교비판서가 여럿 출간되면서 독자들의 폭발적 호응을 불러일으켰다. 도킨스의 <만들어진 신>은 국내에서 인문서로는 이례적으로 10만 부 이상 판매되는 기염을 토했고, 목사?종교학자?과학철학자가 종교 논쟁을 벌인 책 <종교전쟁>(2009)이 출간되면서 다시 한 번 과학 대 종교 논쟁에 불씨를 놓았다. 2007년에 한 기독교 교회에서 아프칸에 보낸 선교 봉사단이 탈레반에 의해 피랍되는 사건이 발생한 이후, 한국 기독교에 대한 비판과 자성의 목소리가 높아지기도 했다. 이는 경직된 기독교가 미국을 잘못된 길로 끌고 간고 있다는 반성적 성찰에서 나온 미국의 무신론 열풍처럼, 우리나라에서도 종교와 종교, 문명과 문명, 종교와 과학의 갈등이 심해지고 있다는 것을 보여준다.


한 급진적 문화진화론자가 펼치는 새로운 종교.과학론
종교와 과학, 문명과 문명, 종교와 종교 간 화해와 통합의 길을 모색하다!

로버트 라이트는 진화심리학의 관점에서 인간의 감정과 도덕관의 변화를 살핀 <도덕적 동물>(1994년 국내에 번역 출간됨)을 출간하면서 단숨에 진화심리학을 대표하는 과학저술가로 부상한 저널리스트다. 이 책은 전 세계의 무신론 열풍의 흐름을 지휘하는 사령관 격인 사회생물학의 창시자 에드워드 윌슨, ‘이성과 과학을 위한 리처드 도킨스 재단’을 설립해 미국 전역을 돌며 무신론 캠페인에 앞장선 리처드 도킨스, 병으로 죽을 고비를 넘긴 후 내가 고마워해야 할 것은 “신(神)이 아닌 선(善)한 것(‘Thanks God’을 패러디한 ‘Thank Goodness’)”이라고 말했다는 인지과학의 대가 대니얼 데닛의 반(反)종교관에 대한 로버트 라이트의 입장 표명이다.

이 책은 기본적으로 진화심리학의 관점에서 종교와 과학을 이야기한다. 하지만, 도킨스의 무신론처럼 극단적인 주장을 펼치지는 않는다. 오히려 이 책은 종교를 조심스럽게 비판하면서도 낙관적인 관점에서 종교의 미래를 논한다. 이 책의 핵심은 제목에서 보듯이 인간이 진화해 왔듯 신도 진화해 왔다는 것이다. 여기서 ‘신’은 하나님이나 알라, 예수 같은 특정한 신 자체를 지칭하는 개념은 아니라 인간 혹은 신자들이 인식하는 ‘신’을 의미한다. 그는 인간이 생물학적, 도덕적, 사회적으로 진화해 왔음을 인류학의 시선으로 들여다 본 전작 <넌제로Nonzero>에서처럼, 역사학?인류학의 프리즘으로, 그러한 신 혹은 종교가 수렵채집사회, 족장사회의 원시종교에서 고대국가의 다신신앙을 거쳐 어떻게 유대교, 기독교, 이슬람교의 일신신앙으로 진화되어 왔는지를 면밀히 추적한다.
복수와 응징의 신에서 사랑과 관용의 신으로…… 신도 인간처럼 진화한다!
종교, 역사, 철학, 고고학, 인류학, 사회학을 종횡무진 넘나들며 엮어내는 방대한 지식의 연결고리

로버트 라이트가 종교를 보는 입장은 명확하다. 종교는 기본적으로 선도, 악도 아니며 자연선택에 의해서 진화해 왔으며, 사람들이 신을 바라보는 시각의 변화에 따라 발전해 왔다는 것이다. 다신신앙에서의 신은 보통 복수와 응징, 무섭고 편협한 모습을 보였다. 그러나 일신신앙으로 바뀌어가는 과정을 추적한 결과 그런 신이 점차 사랑, 관용, 이해의 신으로 성숙해 왔다는 점을 라이트는 발견한다. 종교전쟁, 성전, 종교박해 등으로 그러한 흐름이 중단되고 또, 역행하기도 했지만 결국 종교는 점점 더 많은 집단의 사람들을 사랑하고 배려하는 관용의 대상에 포함시켜 왔고, 그 대상의 범위를 오늘날까지 확대시켜 오고 있다고 말한다. 종교가 편협함과 전쟁을 조장해 오기는 했지만 전체적으로 볼 때, 선을 향해 움직이고 있다는 것이 라이트의 관점이다.

라이트는 종교가 이렇게 포용력을 넓힌 데 결정적 역할을 한 것이 바로 ‘도덕적 상상력’의 확장이라는 견해를 피력한다. 여기에서 말하는 ‘도덕적 상상력’이란 타인의 입장에서 타인의 마음을 들여다보려는 노력을 의미하는데, 라이트는 이것을 게임이론으로 설명한다. 수렵채집사회에서 점점 규모가 크고 복잡한 사회로 발전하면서 많은 사람들이 다른 사람과 넌제로섬(non-zero sum) 게임을 벌인다는 것을 인식하게 된다는 것이다. 즉, 타인의 이익이나 행동이 자신의 이익이나 행복과 정비례관계에 있다는 것을 인식하고 타인과 타인의 종교에 관용적이고 포용적인 태도를 취하게 된다고 말한다. 수렵채집사회 이후로 인간은 그런 넌제로섬 상황에 많이 직면하게 되고, 인간은 그런 유연한 태도를 발휘해서 타인과의 넌제로섬 관계를 유지해 나간다. 통합된 제국의 다양한 종족의 국민을 다스리기 위해, 교역국가와의 관계를 매끄럽게 하기 위해, 때로는 바울처럼 전 세계에 기독교라는 종교를 전파하고 그 교단을 확장하기 위해서 종교는 관용과 사랑을 표방해 왔다는 것이다. 라이트는 종교의 교리나 성서의 해석이 시대와 상황에 맞게 달라진 것도 일종의 유연적인 태도 때문이라고 해석한다. 다양한 해석의 여지를 갖고 있는 성서의 이런 유연적 태도가 선을 향한 종교 진화에 긍정적인 효과를 발휘했다는 것이다.


