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2025/09/29

若き日の日記 新装版 : 神谷 美恵子: Japanese Books

Amazon.co.jp: 若き日の日記 新装版 : 神谷 美恵子: Japanese Books






若き日の日記 新装版 Tankobon Hardcover – October 11, 2014
by 神谷 美恵子 (Author)
5.0 5.0 out of 5 stars (1)


神谷美恵子(1914-1979)の医学修行時代から東京大学精神科入局初期の日記。
1942年4月から1945年12月まで、戦時下と敗戦直後の激動のなか、「うつわの歌」などの詩、
および文学の創作への思いと、その後の長島愛生園での診療にいたる医学へのこころざしについて、
相克しながらも高めあう可能性への模索が書きとめられている。また、「ひとに奉仕したい自分」と
「自己主張を叫びつづける自分」、書物を通じての精神世界への志向、人間関係の細やかな描写など、
「切れば血の出るような文章を書きたい」という著者のことばそのままに、内面世界をぎりぎりのところまで映し出す。

『生きがいについて』(1966年刊)につながる思索もうかがえ、最晩年の「スイスものがたり」
「ペンドル・ヒル学寮の話」執筆を始めたことも記されている。「見たところは御所人形のようで、
なかは生れたばかりの野うさぎのよう」な著者の魂の躍動と確かな知性から、
いきいきとした姿が浮びあがる日記を新装版でお届けする。
[初版1984年12月発行]

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うさぎ
5.0 out of 5 stars 気品あふれる日記です
Reviewed in Japan on February 6, 2016
Format: PaperbackVerified Purchase
医学と文学の間で揺れ動く筆者の心の動きが瑞々しく描かれています。
外国語、文学、音楽など芸術の素養にあふれた神谷美恵子さんは、子供のころから憧れのの存在でした。
文庫になっている「神谷美恵子日記」よりもこちらの日記の方がいいと思います。
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慢性痛カウンセリングオフィス
5.0 out of 5 stars 生々しい生の軌跡
Reviewed in Japan on October 29, 2009
Format: PaperbackVerified Purchase
『若き日の日記』

さまざまな精神的な多様性と矛盾をかかえた知性の持ち主。
その彼女の日々の生々しい思考と苦悩の軌跡が、読めます。
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