종교와 과학, 종교와 종교는 양쪽 모두가 도덕적 상상력을 발휘해야 하는 넌제로섬 게임이다!
점점 심각해지는 종교적 극단주의를 멈추고 조화로운 미래의 삶을 위한 우회적 경고

라이트는 종교가 선을 향해 움직여 오긴 했지만 갈 길이 더 남았다고 말한다. 도덕적 상상력을 계속해서 발휘하고 넌제로섬 관계를 인식하려는 노력을 계속해야 한다는 것이다. 특히 글로벌화가 계속되고 많은 사람들이 점점 더 가까워지면서 넌제로섬 영역은 더욱 확대될 것이며, 아브라함의 세 종교가 같은 배를 타고 있다는 운명의 넌제로섬 관계를 인식하고 이에 적절히 대처하지 못한다면 인류가 모두 물에 빠지는 비극을 면치 못하게 될 것이라고 말한다. 글로벌 시대라고 하지만 우리는 여전히 문화의 충돌, 종교 간 대립, 민족 간 대립을 목격하고 있다. 이 책은 우리가 인식하는 신의 진화와 종교의 성숙을 통해 현 상태를 진단하고 그에 대한 해결책을 모색하는 출발점을 제공할 것이다

더불어 저자는 도덕적 방향성, 인간이 인식하는 신의 일관성 있는 진화 자체가 신의 존재에 관한 논란을 잠재울 수 있는 열쇠가 될 수도 있다는 흥미로운 주장을 펼친다. 명확하게 신이라고 부를 수는 없지만, 종교가 이러한 일관된 도덕적 방향성을 지닌 채 발전해 왔다는 것 자체가 분명 어떤 보이지 않는 힘이나 우주 너머의 초월적 존재 또는 도덕적 진리 또는 신이라고 부를 수 있는 그 무엇가가 존재한다는 증거일 수 있다는 것이다. 그 보이지 않은 힘을 종교 신자들처럼 신이라고 부르든 아니든 그건 중요하지 않다는 것이다. 이런 측면에서 저자는 과학과 종교의 통합 또는 공존의 가능성도 제시한다. 이 책은 열렬한 종교 신자나 극단적 무신론자나 과학 맹신주의에 빠진 과학자들에겐 환영받지 못할 수 있지만, 이 세상의 대다수를 차지하는 평범한 사람들(신자든 신자가 아니든)에게 넓은 안목으로 현실을 파악할 수 있는 디딤돌이 될 수 있을 것이다.


예수는 사실 원수를 사랑하라고 말한 적이 없다?
무함마드는 한때 다신신앙에 눈을 돌렸던 정치적 실용주의자다?
사도바울이 기독교라는 프렌차이즈를 전 세계로 확대시킨 사업가였다?
책 읽는 흥미를 돋우는 기존의 통념을 뒤집는 날카로운 발상과 적절한 비유!

우리가 알고 있는 기존의 유대교와 기독교, 이슬람교에 관한 통념을 무너뜨리는 몇 가지 주장도 눈여겨볼 만하다.

-모세가 중동지역에 일신신앙을 정착시켰다고 알려진 것과는 달리, 사실 고대 이스라엘은 바빌론 유수기 이후 때까지 다신신앙국가였다.
-예수는 실제로 “네 원수를 사랑하라”라고 말하지 않았고, 선한 사마리아인을 극찬하지도 않았다. 이러한 잘못된 인용들은 십자가의 수난 이후 성서에 삽입됐다.
-무함마드는 호전적인 종교적 열성당원도 아니었고 인자한 영적 지도자도 아니었다. 그는 그의 공동체를 건립하기 위한 시도로 한때 다신신앙에 눈을 돌렸던 냉정한 정치적 실용주의자였다.

이 밖에도 사도 바울의 복음 활동을 비즈니스 모델과 연관시킨 부분도 흥미롭다. 사도 바울을 기독교라는 프랜차이즈를 전 세계로 확대하려는 CEO로 묘사한 부분, ‘무함마드가 기독교도였을까?’라는 물음을 던지는 부분도 흥미롭다. 접기
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'넌제로섬'이라는 개념에 바탕한 도덕적 진화론 새창으로 보기
저자는 종교의 기원부터 시작해서 일신교 신앙의 발전을 차근차근 따라간다. 종교의 발전은 인간의 도덕적 지경이 넓어진다는 것을 의미하며(부족 -> 국가 -> 인종을 넘어선 제국), 이러한 현상은 물질적 토대에 바탕해서 사회의 질서 유지를 위해 종교가 성공적으로 대응한 면모라고 설명한다. 현재의 일신교는 전지구적으로 하나의 사회가 되어버린 현실에 제대로 대응하지 못하고 있지만(기독교와 이슬람의 갈등), 인류가 살아남기 위해서는 과거의 경우처럼 도덕의 지경을 전지구적으로 넓혀야 한다고 말한다. 사회, 문화적 진화론에 바탕한 시각이며, 인간의 도덕적 지경의 향상이란 반복된 패턴은 신(또는 신성)의 존재를 말해주는 것이 아니냐는 논지로까지 나아간다.

 

여러가지로 재미있는 책.

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